3日、スターダムが団体初となる日本武道館大会『スターダム10周年記念~ひな祭り ALLSTAR DREAM CINDERELLA~』を開催した。
メインは白ベルト王者・ジュリアに中野たむが挑戦となる。2020年の女子プロレス大賞の勢いでジュリアは優位に試合を進める。必殺のグロリアス・ドライバーを仕掛けたジュリアだったが、中野はデスティーノの要領で切り返し。とはいえダブルダウンとなった上に、ジュリアがレフェリーによる中野のダウンカウントを9で強引に止める。完全決着には早いと思ったのか、ジュリアは中野に「しっかりしろ」と檄を飛ばした。
奮起した中野は掟破りの逆グロリアス・ドライバー。五分に戻したかのような情勢になり、2人の張り手合戦に武道館の視線が注がれた。中野はスピンキック2発からのトワイライト・ドリーム(リストロック式タイガー・スープレックス・ホールド)で勝利する。
勝者・中野が「切らなくていい」とマイクで提案も、ジュリアは「恥かかせんなよ」と答える。リング上でジュリアの左半分の髪が刈られるも、彫りの深いジュリアからはカッコよささえ漂う。中野は思わず「ずるい」と漏らし、令和の髪切りマッチは悲壮感なく、スターダム10周年にふさわしい決着を彩った。なお、ロッシー小川プロデューサーは3月7日の後楽園ホール大会での“ジュリアの丸坊主披露”との予定を明かしている。
■ スターダム レック Presents スターダム10周年記念~ひな祭り ALLSTAR DREAM CINDERELLA~
日時:3月3日(水)ダークマッチ16:30 本戦17:00
会場:東京・日本武道館 観衆3318人(満員/コロナ対策人数=主催者発表)
▼ダークマッチ
<プロローグファイト第1試合/ハイスピード選手権試合>
[挑戦者]
〇なつぽい
7分41秒 クロスアーム式スープレックス・ホールド
●AZM
[第19代王者]
※AZMが5度目の防衛戦に失敗。なつぽいが第20代王者に
<プロローグファイト第2試合/ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合>
[第20代王者組]
〇舞華&ひめか(Donna del Mondo)
7分15秒 みちのくドライバー2⇒片エビ固め
刀羅ナツコ&●鹿島沙希(大江戸隊)
[挑戦者組]
※舞華&ひめかが初防衛に成功
▼本戦(ゴールドファイト)
<第1試合/スターダム・オールスター・ランブル>
〇ウナギ・サヤカ
35分1秒 オーバー・ザ・トップロープ
●愛川ゆず季
出場選手:ビー・プレストリー、白川未奈、ウナギ・サヤカ、スターライト・キッド、飯田沙耶、ゴキゲンです☆、レディ・C、長与千種、井上京子、下田美馬、松本浩代、さくらえみ、門倉凛、星月芽衣、愛川ゆず季、美闘陽子、脇澤美穂、美邑弘海、まなせゆうな、はるか悠梨、コグマ、中西百重
<第2試合/10周年記念試合(1)>
〇高橋奈七永
10分21秒 ワンセコンドEX⇒片エビ固め
●渡辺桃
<第3試合/SWA世界選手権試合>
[第7代王者]
〇朱里
8分19秒、白虎
●小波
[挑戦者]
※朱里が4度目の防衛に成功
<第4試合/10周年記念試合(2)>
〇岩谷麻優
15分9秒 ムーンサルト・プレス⇒片エビ固め
●世志琥
<第5試合/ワールド・オブ・スターダム選手権試合>
[第13代王者]
〇林下詩美
15分46秒 ハイジャック・ボム⇒片エビ固め
●上谷沙弥
[挑戦者]
※林下が3度目の防衛に成功
<第6試合/ワンダー・オブ・スターダム選手権試合&敗者髪切りマッチ>
[挑戦者]
〇中野たむ
18分57秒 トワイライト・ドリーム
●ジュリア
[第14代王者]
※ジュリアが7度目の防衛に失敗。中野が第15代王者となる
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