9・30船木誠勝デビュー33周年記念大会直前見所コラム~同期、先輩、そしてX……。33周年の船木が33分3本勝負に挑戦!更に、13年ぶりに真説タイガーマスクに変身しスーパー・タイガーとタッグ!菊田早苗とアレクサンダー大塚の遺恨対決も実現!

 船木誠勝が9月30日(日)に大阪・エディオンアリーナ第2競技場(大阪府立体育会館)で『甦ったサムライ 船木誠勝デビュー33周年記念大会』を開催する。祝福ムードを打ち消すように、船木は3選手と33分3本勝負で対戦することになった。
(文:村上謙三久)

■Hybrid Fitness presents 闘宝伝承2018 
『甦ったサムライ 船木誠勝デビュー33周年記念大会』
日時:2018年9月30日(日)開場11時30分 開始12時30分
会場:エディオンアリーナ第2競技場(大阪府立体育会館)

■なぜ「33周年記念」なのか?

 船木は1985年3月3日、新日本プロレスでわずか15歳でデビュー。その後、新生UWF、プロフェッショナルレスリング藤原組で活躍。パンクラスを旗揚げすると、世に生まれたばかりの総合格闘技に身を投じる。2000年に引退したが、7年後に復帰。2009年にはプロレスのリングに舞い戻り、全日本プロレス、WRESTLE-1で活動した。2015年にフリーに転身。デスマッチやマスクマンとしてのファイトも経験して活躍の場を広げると、現在は大阪に拠点を置き3年目、様々な団体に積極的に参戦している。

 本来ならば、区切りの30周年で記念興行を開催するのが筋だが、ちょうどフリーになった時期と重なって、行うことができなかった。そこで、40代最後の年となる2018年に33周年の記念イベントを計画。デビュー記念日となる3月3日に、自身がプロレスラーを志すキッカケとなった初代タイガーマスクこと佐山サトル総監と“過激な仕掛け人”新間寿氏を招いて、トークショーを行った。そして今回、満を持して記念興行を開催することになった。

■同期、先輩、そしてXとの3本勝負

 船木はメインイベントで「33周年記念試合」と銘打ち、33分3本勝負に挑む。対戦相手はAKIRA、佐野巧真、そしてXの3人……全て「3」並びだ。船木が今、戦いたい相手を選んだという。

 AKIRA(野上彰)は新日本時代の同期。入門した船木が初めてスパーリングをやった相手であり、また最初に関節を極められた相手でもある。船木の新日本退団後、違う道を歩んで交わることはなかった。しかし、船木がプロレス復帰を果たすと接点が生まれ、2014年のWNC4・25後楽園ホール大会では久々の一騎打ちが実現した。

 この試合で勝利した船木は「次があるかわからない。すぐにあるかもしれないし、当分ないかもしれないし、これが最後かもしれない。野上さんとの運命を待ちます」と語っていた。同年10月に行われたプロレスと演劇を融合したイベント『AKIRA30周年記念生前葬 地獄から来たチャンピオン』でも“共演”しているが、一騎打ちは4年ぶりとなる。同期の橋本真也はこの世を去り、蝶野正洋は4年以上リングから遠ざかっていて、武藤敬司は両ヒザを手術して長期欠場を余儀なくされている。そんな状況の中、未だにグッドコンディションをキープしている同期の2人が33周年の大舞台で邂逅する。

 もう1人の相手・佐野は新日本時代の1年先輩。奇しくも同じ3月3日にデビューしている。2人はヤングライオンとしてしのぎを削ったが、のちにどちらも新日本を離脱。しかし、SWSのリングで接点が生まれる。藤原組の一員として参戦した船木は、当時SWS所属だった佐野と91年に2度対戦。不穏な空気が漂う興行の中で、真っ向勝負を繰り広げて大きなインパクトを残した。

 その後、佐野はUWFインターナショナル、キングダムを渡り歩き、PRIDEにも参戦した。総合格闘技から再びプロレスのリングに活動の場を移し、プロレスリング・ノアに入団。2012年からフリーに転身した。その歩んできた道は船木とオーバーラップする。

 2人はSWS以降、交わることはなかったが、東日本大震災の復興支援として2011年8月に日本武道館で開催された『ALL TOGETHER』で、獣神サンダー・ライガーを加えたトリオが実現。2016年に勃発した大仁田厚率いるFMW軍とUWF軍の抗争では共闘した。船木にとってAKIRAに負けない深い繋がりがある相手となる。

 これに未発表のXが加わる。AKIRAや佐野と同様に過去を掘り下げる相手なのか、それとも若い選手に胸を貸すのか、現時点では明らかになっていないが、大きなテーマを持つ戦いになりそうだ。


■真説タイガーマスクにも変身!

 さらに、船木はもう1試合、特別な一戦に挑む。それは「真説タイガーマスク」としてのデビュー戦だ。『真説タイガーマスク』とは、2005年に発表された映像作品。当時、引退して俳優業に挑んでいた船木がタイガーマスク役を担当した。初代タイガーマスク(佐山サトル)から直接技術指導を受け、それがのちのプロレス復帰やリアルジャパンプロレス参戦に繋がっている。

 船木は記念興行に合わせて、13年ぶりに真説タイガーマスクに変身。リアルジャパンマットで激闘を繰り広げたスーパー・タイガーとタッグを組み、3代目タイガーマスクだった金本浩二、謎の虎戦士スーパー・ブラック・タイガーを迎え撃つ。タイガーマスクに強い思い入れを持つ船木だけに、見逃せない試合になりそうだ。

■菊田早苗とアレクサンダー大塚が危険な再会! 師匠・藤原喜明も参戦

 船木自身が絡まない対戦カードも要注目。セミファイナルでは菊田早苗とアレクサンダー大塚の遺恨試合が組まれた。両者は2002年4月、PRIDEの横浜アリーナ大会で対戦。プロレスと総合格闘技、二足のわらじを履いて大きな人気を博した大塚と、プロレスを揶揄する発言で物議を醸した菊田による一戦は不穏な空気を巻き起こした。大塚は執拗に菊田を挑発。試合自体は菊田が判定勝ちを収めたものの、大塚が急所蹴りを放つ場面もあり、後味の悪い試合となった。

 そんな2人がプロレスのリングで向かい合うのは非常に刺激的だ。大塚は冨宅飛駈、菊田はKEI山宮と組んで対戦。大塚が元パンクラス勢に囲まれる形となる。16年の時が過ぎ、ともに落ち着いたベテランになっているとはいえ、試合を前に過去の因縁を蒸し返し、ブログやSNS上で舌戦を繰り広げている。試合のタイトル通り、「遺恨決着」となるのか? それとも「遺恨再燃」となるのか? どちらにせよ見逃せない一戦になりそうだ。

 第5試合には船木の師匠・藤原喜明が登場する。パンクラス旗揚げ時に袂を分かった2人だが、昨年船木が頭を下げて関係が修復。そんな藤原は、元UWF戦士を師匠に持つ池本誠知とタッグを組み、元空手家の青柳政司&パンクラス所属の伊藤崇文と激突する。

 また、藤原と同じく大ベテランのザ・グレート・カブキが一日限りの復活を果たし、「松竹芸能vs西口プロレス」の6人タッグマッチに登場。100kg近くのダイエットを果たした安田大サーカス・HIROのプロレス参戦も話題になっており、笑いが絶えない明るく楽しい戦いが期待できそう。

 その他、船木の愛弟子・近藤有己の特別スパーリング、大阪を拠点に活動中の3選手による3WAYマッチなども予定。天龍源一郎や田中稔の来場も予定されている。船木が歩んできた波瀾万丈の33年間を紐解くような見所満載の大会になりそうだ。


【大会概要・対戦カード・特別来場者】
■ Hybrid Fitness presents 闘宝伝承2018 
『甦ったサムライ 船木誠勝デビュー33周年記念大会』
日時:2018年9月30日(日)開場11時30分 開始12時30分
会場:エディオンアリーナ第2競技場(大阪府立体育会館)
■主催 闘道館Y1968
■後援 松竹芸能株式会社
■協力 リアルジャパンプロレス、道頓堀プロレス
■お申込み→イープラスhttp://eplus.jp/funaki/(PC&携帯)
ファミリーマート店内Famiポート他。
■お問合わせ 
闘宝伝承実行委員会090-1895-1581

【対戦カード】
<メインイベント 船木誠勝デビュー33周年記念試合 33分3番勝負>
船木誠勝 vs. X
船木誠勝 vs. 佐野巧真
船木誠勝 vs. AKIRA

<セミファイナル 時間無制限1本勝負 遺恨決着!>
菊田早苗&KEI山宮 vs. アレクサンダー大塚&冨宅飛駈

<第5試合 スペシャルタッグマッチ 33分1本勝負>
藤原喜明&池本誠知 vs. 青柳政司&伊藤崇文

<第4試合 特別公開スパーリング 3分1R>
近藤有己 vs. 武士正

<第3試合 真説タイガーマスクデビュー戦 33分1本勝負>
真説タイガーマスク&スーパー・タイガー vs. 金本浩二&スーパー・ブラック・タイガー

<第2試合 大阪スペシャル3WAYマッチ 33分1本勝負>
ビリーケン・キッド vs. 松山勘十郎 vs. ユン・ガンチョル

<第1試合 ザ・グレート・カブキ 1日限定復活 松竹芸能 vs 西口プロレス 33分1本勝負>
若翔洋&安田大サーカス HIRO &代走みつくに with 山石名人
vs.
アントニオ小猪木&ジャイアント小馬場&賀川照子withザ・グレート・カブキ

<第0試合 サンテレビ 聞き上手選手権>
山石名人 vs. 西口軍

<特別来場>
天龍源一郎、田中稔、スペシャルゲス


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