9・24「Suk Wanchai MuayThai Super Fight vol.5」福田海斗インタビュー

ー福田選手はムエタイを始めてもう何年位になりますか?
1.ジムに入ったのが9歳の時ですから10年くらいですね。10歳の時に初めてアマチュア大会に出て、その後国内のアマチュア大会で40〜50戦くらい試合して、タイで試合をし始めたのが7年前、中学校1年生の時でした。

ー福田選手のデビュー戦は旧ルンピニースタジアムだったとか?
2.はい、ラマ4世通りにあった昔のルンピニースタジアムでした!

ーその時のことは覚えていますか?
3.とても良く覚えています。あの時はまだ100ポンド無かったので(注;タイのメジャースタジアムでは基本的に100ポンド以上の体重(約45kg)がないと試合は出来ないことになっている)、相手との契約体重43kgを予備計量でクリアした後、すぐにご飯を食べて100ポンドまで増やせって。でもなかなか戻らなくて、トレーナーはもっと食え食え!って。やっとの思いで100ポンドをクリアしてすぐにスタジアムの裏で全部吐きましたよ(苦笑)。

―そんな過酷なことがあったんですか!?
でも後から聞いたんですが、だいたい100ポンド付近の選手はみんなそうやってるよって。実際の契約体重とスタジアムの体重を両方クリアしないといけないんです。今思えば普通のことなんですが、あの頃は衝撃的でしたね。

―どんな試合だったのでしょう?
相手はナロンリット・ウォーセンテープという名前の選手で、2R目にローキックを効かされて後半ヒザで盛り返したんですが判定負けでした。スタジアムの雰囲気やギャンブラーの歓声など、当たり前ですが日本のアマチュアでの試合とは全然違ってましたね。当時中学校1年生の自分は心臓が飛び出そうでしたよ(笑)。

―そのデビュー戦から、今まで何戦くらい試合をしているのですか?
4.正確には覚えてないですが、多分50戦から60戦ぐらいだと思います。

―(笑)、タイ人のようですね、そのほとんどがタイでの試合ですよね?
5.はい、ほとんどタイでの試合だと思います。日本で試合したのは・・・5回くらい、かな。

―なぜ日本では試合しないのですか?
6.別にイヤで試合をしないわけではないんですが、ムエタイはタイがやはり本場なので、やるからには1番上を目指したい。そこに辿り着くにはタイで試合するしかないと思うんです。結局、これが一番近道なんですよ。あ、でも日本のプロモーターから試合のオファーがあれば是非やりたいです、よろしくお願いします(笑)。

―日本ではK−1やKNOCKOUTなど、大きく華やかな興行が増えています。出てみたいとは思いませんか?
ん〜、羨ましくないといえば嘘になりますが・・・タイでもっとメジャーな選手になって、一流と呼ばれる選手たちの仲間入りをしたい。そちらの方に集中しているので、今はあまりピンときていないのが現状ですね。ただ、今後K−1やKNOCKOUTのような大会に、自分が相応しい選手になった時に機会があれば出てみたいです!

―今は何を目標に定めていますか?
タイで一流選手と呼ばれるようになりたいのが一番ですね。そのために、まずはラジャダムナンスタジアムのチャンピオンになることを目標としています。

―ラジャダムナンスタジアム のチャンピオンが最終目標ではない、と。
タイはチャンピオンが一番強いというわけではなく、チャンピオンやランキングにいかに長く入っていられるか、が重要なんです。そこを勘違いしちゃいけないんだけど、長くランキングに入っているということはコンスタントにタイで試合をしなきゃいけないし、ある程度勝ち星も必要で。長く試合しなかったり、負けが込んだりすればすぐランキングから外されますし、本当に厳しい世界だなって思います。ムエタイのゴールはチャンピオンじゃないんですよ。

―とはいえ今、福田選手はラジャダムナンスタジアムスーパーフライ級6位にランクインしています。これはとてつもない快挙だと思いますが、ご本人はどう感じていますか?
12.会長やプロモーターの方、応援してくださる方々、皆さんと一緒にここまで来たので感謝しかないです。
ただ、自分はタイでもっと上に行くと思っているので、この程度で快挙というのは・・・あまり思わない。このまま1年くらいずっとランクインしてたら、ちょっとだけ褒めてください(笑)。

ー今は普段、どのような練習をしていますか?
普段のジムワークは会長とのミットを中心とした技術練習が基本ですが、週に一回フィジカルトレーニングで体全体でパワーを発揮できるようにしています。

―タイでの試合と日本の試合、何が一番大きく違いますか?
ギャンブラーの存在だと思います。イヤでもなんでも、ギャンブラーを味方に付けないとタイでは勝てません。日本だったら試合でベストの実力を発揮すればいい。でもタイは試合前の調整や計量から既に試合が始まっているのと同じ。彼らが見ていますから。

―日本の試合のほうが気楽ですか?
どっちも簡単ではありませんよ(苦笑)。日本であれタイであれ自分のやるべきことをやるだけです。

―現在、福田選手を筆頭に志朗選手や名高選手など、タイで活躍する日本人選手が増えています。ズバリ言って、タイで勝つには何が必要だと思いますか?
ズバリ、諦めずコンスタントにタイで試合をする事が必要だと思います。逆に、それが出来さえすれば必ず報われるのがタイだと思う。タイはギャンブルで成り立っていますから、実力均衡が基本です。無茶なマッチメイクはありません。必ず成長していくシステムが出来ていると思います。

―今回の興行でラジャダムナンスタジアムの王座戦の話もあったとか?
はい、でも断らせて頂きました。よくね、この話はあるんですよ。以前も全く知らないタイ人関係者が寄ってきて「タイトルマッチさせてあげるよ。」って。何を目的にそんなこと言ってるのか、まぁ、大体わかりますけど、そのやり方には全く興味がありません。皆さんに理解してほしいのは、ラジャダムナンスタジアムの王座は、スタジアムの王座であってムエタイ世界王座ではないんですよ。スタジアムの中で賭けの中でやらないと逆にフェアじゃないでしょう?

―そのかわり、「True4U」のスーパーフライ級王座決定戦となりました。
まぁ、これもタイの王座ですが、テレビ興行の王座ですからね。獲ったとしてもすぐにまたタイでやらないといけないでしょう。王座どうのこうのじゃなくて、今回はタナデーと試合するというのが大きな意味があると思います。

―対戦相手のタナデー選手とは過去1勝1敗の宿敵ですね?
1勝1敗ですが、タイでの評価は彼の方が上でしょう。自分がタイで試合をし始めた時からすでにタイで有名だった選手ですからね。今でもよく一緒の興行に出たりしますから、会えばお互い挨拶するし戦友であり、宿敵でもあり、目標でもあります。

―どんな作戦でいきますか?
普段通りにやりますが、日本での試合ですからね、倒せる所は倒しにいきますよ。ギャンブラーがいないから賭け率を気にしなくてもいい分ちょっと気楽かな・・・いや、やっぱりそんなことはないですね。

―福田選手が日本で試合するのは、2016年6月の名古屋大会以来2年ぶりとなりますからね。
いやぁ、なんか緊張してきました(笑)。

―それでは、ファンの皆様へメッセージをお願いします。
ここでタナデーに勝てば、次のラジャダムナンの興行ではメインと言われています。そして今年中に一気にタイトルマッチまで進みたい!自分の道が正解だったことを証明したいです。地元ですし、たくさんの方に応援していただけたら嬉しいです。

対戦カード・大会概要

9・24名古屋ムエタイスーパーファイトでAyaka vs. IMARIの最強JK対決!!


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