マイケル・チャンドラーが肩固めで一本勝ち!Bellator 197

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 4月13日(現地時間)にミズーリ州セントルイスで『Bellator 197: Chandler vs. Girtz』が開催された。
 BELLATOR(ベラトール)は、アメリカを本拠地として2009年に設立された、総合格闘技団体。本国アメリカでは「スパイクTV」で放送され、設立わずか7年で世界第2位の団体に上り詰めた。ド派手な演出やファンの心を鷲掴みにするマッチメイクは、スポーツライクな路線を突き進む他のプロモーションとは一線を画している。そして、日本でもインターネットテレビ局「AbemaTV」(アベマ・ティーヴィー)と正式契約し、生放送も開始され盛り上がっている。
 今大会のメインはミスター・ベラトールであるマイケル・チャンドラーがブランドン・ガーツと対戦した。元々はチャンドラーが現ライト級王者のブレント・プリマスに挑戦する予定だったが、プリマス欠場でガーツが代打で抜擢された。当然、下馬評はチャンドラーが圧倒しているが、試合もチャンドラーが圧倒した。テイクダウンを奪って肩固めを極めたチャンドラー。ガーツは失神して、チャンドラーが完全勝利。圧倒的な強さで王座返り咲きをアピールした。
 セミファイナルでは、MMA10勝無敗のAJ・マッキーJr.が元UFC戦士、ジャスティン・ローレンスと対戦。下馬評はマッキーJr.だが、試合も下馬評通りとなり、スタンドでリードしたマッキーJr.が判定勝ちした。
 また、伝説の喧嘩屋、キンボ・スライス(故人)の息子、ベイビー・スライス(ケビン・ファーガソンJr.)も登場し、ディヴォン・ブロックと対戦した。試合はスライスが父親譲りのパンチラッシュでダウンを奪いマウントパンチ、そしてブロックが背を向けるとチョークで仕留め一本勝ち。父親キンボの荒々しさと、寝技の技術を併せ持ったキンボ二世が強さをアピールした。

■ Bellator 197: Chandler vs. Girtz
日時:2018年4月13日(現地時間)
会場:アメリカ・ミズーリ州セントルイス ザ・ファミリーアリーナ

<ライト級>
○マイケル・チャンドラー(米国)
 1R 4分00秒 肩固め
●ブランドン・ガーツ(米国)

<フェザー級>
○AJ・マッキーJr.(米国)
 判定 3-0
●ジャスティン・ローレンス(米国)

<ウェルター級>
○ローガン・ストーレー(米国)
 判定 3-0
●ジョアキン・バックリー(米国)

<160ポンド契約>
○ベイビー・スライス(米国)
 1R 0分34秒 リアネイキドチョーク
●ディヴォン・ブロック(米国)