オースチン・エリーズがファラー・バー相手に王座防衛!インパクト・レスリング!

(C)TNA

 9月13日(現地時間・放送日)に『Impact Wrestling』が放送された。
 インパクト・レスリング(Impact Wrestling)は、アメリカ合衆国のプロレス団体。運営はアンセム・レスリング・エキシビジョンズ(Anthem Wrestling Exhibitions, LLC)。過去に団体名を幾度か変更しており、古い順にNWA-TNA(National Wrestling Alliance : Total Non Stop Action、2002年 – 2004年)、TNA(Total Non Stop Action Wrestling、2004年 – 2016年)、GFW(Global Force Wrestling、2017年7月 – 2017年9月)を名乗っていた。 多くのインディー団体が収入不足により倒産していく中で、経費の最小化で収入を確保する戦略を取っている。それは興行の開催場所の固定と安定した放映収入、そして選手の契約形態に反映されている。ほとんどの選手は専属契約という形ではないため他団体へ出場する選手も多い。また、ほぼ契約選手のみで興行を行うWWEとは対照的に、日本やメキシコなど海外の他団体との交流も積極的に行っている。
 番組冒頭では、現インパクト世界王者であるオースチン・エリーズが、ムース、キラー・クロスという怪物を連れてリングでアピール。ムースとクロスという最強の二人と手を組んで怖いものなしになっているエリーズだったが、そこに、なんとファラー・バーが現れ王座への挑戦をアピールしたのだった。結果、メインでバーがエリーズの王座に挑む事になった。バーは巨漢のサモア系でインディーマットで活躍後、インパクト・レスリング入り。大きな身体ながら、コミカルさもあり、王座戦線に絡む事があまりなかったが、ここにきて世界王座への挑戦に名乗りを上げたのだった。普段、王座戦線に絡んでいない為、新鮮さもあり、会場からはバーへの声援が飛ぶ。体格的には小柄なエリーズが不利だが、キャリアは上、しかし、ビッグチャンスを与えられたバーはハッスルしてエリーズを追い詰めたのだった。巨漢故に、エリーズも必殺のブレーンバスターで持ち上げる事が出来ず、バーのパワーに苦戦する。そしてバーはあわやフォール勝ちという位、追い詰めるが、最後はエリーズがサブミッション技、ラスト・チャンスリーを極め、タップを奪って一本勝ちで王座防衛を果たした。試合後、バーの盟友KMが駆け寄るが、エリーズ、ムース、クロスの三人でKMを襲い椅子でリンチ。結果、悪の三人組がリングを占拠することとなった。
 また、現Xディビジョン王者であるブライアン・ケイジが、コンゴ・コングとシングルマッチを行った。超巨漢のコング相手にケイジは一歩も引かずパワーで真っ向勝負し、最後はF5で叩きつけフォール勝ち。試合後、ケイジはルチャブラザーズに手を貸して、サミ・キャラハン、oVeを迎撃するとアピール。ルチャアンダーグラウンドでは抗争しているペンタゴンJr.とインパクト・レスリングでは共闘するようだ。

■ Impact Wrestling
日時:2018年9月13日(現地時間)
場所:カナダ・オンタリオ州トロント TVテーピング

<インパクト世界王座タイトルマッチ>
○オースチン・エリーズ(王者)
 ラスト・チャンスリー
●ファラー・バー(挑戦者)

<シングルマッチ>
○ブライアン・ケイジ
 ピンフォール
●コンゴ・コング

<タッグマッチ>
○LAX
 ピンフォール
●フラタニティ

<シングルマッチ>
○アリッシュ・エドワーズ
 ピンフォール
●カタリナ

<タッグマッチ>
○ルチャブラザーズ(ペンタゴンJr.。フェニックス)
 ピンフォール
●カルト・オブ・リー