[週刊ファイト6月7日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼新日本プロレス売り上げ増は達成されるのか？ 高額チケット問題～ALL IN宣戦布告CMパンクKオメガ!?
タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
・7・7サンフランシスコ、1万人収容カウ・パレス埋まるのか?
・木谷オーナー「売り上げを10倍にする」、「100億円にする」目標だが
・チケット値上げで帳尻合わす愚行！G1武道館3万円-9000円価格設定の是非
・ジュニアの祭典『BEST OF THE SUPER Jr.25』開催中なのだが・・・
・5・29ノア杉浦貴x丸藤正道とサイモン猪木『東方英雄伝』との提携
・8・31『INOKI ISM.3』スポンサー未定！シカゴ9・1『ALL IN』の強気ウラ
―― すでに[ファイトクラブ]公開にしている『WWE株価$60と紫雷イオの加入』の後編なんですけど、WWEがテレビ契約更改で凄いことになっているという話になれば、当然、じゃぁ国内の団体はどうなのか？という話に繋げないといけません。
オフレコ お前のはやたら長い、細かく記事をわけろとか言われるんだけど、そういう問題なのかと。すべて全部関連しているニュースばかりだから。まぁ、現実には新日本プロレスのファンは、きっちりとはWWEまで見てないんだろうけど、今回の衝撃ニュースは、国内のマット界にも波及すること。
―― あるいは、プロレスと格闘技を分けてやれとも指摘されますが、今回のUFCとWWEの放送契約交渉なんか、わけて考えたらなんの説明にもなりません。UFCがネット配信含めたESPNグループに移籍するから、FOX陣営は地上波とケーブルの両方でWWEをプッシュする、と。
オフレコ なにしろルパート・マードック会長まで交渉会議に出てきたからね。金額とコミットメント度合からしたら納得なんだけど・・・。日本ではプロレス市民権が確立してない課題に加えて、専門媒体が、なにが重要ニュースなのか判断出来てない情けない状況にある。
▼WWE株価$60と紫雷イオの加入！～Rマードック会長の英断に世界激震
―― ファンは、内藤哲也がどうしたとか、そっちに関心が向いてしまう。それじゃぁ、しばらく熱中してもすぐにプロレスから冷めてしまう、卒業してしまうファンの使い捨て構造から抜けきりません。なぜに、これだけ日米で巨大な格差がついてしまったのか。それを論じないなら、ファンを啓蒙する、誘導するという流れになりません。
オフレコ ファンの底辺拡大に貢献するのも専門媒体の役割だろうに。「裏ネタを書く週刊ファイト」がA級戦犯なんじゃない。ファンタジー活字でファンを短いサイクルで使い捨てにするスタイルが、1993年の「シュート革命」以降、曲がり角に来たことは明らかなのに・・・。
UFCやってるんだから、「プロレスはスポーツ・エンタテインメントです」と開き直ったほうが、ルパート・マードック会長御大までもが、「FOXグループ全体で今後WWEをプッシュします、各スポーツ番組の方でも、毎晩のようにWWEをニュースとして流します」と公約したという・・・。これが衝撃のニュースでないなら、なにが重要なのかと。
―― 毎日「日大アメフト」ばかりやってます。序列的にはアメフトは日本ではマイナーなハズなんですが、今回の件で誰もが知るようになりました。良し悪しはともかくとして・・・
それで新日USA、7・7サンフランシスコのカウ・パレス大会の前売り初動が芳しくないとのことです。
オフレコ 米国ではサミー・ヘイガーの『ロックンロール・ロード・トリップ』とかを制作しているAXSが、『UFC 226: Miocic vs. Cormier』とモロ被りなのに中継する、1万人興行だと宣伝するそうなんだけど、大丈夫なのかと。
―― どうせまた、「格闘技ファンとは被らない」とか言うんでしょうけど、果たしてそうなのか。北米の新日マニアは、どちらかといえばハードコア層じゃないのか？ということですね。
オフレコ 今年のCAC（カリフラワー・アレイ・クラブ）が、ショーン・マイケルズ&クリック（派閥）という豪華ゲスト回だったにもかかわらず、集客面で低調だったのは『レッスルマニア』にニューオリンズまで密航するマニアが、同じ時期だともうお小遣いがなかったという分析があった。新日USA、一回目、二回目が3000人、4000人とかが売り切れたからと、同じ西海岸で、しかも間隔も開けないで1万人会場は冒険なんじゃないかとは、5月24日号でじっくりと分析してある。
▼浜田文子ショック～WWE放送契約高騰～新日ブランドと9・1『ALL IN』シカゴ