日本でもAbemaTVで中継されたOne Championship、メインが女子のアトム級王座戦だ。会場にブラックサバスの♪アイアンマンが鳴り響き、9歳の時に母を亡くしたV.V Meiが日の丸を背負って入場する。しかし、アンジェラ・リーは地元の英雄であり、交通事故からのカムバックというストリーもある。感極まって涙を流す入場もまたアリなのだろう。エンタメ格闘技のプレゼンテーションとしてもお膳立ては揃ったトリとなった。
試合は、身長で10cm高いリーが前半戦を支配。Meiはなかなか中に入れず、2Rのアームバーは極まったかに見えたがそこは関節がやわらかい女子なのか。
最終の5R、ようやくMeiにエンジンがかかりテイクダウンが決まり見せ場を作ったが、判定は前半戦の貯金もありユナニマスに。もっとも立派にメインを務め上げたと言えよう。
なお、青木真也が三角締めを極めて復活勝利を飾っている。
■ One Championship 72:Unstoppable Dreams
日時:5月18日(現地時間)
会場:シンガポール、カラン シンガポール・インドアスタジアム
<One世界女子アトム級選手権試合(52.2キロ)/5分5R>
[王者]○アンジェラ・リー(EVOLVE MMA)
判定3-0
[挑戦者]●V.V Mei(RIKI GYM/和術慧舟會GODS/HybridFighter)
<ONEスーパーシリーズ・ムエタイ・世界フライ級(61.2kg)王者決定戦 3分5R>
○サムエー・ガイヤーンハーダオ(タイ/元ルンピニー2階級王者)
4R 2分47秒 右肘打ちKO
●セルジオ・ヴィールセン(オランダ/元IT’S SHOWTIME 61kg王者)
オープンフィンガー・グローブ着用での肘アリのムエタイ。レフェリーは大成敦がダウンカウントを数えた。
<ONE世界フェザー級選手権試合(70.3キロ)/5分5R>
[王者]○マーチン・ヌグエン(豪州)
判定2-1
[挑戦者]●クリスチャン・リー(米国)
<ONEスーパーシリーズ キックボクシングルール 72.5kg契約 3分3R>
○ヨードセングライ・フェアテックス(タイ)
判定
●クリス・ナギンビ(コンゴ/オランダ)
<ライト級(77.1キロ)/5分3R>
○青木真也(日本/EVOLVE MMA)
1R 3分15秒 三角絞め
●ラスル・ヤキャエフ(ロシア)
Grappling genius Shinya Aoki pulls off a sweet triangle choke victory at 3:15 of Round 1! #UnstoppableDreams #Singapore #MartialArts pic.twitter.com/XzNGXRkqx6
— ONE Championship (@ONEChampionship) 2018年5月18日