[週刊ファイト1月16日]期間 [ファイトクラブ]公開中
▼RAW on Netflixロック ローマン Jシナ Rリプリー超人セス-CMパンク
(c) 2025 WWE, Inc. All Rights Reserved. タダシ☆タナカ編
・トリプルHとロック様開会 米TV史上最長寿番組RAWのNetflix移行!
・椅子殴り許容:トライバル・コンバットルールでのBloodline新旧対決から
・リングネーム”プロトタイプ”誕生の地LA帰還ジョン・シナ「今年が最後」
・「会場イングルウッドと目と鼻の先」とUPWに触れた現役レジェンド先輩
・約束のリア・リプリー再戴冠もリブ・モーガン政権結構長く百発百中満足
・オマケは裏切り者ドミニク急所蹴り+アンダテイカー顔見世バイクで一周
・Yeetジェイ・ウーソ&rapperトラビス・スコット曖昧ドリュー・マッキンタイア
・極めて重要なNetflix初回3時間選ばれた4カードと次週との不揃い考
・やはりハルク・ホーガン顔見世にはブーイング音声はっきり聞こえます
・トリはCMパンク学校オハイオから押しかけ生徒だったセス・ロリンズと
・年末年始総括:東京ドームとの比較2025年もマット界はアメプロ中心軸
■ WWE Monday Night RAW on Netflix
日時:1月6日(現地時間)
会場:米カリフォルニア州LA近郊イングルウッド イントゥイト・ドーム
観衆:17000+人(主催者発表)
1993年のRAW放送開始を現地マンハンタンから見てきた記者にとって、2025年のNetflix移行(5年+延長5年の10年なら総額$5 billion)は、時代と環境の変化とは言えやはり超感慨深い。これでエピソード回数#1650を数え、紛れもなく米国のTV番組史上、最長不倒の大河ドラマが新時代に入ったのだから、記録とかTVの歴史からも重要な大会となったことは、最初に強調すべき筆頭である。
トリプルHとロック様開会 米TV史上最長寿番組RAWのNetflix移行!
プロレスも格闘技も、女子プロレスから海外情報までグローバルにマット界の今を報道する週刊ファイトにとって、そりゃ日本語の媒体である以上、イッテンヨンがどうのに関心を示す方が多いのは仕方ないし、専門媒体としてきっちり細部まで視聴はしたんだが、なんといっても視聴者数の全世界での総数が、途中にジョン・シナが述べたように「インドからブラジルまで」、あまりにも桁が日本のイベントとは違うのみならず、為替レートがオカシイからという言い訳を無視しても、興行だけのゲート収益でまたも新記録更新を打ち立てたのだから唖然とするほかない。「今週、マット界どんな大会あったんですか」と聞かれて、もちろん東京ドームではなく、このLA大会である事実は極めて重要である。
ということでリング上のカーテンが引かれて総責任者トリプルHから。さらに会社の重役でもあることが実況でもあらためて紹介されたロック様ドゥエイン・ジョンソンのお出ましである。まず、現エースであるコディ・ローズの名前を出していたのが興味深かった。
椅子殴り許容:トライバル・コンバットルールでのBloodline新旧対決から
ロック様がサモアの最高名誉賞を受けたニュースの再紹介を経て始まった第1試合。やはり大河ドラマの中心軸であるサモア王朝の抗争、オリジナルの種長ローマン・レインズvs.新生Bloodlineのソロ・シコアから。
はい、まだやってます(笑)。こういうNetflixにとっても新時代の回なんだから、マッチメイクはこれしかないでしょう。
ここで気がつくのは2点。NetflixになってTVマッチの尺から長くなって、いわゆるPPV/PLE用の試合デザインでカウント2の一進一退攻防がおっぱじめられたこと。次に、「子供も見ているから」と、凶器使用の過激な試合はやらなかった、やれなかったのだが、椅子でバンバン頭殴ってと、なんでも”トライバル・コンバットルール”なんだそうである。解説席にはパット・マカフィーが座っていて、この人、ブロードキャスターとしてもやっぱり上手い!
最後はもうお約束で、新旧のBloodline全員登場、ケビン・オーエンズも、コディ・ローズは背広のままと、これでよろしいんじゃないでしょうか。
もっとも最終的に試合は4カードだけ。やたらに3時間番組、長いなぁと感じさせてしまった辛口評は出さないといけない。いくら毎週マメに紹介までやらなくなったとはいえ、見てないと肝心のPLE大会評をきっちり記せなくなるから、普段から見ている専門媒体目線だと、「またこの話を繰り返し紹介するのか」とかの時間がどうしても多く、長くなってしまったことは仕方ないのであるが・・・。
あと、じゃぁその4カードは、いったい何が選ばれたというのと、果たして初回の番組構成が、次回以降に繋げられたか否かは、後半にたっぷりと批判もやります。
リングネーム”プロトタイプ”誕生の地LA帰還ジョン・シナ「今年が最後」
いくら各試合の尺がたっぷり貰ってるからって、では3時間番組、他はなにをやっていたのかって、そりゃもうレジェンド大集合になります。要するに、Netflix初回ということで「久しぶりに見ました」というお茶の間ライト層が照準になるんだから、これは仕方ありません。
ジョン・シナの場合は、2025年に引退と宣言しているとはいえ、もはやレジェンド枠には違いないのであります。
▼トリッシュ・ストラタス紹介「ジョン・シナ引退宣言」CBSの全国ニュース