[週刊ファイト9月27日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼井上譲二の『週刊ファイト』メモリアル第47回
情報先取りの『ファイト』はいつの時代も悪者扱い
・『週刊ファイト』ほど孤軍奮闘したメディアはなかった
・仲田氏は烈火のごとく怒り狂っていたに違いない
・新日プロも、いわゆるスッパ抜きについてはうるさかった
・この情報のウラが取れていたからだ
報道に対するプロレス団体の規制が多過ぎるマット界において『週刊ファイト』ほど孤軍奮闘したメディアはなかった。「あれもダメ、これもダメ」というのが団体側の主張。それに猛反発したのがI編集長であり私だった。私の場合、好き放題に情報を先取りしてヒンシュクを買ったが、さすがに取材拒否された事は1度もなかった。
ノアGM時代の仲田龍氏(故人)の猛烈なクレーマーぶりについてはこの連載でも書いてきたが、報道に対し繊細すぎる仲田氏は団体のイメージアップになる記事に抗議したこともあった。
03年頃、あるスポーツ紙が「ノアの興行人気はどんどん高まっている」と報じたところ、仲田氏から次のような“苦情”が出たという。
仲田龍氏