[ファイトクラブ]浜田文子ショック~WWE放送契約高騰~新日ブランドと9・1『ALL IN』シカゴ

[週刊ファイト5月24日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼浜田文子ショック~WWE放送契約高騰~新日ブランドと9・1『ALL IN』シカゴ
 タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
・2018年格闘技界の最も重要なニュースUFC-ESPN+年間$150MM(邦貨約165億円)
・RAWのTV放送権に現在の3倍の年間$240MM(邦貨約264億円)
・日米比較:見ているお茶の間の視聴者数があまりにも違い過ぎる
・驚愕ニュースにWWE株価は$51超え!前代未聞の15%ものジャンプ
・NBC Universalと前々からプロレス中継に興味を持っていたFOXの争奪戦
・PPVビジネス:RAWのほうが予算が大きいとなれば本末転倒の構図に
・UFCでも暗躍した腕利きのエージェントのアリ・エマニュエル交渉術
・コーディ&ヤングバックス9・1『ALL IN』完売と新日プロ北米戦略への影
・Smashing Pumpkinsビリー・コーガンNWA王座戦ニック・アルディス出陣
・オカダ・カズチカ、ケニー・オメガ、レイ・ミステリオ、テッサ・ブランチャード
・どうなる7・7新日本プロレス1万人カウ・パレス@サン・フランシスコ
・Tシャツ”インゴベルナブレス・デ・ジェリコ”バカ売れと福岡流血の不祥事
・浜田文子ショック:色々追い詰められていた状況に気づかない周囲の責任
・「Shimmerでギャラが盗まれた」件から奇行が指摘されていた文子・・・


―― 今週は悲しいニュースから。浜田文子が、覚醒剤使用で西新井警察署に現行犯逮捕されました。

オフレコ 日本でのキャリアはこれで終わっただろうなぁ。ちょっと残念、いや、大いに残念というか、アルシオンでのデビューから見てきた者としては、正直、動揺したなぁ。
ちょうど浅草橋ラゲージルームカフェでの「ファイトカフェトーク」があった15日で、アパートに戻ってからも写真の整理から始まって報告をブログに出さないといけないから、ネット見てなくてスタッフからの連絡で驚いた。

―― スペイン語の出来る弁護士が「常習性を疑わせるような事実は一切なく、初めて覚醒剤を使用し、そのまま逮捕されたようだ」と擁護していたのに、あとからの情報だと「メキシコで覚醒剤を初めて使用」と変わっている。ヤバいです。

オフレコ Web閲覧のファイトクラブ記事は、冒頭部分だけ公開して、残りの裏ネタや先行スクープ情報は会員のみという方法なので、この件は最後にしよう。

RAWのTV放送権に現在の3倍の年間$240MM(邦貨約264億円)

―― なんでもグローバルに考えないと全体像を見失うという、本誌が毎回力説している観点からは、先週、5月17日号の最大のニュースは「ディズニー&ESPNのオンデマンド配信ESPN+が、2019年からUFC15大会をスポンサーする」というものでした。

オフレコ 日本語の媒体ではニュースをキャッチした本誌が、どこよりも早くブログにアップしたのはいつものことだとしても、せっかくの良いニュースなのに、UFCジャパンがリリース文とか送って来なかったのが解せないなぁ。大会後のどっちが勝った、負けたとかは、早いスピードで公式写真と記事を届けてくれるのは大変有難いんだけど・・・。

―― 垂れ流し掲載しか出来ない他の媒体も、リリースがあれば記事にしたと思いますが、日本語の公式記事が出回らなかったから、良くも悪くも本誌だけなんじゃないですか? 2018年格闘技界の、最も重要なニュースなのにね。

オフレコ 誰が勝ったとかは、今やTwitterとかでリアルタイムで書きこんでいる素人であふれかえっているのだから、そういうのが知りたいなら無料ので十分。それを検索すれば済むこと。でも、深淵分析とか濃い裏ネタ情報は、無料のネットには出てないんだけど・・・。

―― 素人論客といかに差別化するかが専門マスコミの役割だと思います。

オフレコ 過去大会ライブラリーにも、UFCファイトパスだけではなく、値段が約半額のESPN+からも視聴できるようになるっても、新生UFCの帳簿からしたら横流しするだけのこと。

―― そうです。それによって、UFCファイトパスの継続課金を辞めて、ESPN+に流れるファンはいるかもだけど、基本は$150MMもの超大金が新生UFCに入って、それで15大会を独占放送ということは、単純計算だと、なんと1大会$10MMの予算ってことになります。いわゆる本戦というか、A show扱いのナンバーシリーズが、PPV収益などで$10MMの売り上げあるかと問われれば、ロンダ・ラウジーとかコナー・マクレガーのピーク時にがっつり儲けた回はあったにせよ、今はもう無理というのが大方の観測です。

オフレコ 実際、ブラジルからの『UFC 224』。リョート・マチダがビクトー・ベウフォートをセガールキックでKOして、正座して「沈黙の目礼」(笑)をやったと。本誌はこういうのを嬉々として大きく取り上げるけれど、さてビジネスとしてどうだったかと問われるなら、予想収益はまったく芳しいものではない。

Photo by Buda Mendes/Zuffa LLC/Zuffa LLC

―― となってくると、今後、いわゆるB Show扱いのFight Nightシリーズのほうに、トップスターが出たり、目玉カードが実現したりが現実味を帯びてくる。

オフレコ それと同じことが、WWEのテレビ契約更改交渉で起きたと。あくまでHollywood Reporter誌の速報なので、数字がはっきりしてない面もあるにせよ、RAWは2019年の10月に切れる現在の年間$160MM(邦貨約176億円)契約の3倍の値段をふっかけていたけど、なんとそれが通ったらしいという。

―― 普通に考えれば、ホンマかいなぁという・・・。その替わり、SmackDownは「要らない」というオファーらしいですけど、それを考慮してもなお、メチャメチャな高額になります。

オフレコ いくら新日プロの新外国人社長が、北米進出はもとより、テレビ放送契約の見直しをやるとしても、深夜に30分だけやって視聴率1%以下の番組と、ケーブル放送と思うかもだけど、日本的な感覚では地上波放送と変わらない普及率の北米におけるRAWの3時間番組では、見ているお茶の間の視聴者数があまりにも違い過ぎる。そもそも比較にすらならない。今後少しは改善するかもにせよ、ニュースが事実なら、もう日米格差はさらに大きく広がるだけや。

―― テレビ朝日と二人三脚で創業してきた会社ですから、未だに傘下扱いで足元を見られてしまう歴史があるにせよ、基本は日本のプロレス団体はチケット売ってナンボの収益体質から抜け出せてないままです。

オフレコ 興行会社という扱いやね。しかしWWEは、各種の放送権料が突出している。テレビ番組を自前で制作するメディア会社であって、興行収入の割合が大きくはない。

驚愕ニュースにWWE株価は$51超え!前代未聞の15%ものジャンプ
Photo by George Napolitano

―― お茶の間の知名度がダントツのロンダ・ラウジー獲得は、もの凄く大きかったという分析もあると思います。8月31日(金)、エディオンアリーナ大阪のWWE公演が発表されました!

オフレコ 全体像の議論では、北米版のDAZNがボクシングの独占中継に乗りだしたとか、スポーツ番組放送権の値段が、天井知らずになっている事情が大きいにせよ・・・。

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