カリスティコが6人タッグマッチで勝利!CMLLアレナメヒコ金曜定期戦

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 12月14日(現地時間)にメキシコ・アレナメヒコで『アレナメヒコ金曜定期戦』が開催された。
 CMLLの活動中心はメキシコシティでアレナ・メヒコでの定期興行が有名である。かつてはEMLL(Empresa Mexicana de la Lucha Libre)と呼ばれていた。今日現存するプロレス団体において世界最古の歴史を持つことが特徴である。1931年、サルバトール・ルテロ・ゴンザレスがアメリカとメキシコの国境にあるエルパソでプロレス興行を見たことからメキシコでのプロレス興行を企画してメキシコシティの廃墟同然のボクシング会場「アレナ・モデロ」と賃貸契約を結び会場を修復して会場名を「アレナ・メヒコ」に変更。1933年、EMLLとして設立。9月21日、アレナ・メヒコにて興行が開催されたのが団体の興りである。
 今大会はカリスティコ、ボラドールJr.、エル・バリエンテのテクニコ軍が、ルードの重鎮ウルティモ・ゲレーロが新生ダイナマイト兄弟を従えたルード軍と激突。初代カリスティコことカリスティコは欠場明けの復活となり、いきなりライバルのゲレーロと6人タッグマッチで激突となった。試合はゲレーロが上手く新生ダイナマイト兄弟と協力して三対一の状況を作ってまずはルード軍が一本先取。しかし、続く二本目はテクニコ軍が逆襲でバリアンテがゲレーロをジャベで仕留めてテクニコ軍が取り返した。そして三本目は、ボラドールJr.のカナディアン・デストロイヤー、そしてカリスティコのラ・ミスティカの共演でテクニコ軍が勝利。カリスティコが満点の勝利でアレナメヒコ金曜日復帰となった。
 セミファイナルでは、ディアマンテ・アスール、アンヘル・デ・オロ、ニエブラ・ロハのテクニコ軍とショッカー、レイ・ブカネロ、ベスティア・デル・リングのルード軍が激突。特にブカネロはロハとのカベジェラ戦(敗者、髪切りマッチ)で敗れて坊主になったこともあり、復讐に燃えている。試合は、まずアスールがリングを仕留めてテクニコ軍が一本先取。続く二本目は、オロがジャベでショッカーを下すが、すぐにリングがオロからフォールを奪う。そしてリングでは因縁のロハとブカネロが対峙。ここでショッカーがレフェリーの気をそらすと、ブカネロは反則のローブローを食らったと嘘のアピールをしたのだった。レフェリーは一瞬騙されそうになったが、ルード軍を信用せずテクニコ軍の勝利を宣言。テクニコ軍がストレートで勝利した。

■ CMLL アレナメヒコ金曜定期戦
日時:2018年12月14日(現地時間)
会場:メキシコ・アレナメヒコ

<6人タッグマッチ>
○カリスティコ、ボラドールJr.、エル・バリエンテ
 2-1
●ウルティモ・ゲレーロ、サンソン、クアトレロ。

<6人タッグマッチ>
○ディアマンテ・アスール、アンヘル・デ・オロ、ニエブラ・ロハ
 2-0
●ショッカー、レイ・ブカネロ、ベスティア・デル・リング

<シングルマッチ>
○フォラステロ
 ピンフォール
●ソベラノJr.