神興行KNOCK OUT川崎の興奮から一夜明けた4月15日(日)厚木DUEL.14が行われる。
あの森井をKOして強さをまざまざと見せつけたムエタイのMVPヨードレックペットだが、そのムエタイの本物をみせる事をポリシーにしてきた国内大会のDUEL神奈川の厚木大会にはスーパーフェザー級王者のテーパブット・シッウウボォンが来襲し、真吾YAMATOと激突。
NJKFスーパーライト級王座決定戦でその真吾YAMATO(大和)との対決を控える畠山隼人(E.S.G)はウェルター級契約の交流戦でMA日本同級4位の研人(真樹ジムAICHI)と対戦する。
そしてKNOCK OUT初代フライ級王座トーナメント制覇を宣言した石井一成(東京KBA)が、同級で7戦7勝(2KO)と無敗を維持するNJKF期待の新星・一航(新興ムエタイ)とスペシャルエキシビションマッチを行う。
ともにキッズ時代からリングに立ち、面識のある2人だが、これが久しぶりとなり顔合わせ。将来のフライ級国内トップ対決を先取りする一戦となるか?
ゴング目前、注目の各選手からのコメントをお送りする。
■石井一成
「昨年はベルトを獲ってKNOCK OUTでもデビューして勝ってよいスタートを切れました。
でも6月、能登(龍也)選手にプロ人生で初のKO負けをして、半年間ずっと悔しくて、いつも思い出して考えていました。必ずリベンジする、やり返す、そう思っていたし、何かいつも引っ掛かっている感じがありました。
ですが年末に無事リベンジすることができて、沢山の経験をしていろいろなことを勉強できた1年だったと思います。
今回対戦する一航は、小さい頃からアマチュアの大会やタイで一緒でかわいがっていたので、久しぶりに会うのが楽しみです。
久々に会う一航がどのくらい成長しているのか、もちろんNJKF1位の実力があって確実に強くなっていると思うので“これがムエタイだぞ”っていうものを見せたいと思います。
今年は5月6日のRIZIN、その後も大きな試合が決まったので、勝ち続けていきます。応援よろしくお願いします」
■一航
「昨年はNJKFの新人賞をもらうことができましたが、自分が納得のいく試合をすることはできませんでした。ただ全勝を通すことができたのはとても嬉しかったです。
昨年印象に残っているのは闘神塾の松岡宏宜選手との試合です。ジムの先輩が判定で負けていたので自分がリベンジすると約束をして、プロで初めてKO勝ちをすることができました。あの試合で何となく、自分の中で自信とコツを掴むことができたと思います。これも松岡選手のおかげなのですごく感謝しています。
一成選手は小さい頃お世話になってトップスターでした。今回はしっかり勉強させて頂いて、楽しむのはもちろんですが、観客のみなさんにリラックスして楽しんで頂ける2Rにしたいです。
今後はまずNJKFのベルトを獲ることを目標に頑張ります」
■真吾YAMATO
「昨年はNJKFスーパーライト級王座決定戦(7月)で北野(克樹)選手に負けてしまい(1R0分13秒TKO負け)すごく辛かったです。人にも会いたくない気持ちでしたが、とても多くの気づきがあったので、この負けも必要なことだったんだと今は思えます。
そこから11月のホーストカップで勝って、2月の嶋田(祐介)戦は1R KOでよかったのですが、動きが硬過ぎたり課題はまだまだあります。でも今は勢いに乗れていると思います。
DUELで過去(16年10月)に戦ったゴーンサックは本当に強くて、いい経験になったし今の自分にすごく活かされて、技術面もそうですが精神面でかなり成長できたと思います。
テーパブットは日本での試合を見て、左の蹴りが上手いし、左ミドルのフェイントで入ってきたりするので気をつけたいです。
この試合の後のNJKF王座決定戦は前回獲れなかったので絶対逃したくないです。応援してくれるみんなの願いでもあるので、みんなでベルトを獲りにいきます。
その前にまず今回も見ていて飽きない試合をしますので、楽しみにしていてください! 」
■テーパブット・シッウウボォン
「昨年は日本で試合をすることができて大変光栄でした。健太選手には負けてしまいましたが、宮越(慶二郎)選手に勝って帰れたのでよかったです。タイと日本で判定の基準は違うと思いますが、健太戦の判定については問題ありません。
今回の対戦相手・真吾選手は背が高いですが、全く心配ないですし、そのためにしっかり練習しています。
今はまた7chのチャンピオンになりました。今回もムエタイの強さ・美しさを見せられるよう一生懸命頑張ります。応援よろしくお願いします」
■畠山隼人
「いい練習もできて調子は順調です。僕はちょっとサボり癖があるので(苦笑)、間隔をあけずに試合をした方が周りに押されていい練習ができるんです。この年でやっているのは、やっぱり普通の生活より楽しくできるのが理由だし、しっかりその中で結果を出したいです。
1月のタイトルマッチ(WBCムエタイ日本統一スーパーライト級王座決定戦で北野克樹に判定負け)は過去一番練習できたんですけど、単純に相手が強くて結果が出せませんでした。でも、それを糧に今回はしっかり勝って今後に繋げたいです。
研人選手は結局動画があまり見れなくて、なので自分の練習をしっかりやって追い込んでいます。何が来ても対処できるようにやっています。
最近はトータルバランスが取れてきたってトレーナーの方に言われるので、蹴りとパンチにヒジ、何でもバランスのいいところを見せたいです。
9月で30歳になって、もう20代最後の年なので今年は必ず結果を出します」
■研人
「元は小1からずっとサッカーをやっていて、格闘技はやってみたいな、ぐらいで始めました。
普段はジムでタイ人トレーナーに習っていて、ヒジとヒザ、ミドルキックを得意にしていてムエタイスタイルだと思います。トレーナーからは『ミドル重たい! ヒザいい!』と言ってもらっています。
畠山選手の印象は前回の山崎(遼太)選手との試合を見たんですが、パンチが強いのかな? というぐらいです。
今回は言うまでもなくパワーや体格の差を見せて圧倒したいと思います(※試合は畠山の本来の階級より1つ上のウェルター級契約で行われる)。
初めてNJKFさんに出させてもらえてワクワクしています。ヒジで切ってインパクトのある試合をしたいと思います!」
■ NJKF DUEL.14
日時:4月15日 開場16:00 開始16:30
会場:神奈川・レンブラントホテル厚木
<メインイベント 日泰国際戦 64kg契約 3分5R>
真吾YAMATO(大和/NJFKスーパーライト級2位)
vs.
テーパブット・シッオーブン(タイ/7chスーパーフェザー級王者)
<セミファイナル 交流戦 ウェルター級 3分3R>
畠山隼人(E.S.G/NJKFスーパーライト級1位)
vs.
研人(真樹ジムAICHI/MA日本ウェルター級4位)
<スペシャルエキシビションマッチ 3分2R>
石井一成(東京KBA/元WMC世界フライ級王者、元タイ・True4フライ級王者)
vs.
一航(新興ムエタイ/NJKFフライ級1位、WBCムエタイ日本統一フライ級3位)
<交流戦 58㎏契約 3分3R>
梅沢武彦(東京町田金子/NJKFスーパーフェザー級5位)
vs.
竹内賢一(TenCloverGym世田谷/SBスーパーフェザー級3位)
<NJKF54.7㎏契約 3分3R>
久保田雄太(新興ムエタイ/NJKFスーパーバンタム級3位)
vs.
日下滉大(OGUNI/NJKFバンタム級3位)
<NJKFバンタム級 3分3R>
俊YAMATO(大和/NJKFバンタム級2位)
vs.
清志(新興ムエタイ/NJKFバンタム級8位)
<交流戦 スーパーバンタム級 3分3R>祐☆トーン・エー(真樹ジムAICHI/MA日本スーパーバンタム級4位)
vs.
山浦翔(新興ムエタイ/NJKFスーパーバンタム級7位)
<NJKFフライ級 3分3R>
松谷桐(VALLELY)
vs.
宇宙YAMATO(大和)
<ミネルヴァ 51.5㎏契約 2分3R>
伊織(T-KIX/ミネルヴァ スーパーフライ級王者)
vs.
白石瑠里(KickBox/ミネルヴァ スーパーフライ級3位)
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