(C)ウナギ・サヤカ公式
2026年1月5日、ウナギ・サヤカが自身のXに投稿した、棚橋弘至の引退を記念するメッセージと写真が、大きな反響を呼んだ。前日に東京ドームで行われた引退試合の余韻が残る中での投稿は、真面目な言葉と強烈なビジュアルのギャップにより、一気に拡散されることとなった。
ウナギが言葉を捧げた相手は、言うまでもなく新日本プロレスの象徴的存在である 棚橋弘至 である。東京ドームという特別な舞台でキャリアに幕を下ろしたその姿に対し、ウナギは「ドームってやっぱり特別で最高な場所」「遠くても届かなくても絶対に辞めない」と、自身のプロレス観と重ね合わせるような言葉を綴った。
添付された写真は、過去に共演した際のオフショットであり、いわゆるAV作品で知られる「例のプール」で撮影された一枚であった。プールサイドに並ぶレスラーたちの中心には、黄色いブリーフ姿の本間朋晃と赤パンツ棚橋弘至が立ち、周囲にはビキニ姿の女性レスラーたち。若き日の中野たむ、白川未奈、ウナギ・サヤカが写っている。青い照明と独特のロケーションが相まって、どう見ても“それ”にしか見えない雰囲気を醸し出しており、X上では瞬時に「例のプール」ネタとして火が付いた。

公開からわずか数日で、いいねは1万7000件を超え、閲覧数は300万回を突破。リポスト、引用、リプライも大量に集まり、反応の大半は好意的なものだった。特に多かったのは、「場所が場所すぎる」「大人向け作品にしか見えない」といったツッコミであり、棚橋引退というシリアスな話題を、ウナギらしいユーモアで包み込んだ点が支持された形だ。
一方で、単なるネタ投稿に終わらなかったのは、添えられた文章の温度感である。「棚橋弘至というプロレスラーに改めて教えてもらった」「ありがとうございました」という言葉には、リングに立ち続けてきた先輩レスラーへの率直な敬意がにじんでいた。後の投稿では、バラエティ番組「くりぃむナンタラ」の撮影で偶然同じ現場になった経緯も明かされ、事実に基づいたエピソードであることが補足されている。
ファンの反応も二極化することなく、笑いと感慨が同時に語られていた。「泣けるけど笑ってしまう」「こんな引退記念の形もウナギらしい」「この写真があるからこそ忘れられない」という声が並び、棚橋の引退を一つの“プロレス的記憶”として刻み込む役割を果たしたと言える。
結果として、この投稿は棚橋弘至の引退を華やかに、そして少しカオスに彩る象徴的な一幕となった。真面目一辺倒ではなく、笑いと色気と本音が混ざり合う。その空気感こそが、ウナギ・サヤカというレスラーの存在感であり、同時にプロレスという文化の懐の深さを示している。

東京ドームで一区切りを迎えた棚橋弘至のキャリアと、それを見送る後輩レスラーの言葉。その間に挟まれた「例のプール」という強烈な装置は、2026年のプロレス界において、間違いなく語り継がれるワンシーンとなったのである。