Photo by George Napolitano
北米インディー界の台風の目になりつつあるコーディ&ヤングバックスが、ROHのマンハッタン・センター大会に登場。あの1万人規模シアーズ・センターを発売と同時に売り切れにさせて業界を震撼させた9・1シカゴの『ALL IN』に続いて、「次回ALL IN大会は数ブロック先かも知れない。熟考してみる」と、MSG開催を匂わす超大型爆弾を投下して業界関係者を震い上がらせた。地下のパラマウント・シアターを意図したのかもにせよ、本丸への宣戦布告であり、熱心なマニア客たちも茫然となったのは述べるまでもない。
WWEの独走態勢に風穴を開けるのか!? ALL IN深淵情報は圧倒的北米ネットワークを誇る本誌がインサイド・スクープを独占していく。
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■ ROH NYC Excellence
日時:6月2日
会場:ニューヨーク・シティ マンハッタン・センター
<第9試合 6人タッグマッチ>
〇ヤングバックス ハングマン・ペイジ
ヴィクトリーロール
●ブリスコ兄弟 パニッシュメント・マルティネス
日本幻想の勘違いから、新日プロでは禁止なのにヤングバックス入場には極彩色のテープが投げ込まれた。
壊したテーブルが飛び交い、スーパーキックが極まり、ムーンサルトが華麗に舞う白熱戦に。ドゥームズデイ・デバイス狙いのブリスコ兄弟だが、マットがヴィクトリーロールで押さえ込み、次回PPV大会でのヤングバックスvs.ブリスコ兄弟が正式決定した。コーディは4時間のTVテーピングが観客の大歓声で非常に盛り上がったことを感謝している。
<第8試合 シングルマッチ>
〇ジェイ・リーサル
リーサル・インジェクション
●チャッキーT
今回のTVテーピングではチャッキーT、ケニー・キング、ジョナサン・グレシャムらが二試合やったが、全員素晴らしい内容で常連客を唸らせている。チャッキーの必殺オウフル・ワッフルを切り返したリーサルが、リーサル・インジェクションを見舞った。
<第7試合 シングルマッチ>
〇コディ・ローズ w/ブランディ
丸め込み
●ティタン
ブランディを引き連れ登場したコディが、「今朝、第2回ALL INはニューヨーク・シティで開催すると決めた!」とマイクアピール。一瞬、「え?」となった観客だが、続いて「いや、冗談だよ。我々はみんなFlip and All Out(コロコロ変わる)だから」と、大会名にかけて一旦は煙に巻いたのだが、トリの試合が終わったあとの爆弾投下が待っていたとは、この段階では客はわからない。恐らくテレビ番組上は、最後の爆弾とは別の回の放送にするのだと推測されている。
試合は見ごたえのある内容で、ティタンのマスクを剥ぎ取ってコーディが丸め込み勝利。
<第6試合 シングルマッチ>
〇マット・ターバン
クライマックス
●ウルティモ・ゲレーロ
当初の予定では”孔雀”ダルトン・キャッスルと、”職人”ウルティモ・ゲレーロのROH世界王座戦が今大会のトリ予定だったが、ダルトンのケガにより、「俺こそがROH世界王者にふさわしい」と序盤にテレビ用プロモ収録したマット・ターバン戦に変更。
サムライTVの中継見ていたら、また秋山準ら全日本プロレス勢が参加したウルティモ・ドラゴンの5・26『ドラゴマニア』アレナ・メヒコ大会でもゲレーロ先生が寝ていたが・・・。
当然ながらマニアを唸らせる白熱戦に。キングダム仲間のTKオライアンが何度もちょっかいを出し、リング下からはヴィニー・マルセリアが出てきて赤い風船をゲレーロの耳元で破裂させるなど、軍団vs.ゲレーロ先生の構図になってターバンが必殺クライマックスでフォール。必然的にゲレーロは、「次は仲間を連れてきて仕返しする」とやっていたが、どっちが勝った負けたよりも、ターバンがレジェンド相手に凄い試合をやってのけ、関係者の評価がうなぎ登りになったカードであった。要注意選手である。
※大会の拡大版は週刊ファイト6月14日号に収録されました。
※490円電子書籍e-bookで読む(カード決済ダウンロード即刻、銀行振込対応)
’18年06月07日号紫雷イオWWE株$60 新日北米 RISE かさいあみ 星野勘太郎 変態狙撃