[ファイトクラブ]武道館に女子プロ過去・現在・未来 スターダムに駆け上がったのは中野たむ

[週刊ファイト3月11日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼武道館に女子プロ過去・現在・未来 スターダムに駆け上がったのは中野たむ
 スターダム3・3日本武道館大会
 photo & text by TERUZ
・オールスターランブル セクハラ混じりながらもいきなり感動巨編
・同期対決は岩谷勝利 世志琥「オメエ、強くなってんじゃねぇかよ」
・ハヤブサ命日に舞った上谷フェニックス空転 林下が赤ベルト防衛
・中野たむ「切らなくていい」と提案もジュリア「恥かかせんなよ」
・「敗者が全部持っていく」予見を超えて両者の持ち味が際立った
・冒頭メッセージ映像参加 カイリ・セイン、紫雷イオの参戦かなわず


■ スターダム レック Presents スターダム10周年記念~ひな祭り ALLSTAR DREAM CINDERELLA~
日時:3月3日(水)ダークマッチ16:30 本戦17:00
会場:東京・日本武道館 観衆3318人(満員/コロナ対策人数=主催者発表)

 3月3日、スターダムが旗揚げ10年にして初進出となる日本武道館大会を開催した。ロッシー小川プロデューサーが「全試合がメインイベント級」と胸を張ったラインナップは、ファン歴の長短を問わない幅広い層を熱狂させた。ダークマッチを含めれば16:30からの3時間半となった興行は、まさに一大絵巻となる。締めくくりはワンダー・オブ・スターダム王座戦でありながら、敗者髪切りマッチ。武道館大会をレポートする。

 
 オールスターランブル セクハラ混じりながらもいきなり感動巨編

<第1試合/スターダム・オールスター・ランブル>
〇ウナギ・サヤカ
 35分1秒 オーバー・ザ・トップロープ
●愛川ゆず季
出場選手:ビー・プレストリー、白川未奈、ウナギ・サヤカ、スターライト・キッド、飯田沙耶、ゴキゲンです☆、レディ・C、長与千種、井上京子、下田美馬、松本浩代、さくらえみ、門倉凛、星月芽衣、愛川ゆず季、美闘陽子、脇澤美穂、美邑弘海、まなせゆうな、はるか悠梨、コグマ、中西百重、菊タロー

 長与千種、井上京子という2大レジェンドの強さが発揮されれば、名物タッグのコンビネーションも多数復活する。長与との対決を躊躇する選手勢に対して「私がいく」とばかりにガウンを投げ捨て、愛川ゆず季が戦闘体制。愛川がゆずぽんキックを放つも、受け止めた長与が正拳突き。BY砲(愛川&美闘陽子)は時空を超えて長与に合体技だ。ゲートには岩谷麻優も顔を見せ、松本浩代・脇澤美穂との“たわしーず”として大暴れ(岩谷はリング下でサポート)。なぜか男子プロレスの菊タローが最後に登場。長与の胸をつかむというセクハラ行為で観客を楽しませた。

 最後の3人は白川未奈、ウナギ・サヤカ、愛川となってコズミックエンジェルズ(本来は愛川ではなく中野が入る)を彷彿させる華やかさに。エプロンではウナギが愛川のゆずぽんキックを受け止めて防いでからのカカト落とし返し。ウナギが制覇し、愛川からグラレスラーを継承されたようでもあった。もうこのランブルだけでかなりお腹いっぱいになった感があった。

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