ハヤブサ命日に放たれた上谷フェニックスは空転 林下が赤ベルト防衛 スターダム

 3日、スターダムが団体初となる日本武道館大会『スターダム10周年記念~ひな祭り ALLSTAR DREAM CINDERELLA~』を開催した。

 セミファイナルは赤ベルト王者・林下詩美に上谷沙弥が挑戦となる。上谷は「“未来のスターダム”から“スターダム”になる」と意気込んで、前哨戦で見せたスワンダイブ式フランケンシュタイナーにも成功する。カウント2で返した林下。これ以上のフィニッシャー成功を許せば危険と思いもあったのだろう。上谷のフェニックス・スプラッシュは自滅させた上で、ラリアット連発からのハイジャック・バックブリーカーで上谷から3カウントを奪った。

 おりしも3月3日はフェニックスをフィニッシャーとしたハヤブサの命日となったが、上谷は王座奪取ならず。それでも果敢な上谷のファイトは“近未来のスターダム”を予感させるに十分だった。赤ベルト次期挑戦者には、ビー・プレストリーが名乗りを上げている。

 
■ スターダム レック Presents スターダム10周年記念~ひな祭り ALLSTAR DREAM CINDERELLA~
日時:3月3日(水)ダークマッチ16:30 本戦17:00
会場:東京・日本武道館 観衆3318人(満員/コロナ対策人数=主催者発表)

▼ダークマッチ

<プロローグファイト第1試合/ハイスピード選手権試合>
[挑戦者]
〇なつぽい
 7分41秒 クロスアーム式スープレックス・ホールド
●AZM
[第19代王者]
※AZMが5度目の防衛戦に失敗。なつぽいが第20代王者に

<プロローグファイト第2試合/ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合>
[第20代王者組]
〇舞華&ひめか(Donna del Mondo)
 7分15秒 みちのくドライバー2⇒片エビ固め
刀羅ナツコ&●鹿島沙希(大江戸隊)
[挑戦者組]
※舞華&ひめかが初防衛に成功

▼本戦(ゴールドファイト)

<第1試合/スターダム・オールスター・ランブル>
〇ウナギ・サヤカ
 35分1秒 オーバー・ザ・トップロープ
●愛川ゆず季
出場選手:ビー・プレストリー、白川未奈、ウナギ・サヤカ、スターライト・キッド、飯田沙耶、ゴキゲンです☆、レディ・C、長与千種、井上京子、下田美馬、松本浩代、さくらえみ、門倉凛、星月芽衣、愛川ゆず季、美闘陽子、脇澤美穂、美邑弘海、まなせゆうな、はるか悠梨、コグマ、中西百重

<第2試合/10周年記念試合(1)>
〇高橋奈七永
 10分21秒 ワンセコンドEX⇒片エビ固め
●渡辺桃

<第3試合/SWA世界選手権試合>
[第7代王者]
〇朱里
 8分19秒、白虎
●小波
[挑戦者]
※朱里が4度目の防衛に成功

<第4試合/10周年記念試合(2)>
〇岩谷麻優
 15分9秒 ムーンサルト・プレス⇒片エビ固め
●世志琥

<第5試合/ワールド・オブ・スターダム選手権試合>
[第13代王者]
〇林下詩美
 15分46秒 ハイジャック・ボム⇒片エビ固め
●上谷沙弥
[挑戦者]
※林下が3度目の防衛に成功

<第6試合/ワンダー・オブ・スターダム選手権試合&敗者髪切りマッチ>
[挑戦者]
〇中野たむ
 18分57秒 トワイライト・ドリーム
●ジュリア
[第14代王者]
※ジュリアが7度目の防衛に失敗。中野が第15代王者となる


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