[週刊ファイト6月28日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼涙の後楽園! 将軍KYワカマツも登場してS・S・マシンが引退
photo & text by TERUZ
・本隊選手扮してマシン軍団復活! L・I・Jと時空を超え対決
・「2番手こそ主役」どこまでも骨太だったマシンのプロレス人生
・今年1月に亡くなった夫人に感謝~明かされた引退の決断
■新日本プロレス『共闘ことばRPG コトダマン Presents KIZUNA ROAD 2018』
~スーパー・ストロング・マシン引退セレモニー~
日時:6月19日(火) 18:30
会場:東京・後楽園ホール 観衆1,569人(札止め=主催者発表)
6月19日、新日本プロレスの後楽園ホール大会では新日本プロレス現役最古参レスラーの引退セレモニーで超満員札止め。
プロレスファンのワールドカップはこっちだった!? サッカー監督ばりの采配をみせたのは田口隆祐。自らが扮したと思われるスーパー・ストロング・マシン・No.69を筆頭にしたマシンが増殖で最後の軍団結成だ。オールドファンが涙する展開に、かつての本家マシン軍団を率いた悪のマネージャー・将軍KYワカマツまでも復活して駆けつける。コンディションが十分ではないスーパー・ストロング・マシンは、引退試合はできず。多くの時間でパイプ席に座って闘いを見守るセコンドにとどまるも、新マシン軍団のサポートを受けてリングサイドでラリアットを繰り出した。
引退セレモニーでは、レイジングスタッフを共に結成していたヒロ斎藤、魔界軍団からは筑前りょう太・村上和成・柴田勝頼、垣原賢人らが花束をマシンに渡す。マシンが自らのプロレス人生をマイクで振り返ると、引退のテンカウントが鳴らされた。ここで引き揚げると思いきや、マシンはテーマ曲をストップ。再びマイクをとって…いや、マイクをリングに置いて地声で「マサミー、ありがとう!」と今年1月に他界した夫人への感謝を表した。
「プロレス女子」など昨今の隆盛が話題となる新日本だが、この日はレジェンドレスラーを称えるための振り返りVTRにも力が入っていた。ファン歴を重ねたファンをも喜ばせる編成は、さすがに業界の国内盟主たるものだったと伝えたい。
▼スーパー・ストロング・マシン引退 マット界を騒がせたのは昭和の一時期のみ