週刊マット界舞台裏’11年12月29日上田馬之助追悼 全日秘策 WWE新王者

【5大会ルポ超特大号】
 2011年度のミルホン版プロレス大賞『鷹の爪大賞2011』において『キノ・ドク賞』という異例の賞を設けた井上譲二記者。
 「この賞は年間を通して最も同情すべき選手に与えられるもの」と説明し全日本プロレスの武藤敬司を選出した。一見、苦境に立たされた武藤を茶化しているように見えるが、そういうつもりは全くなく、武藤・全日プロに同情票が集まるのが狙いだったという。
 「1日でも早く全日プロに立ち直ってもらいたい」と願っている井上記者に、2012年の全日プロを占ってもらった。全日プロはどん底から復活出来るのか? それとも・・・

 1970年代後半から80年代中盤にかけてタイガー・ジェット・シンとの凶悪コンビで一世を風靡した上田馬之助(本名・上田裕司)さんが今月21日午前10時7分、大分県臼杵市の病院で亡くなった。死因は窒息死。71歳だった。
 IWAジャパンに参戦中の96年3月16日、仙台大会終了後に乗っていたワゴン車が大手運送会社の大型トラックに衝突され脊髄損傷の重傷を負った上田さん。この15年間、その後遺症と闘っていたが、最期はバナナがノドに詰まってあっ気なくあの世へ行ってしまった。
 さて上田馬之助と言えば、悪役レスラーの印象しか残っていないが、彼の全盛期に密着取材を行っていた井上譲二記者によると「本質的な部分では猪木と同じポリシーを持つレスラーだった」と言う。ちょっと理解し難い見解だが、井上記者が明かす数々のエピソードを読めば上田さんが「タダのヒール」でなかったことがよく分かる。

 デビュー○周年などの名目でパーティーを開き、その祝儀で金もうけを企むヤカラはどのジャンルにもいるものだが、なんと結婚披露宴でそれをやったと見られているレスラーがいる。
 出席した団体関係者らは「ちょっと非常識じゃないかな」と△△に批判的である。そのレスラーのイメージ的に、とてもそんなことをする人間に見えないのだが、一体どういうことなのか?

 2010年のバックナンバーを振り返る『マット界舞台裏アーカイブス2010』では、井上記者が週刊プロレス、佐藤正行編集長に噛みついた記事を振り返っている。
 それは、去年の週刊プロレス最終号の巻頭記事に対してだ。「巻頭のテーマは「もう1度ブームは来るか?」。このマト外れ(?)の記事について井上記者は「前田日明じゃないけれど、寝言は寝て言え!」と言い放ったというからなかなか過激だ。
 真っ向から意見が違う井上記者と佐藤編集長だが、どちらの意見が正しかったかは、1年経った現在、はっきりしているだろう。


力道山の墓を前に上田馬之助さんとTOSHI倉森記者。また一人昭和の名プロレスラーが亡くなった
華名、美央、TAJIRIらが広島に上陸!トリプルテイルズ.S
『DEEP 56』詳細〜日本のMMA界で一番熱い!
盛り上がる女子格闘技ジュエルス17th RING

 今号のファイト!ミルホンネット編集部担当ページは、5大会網羅した年末にふさわしい特大号だ。まずは世界最大のプロレス団体WWEが送る今年最後のPPV大会『WWE PPV TLC(Tables, Ladders and Chairs・テーブルズ・ラダーズ・アンド・チェアーズ) 2011』を現地からの写真と共にレポート紹介。現在のWWEエースであるジョン・シナ抜きという異常事態の中行われたこの大会では、なんと試合が組まれていなかったダニエル・ブライアンがWWEの二大王座である世界ヘビー級王座を奪取するというとんでもないハプニングが起こった。どうして、こんな事が起こったのか?そしてメインで行われたCMパンク、アルベルト・デル・リオ、ザ・ミズの3WAYマッチや、トリプルHとケビン・ナッシュの因縁対決、更に翌日に行われたRAWも記事にしている。CMパンク革命元年のフィナーレは、インディ出身選手が2大王座を独占するというWWEの歴史上、最大の快挙となって結実したのである。

 現在、もっともリング内が充実している、面白い団体と言えば大日本プロレスというのがここ数年の評判だが、その大日本プロレスの年内最終ビッグイベント、12月18日の横浜文化体育館大会も大特集。遂に6年ぶりにBJW認定デスマッチヘビー級王者に返り咲いたアブドーラ・小林の雄姿、日本初、大日本発オリジナル壮絶蛍光灯デスマッチの迫力あるフォト、伝統あるアジアタッグ王者に君臨する関本、岡林が、至宝を取り戻そうと乗り込んできた全日本勢との戦いは当然として、タブーなき『マット界舞台裏』ならでは、大会の裏側に迫る渾身のレポートとなっている。

 他のプロレスメディアでは報道される事の無い地方大会に無類の強さを発揮する『マット界舞台裏』は、今年最後にもどかーんと地方大会を特集した。12月18日、広島で行われたトリプルテイルズ.S、今年大ブレイクとなった華名、紫雷美央が元WWEのスーパースターTAJIRIを引き連れて?広島に上陸。普段、地方ではあまり見る機会の無い選手達が熱い試合を見せてくれて、会場のファンも大満足。地方大会の実態を知る上でも資料的な価値も高い記事になっている。

 もう日本のMMAシーンではメジャー団体になったと言えるDEEPが、今年最後の大会として行った『DEEP 56』も特集。白井祐矢と奥野"轟天"泰舗の因縁ある王座戦に、いきなり出てきて、帯谷、石田と軽量級日本人大物選手達を撃破した韓国のチェ・ドゥホ、そして迫力満点のメガトン対決と見所満載のこの大会にも迫っている。また、2012年2月18日、東京ドームシティホールで『DEEP 57〜12年目の現実』が発表。池本誠知のライト級王者・廣田瑞人への挑戦が発表され、DEEPは来年も熱い!

 大きな盛り上がりを見せる、女子格闘技界から、女子総合格闘技ジュエルス17th RINGもレポート。華麗なる女子の世界を思う存分に満喫出来る綺麗な大会画像でこの大会を振りかえろう。因縁のハム・ソヒに浜崎朱加は、遂にあの女王のお名前を挙げて対戦をアピール。そして無敗のまま女子フェザー級王者に輝いたスギロックの連戦と見所満載だ。

 元K-1王者、京太郎が大晦日、ボクシングに挑む為、東洋太平洋スーパーミドル級王者・清田祐三と5ラウンドのスパーリングを行った。その模様にも完全密着している。新しい競技に挑戦、絶対に負けたくないという京太郎の覚悟を見届けて欲しい。他媒体とは情報量がまるで違う濃密版なのだ。

 上田馬之助さん訃報を受けて、長年タッグパートナーであったタイガー・ジェット・シンから緊急追悼文が届いたので、こちらも掲載。義兄弟と語るタイガー・ジェット・シンが最後に送るメッセージだ。

 バックナンバーも売上急上昇! この機会に是非ダウンロードしてお読みください。

<今週の見出し>
▼2011年は大試練に見舞われた全日プロの2012年を占う!
▼【追悼】故・上田馬之助さんはある意味、猪木と同じポリシーを持つレスラーだった!
▼結婚式の祝儀で金もうけをした非常識なレスラーがいた!

<アーカイブス2010>
▼寝言は寝て言え! 週刊プロレス佐藤編集長に物申す!

<ファイト!ミルホンネット編集部>
▼怪獣対決Mヘンリーxビッグ・ショー 漁夫の利!?D・ブライアン新王者
 CMパンク防衛3WAY名勝負 トリプルHxケビン・ナッシュ壮絶決着
 〜12・18『WWE PPV TLC 2011』
・CMパンク×アルベルト・デル・リオ×ザ・ミズ Jシナ抜きのメイン
・ダニエル・ブライアン MITB権利をここで使うか?
・ビッグ・ショー×マーク・ヘンリー 満身創痍怪物激突
・トリプルH×ケビン・ナッシュ 愛憎入り乱れた親友対決決着
・ザック・ライダー×ドルフ・ジグラー 新US王者誕生の瞬間
・ジョン・シナ×ケイン抗争勃発 インディ出身王者揃い踏みWWE RAW

▼葛西純が問題提起!12・18 大日本DEATH VEGAS 横浜文体
・アブドーラ・小林デスマッチ王座6年越し奪還〜巴戦大河ドラマ完結
・Heading For Tomorrow岡林関本、諏訪魔征矢下しアジアタッグ防衛
・石川晋也「闘いたい選手がいる」と切りだした方がダウンの掟だが
・フリーダムズxジャンキーズ試合後「全日の前座」葛西純痛烈批判
・Separate Ways山川竜司引退ロード悲哀

▼12・18トリプルテイルズ.S 広島産業会館に華名、美央、TAJIRI遠征
 Text & Photos by 森浩樹
・開場時には30人近くの列 県外からの密航者 広島が熱い
・広島ではなかなか観戦する機会のない選手が目白押し
・松本都×チェリー(ブラックダリアバージョン)新体操張りのムーブ
・土方隆司、ジ・ウィンガー×魁、レイ・パロマ(DOVEプロレス)
・男盛×つぼ原人×円華 シンプルなコミカルマッチ
・センパイ、広田さくら×入江茂弘、下野佐和子 広田選手の独壇場
・華名、TAJIRI×紫雷美央、AKIRA さすがに魅せてくれました

▼12・16『DEEP 56』後楽園ホール 白井祐矢防衛 チェ・ドゥホ膝蹴り
 Photos by Katsunori Yamada  Text 編集部
・日本のMMAを支えている真の英雄 佐伯繁DEEP代表
・白井祐矢×奥野"轟天"泰舗 長南の敵討ち成功王座防衛
・チェ・ドゥホ×石田光洋 帯谷に続いて大物撃破膝蹴り
・中村"アイアン"浩士×赤尾セイジ 危なげなくグランドキープ
・原田ヨシキ×中村優作 痛恨サミング 涙の再戦訴え
・誠悟×キム・チャンヒ これぞメガトンなぎ倒し
・加藤友弥×佐藤宗幸 渡辺良知×窪田幸生 寺田功×遠藤大翼
・大原樹里×梶田高裕 近藤秀人×福本よう一
・廣田瑞人vs.池本誠知 DEEPライト級タイトルマッチ決定

▼12・17ジュエルス◇浜崎朱加返り討ち王座防衛ハム・ソヒ2R棄権
 V.V Mei2-1判定長野美香号泣 スギロック無敗で初代王者
 Photos & Text by Katsunori Yamada
・新宿FACEに戻ってきた12月決戦の全試合豪華グラフ
・青白ハム・ソヒ体調不良 ドレッドヘアー浜崎朱加「カリスマと戦いたい」
・プロ無敗でフェザー級王者快挙スギロックx失速ベテラン瀧本美咲
・腕十字を極めかけた長野美香だが、V.V Meiの執念に一歩及ばず涙
・8年ぶり女子戦:大晦日『元気ですか』にフジメグ出陣 引退お預けに
・"特攻黙示録"藤野恵実ヨアキム・ハンセン檄セリ―ナをダウンさせる

▼京太郎公開練習「一番軽いイメージ」「今が一番楽しい」大晦日
・対戦相手が、オーストラリアの強豪マイケル・オドネルに決定
・走るのが嫌いだった男が、ロードワークに出ることで大減量
・ライバル、家賃、目標、ボクシング 一問一答詳細完全収録

▼タブー満載満載企画【海外情報局.120】
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・UFC141 B・レスナー vs. A・オーフレイム ドリームマッチ迫る!!
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・「夫はゲイ、B・ビーフケーキとホモった」元妻の暴露に超人激怒!
・ストライクフォース別ブランド存続 女サイボーグHIROKOに圧勝!
・野獣ボブ・サップ連敗街道ばく進中 ドン・フライ復帰もKO負け悲哀

▼「わが友よ、安らかに眠れ」TJ・シンよりの緊急追悼文掲載

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