[ファイトクラブ]「ロックはここから始まった」Dジョンソンの原点をNBC『Access Hollywood』が回顧

[週刊ファイト08月24日]期間 [ファイトクラブ]公開中

▼「ロックはここから始まった」Dジョンソンの原点をNBC『Access Hollywood』が回顧
 Mike Lano通信員提供  編集部編
・「WE KNEW THEM WHEN…」に映った若き日のロック
・レスラーから俳優へ ロックのハリウッド進出を記録した映像
・「ザ・ロック」を知っていた番組が「Dジョンソン」を見届けた30年
・そして30年後に「知っていたスター」として戻ってきたロック


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「WE KNEW THEM WHEN…」に映った若き日のロック

 2026年9月9日夜、NBC系のエンターテインメント情報番組『Access Hollywood』で、ドウェイン・ジョンソンの過去の映像が紹介された。今回の放送で取り上げられたのは、現在のドウェイン・ジョンソンを改めて紹介する新規インタビューではなく、番組が長い年月の中で取材してきたスターたちを振り返るアーカイブ企画の一部であり、その中に若き日のドウェイン・ジョンソン、リングネームの「ザ・ロック」として知られた時代の映像が登場したのである。

 『Access Hollywood』は1996年9月9日にスタートした長寿エンターテインメント番組であり、2026年9月には30年に及ぶ歴史の終盤を迎えていた。そのため最終週には、現在の芸能ニュースだけではなく、番組が過去に取材した俳優、ミュージシャン、スポーツ選手らを振り返る内容が組まれ、9月9日の放送でも「WE KNEW THEM WHEN…」という趣旨のアーカイブ映像が使用された。そこに登場したのが、まだ現在ほどハリウッドの大スターとして確立されていなかったドウェイン・ジョンソンだったのである。

 今回の映像で興味深いのは、現在のドウェイン・ジョンソンを見せることが目的ではなく、「まだ今ほど巨大な存在になる前から番組は彼を知っていた」という過去の記録そのものがテーマになっていた点である。映像には、現在のドウェイン・ジョンソンからは想像しにくい若々しい姿が登場し、ハリウッドで本格的に成功する前後のレッドカーペットやイベント会場で取材を受ける姿が残されていた。

 そこには、プロレス界のスーパースターとしてすでに大きな人気を獲得していた一方で、俳優としてはまだキャリアの初期段階にあったドウェイン・ジョンソンの姿がある。現在では「ドウェイン・ジョンソン」と言えば、俳優、プロデューサー、実業家、そしてWWEの歴史的スターという複数の肩書きを持つ世界的なエンターテイナーであるが、今回の回顧映像が見せたのは、その巨大なキャリアがまだ途中にあった時代なのである。

 特に印象的なのは、後年の完成されたハリウッドスターとしての雰囲気とは違い、プロレスラーとしての「ザ・ロック」の存在感を色濃く残していることである。黒髪の時期にイベント会場で握手する姿や、白いスーツ姿で『Access Hollywood』のマイクを向けられている姿からは、WWEのリングで観客を熱狂させていたロックが、映画やテレビの世界へと活動領域を広げていた過程を感じ取ることができる。

レスラーから俳優へ ロックのハリウッド進出を記録した映像

 『Access Hollywood』が始まったのは1996年9月9日であり、これはドウェイン・ジョンソンがプロレスラーとして活動を始めた時期とほぼ重なる。ジョンソンは1996年にプロレス界へ入り、ロッキー・ジョンソンの息子として「ロッキー・マイビア」の名前でデビュー、その後「ザ・ロック」へとキャラクターを変化させ、WWEの歴史を代表するスーパースターへと成長していった。

 この時間軸を考えると、今回の「WE KNEW THEM WHEN…」という企画でロックの映像が使われたことには大きな意味がある。番組そのものが30年の歴史を終えようとしている一方で、その30年の間にエンターテインメント界で最も大きく飛躍した人物の一人がドウェイン・ジョンソンだからである。

 しかもロックは、単純にプロレスラーとして成功しただけではない。1999年にはテレビドラマ『That ’70s Show』で父ロッキー・ジョンソンを演じるなど俳優活動を開始し、2001年には映画『The Mummy Returns』でスコーピオン・キングことマサイアスを演じ、本格的な映画スターへの道を歩み始めた。その後、『Fast & Furious』シリーズのルーク・ホブス、『Jumanji』シリーズ、『Moana』のマウイ、『San Andreas』など、世界規模の作品へ次々と出演し、プロレス界だけではなくハリウッドを代表するスターへと成長していったのである。

 今回の回顧をより興味深くしているのが、ドウェイン・ジョンソンと『Access Hollywood』の関係が一度限りのものではなかったことである。2000年には『Access Hollywood』が選ぶ「Top 10 Celebrities of 2000」でロックが1位に選ばれており、番組自身が20年以上前の時点で、彼をエンターテインメント界を代表する存在として評価していた。

 2000年当時のロックは、現在のようなハリウッドスターとして完成された人物ではなく、WWEを中心に圧倒的な人気を誇っていたプロレスラーであり、そこから映画やテレビへの進出を加速させていた時期である。つまり『Access Hollywood』は、まだ「ロックがハリウッドで大成功するかどうか」が現在ほど明白ではなかった時代から彼を取り上げ、その後の飛躍を追い続けてきたのである。

 だからこそ今回の回顧映像は、単なる昔の映像を流しただけではない。30年間にわたってエンターテインメント界を追い続けてきた番組が、「自分たちはこの人物がまだ若かったころから取材していた」と過去のアーカイブを見せる企画の中で、ロックを登場させたのである。

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