■ KTプロジェクトPresents DEEP八王子超人祭り! 2018
日時:4月1日(日) 開始14:00
会場:東京・八王子市民体育館
【全対戦カード】
<ダブルメインイベント第2試合 あさひ建創presents KICK 68kg契約 3分3R>
○西川康平(超人クラブ/BLUE DOG GYM)
3R 2分59秒 TKO
●ジョージ(club EDO)
※Krushで木村”フィリップ”ミノルらに勝ってきた西川の引退試合となった
<ダブルメインイベント第1試合 花グループpresents MMA 66kg契約 5分3R>
○金原正徳(リバーサルジム立川アルファ)
1R 1分55秒 肩固め一本
●ジョムホット チュワタナ(タイ)
先にタイの国旗を背負って登場はタイ人、金原の入場前には黄色いペンライトが振られ盛り上がる。並んだ両選手はタイ人が頭一つ抜けている。
ゴングから、間合いをとりながら動く両者。パンチが軽く交差する。しかしロープ際で組み付いてからは金原の独壇場。テイクダウン後はサイドからマウントに以降し、最後は肩固めでフニィシュ。
試合後、マイクを取った金原は「今年37で、デビューして15年目になります、まだトップにいけるつもりです。行けるとこまで行きたいと思います、応援よろしくお願いいたします」とコメントした。
<セミファイナル KTプロジェクトpresents KICK 65kg契約 3分3R>
●中澤達也(益荒男代表/戦-IKUSA-本宮塾)
判定0-3
○ノラシン・ギャットプラサンチャイ(タイ)
中澤は毎年超人祭に出場している常連選手、格闘団体益荒男の看板を背負った戦いだ。
1ラウンド、2ラウンド互角に近い動きを見せた中澤だったが、3ラウンド強烈な膝ゲリでダウンを喫する。万事休すかと思われたが、カウント9でなんとか立ち上がる。大中澤コール。ラウンド終了まで激闘は続いたが、惜しくも判定で破れた。
<第11試合 超人クラブ後援会presents MMAエキシビションマッチ>
五味隆典(ラスカルジム)
vs.
宮崎智広(超人クラブ/宮崎興業)
五味のコメント「年末のRIZINが終わり、このような機会を頂いた超人クラブ関係者には感謝してます。自分、神奈川のほうでラスカルジムをやっているので、宮崎さん今度遊びに来てください。本日はありがとうございました!」
<第10試合 関東リフォームpresents MMA特別ルール(肘・頭突き有り) 無差別級 5分2R>
●降矢浩希(超人クラブ/八王子総業)
2R 0分30秒 TKO
○ヒロ三河(三河幕府)
<第9試合 SR-colors presents MMA フライ級(56.7kg) 5分2R>
○タイガー石井(フリー)
1R 2分24秒 アームロック
●佐野椋將(秋本道場Jungle Junction)
<第3試合が順番変更 MMA フェザー級(65.8kg) 5分2R>
○田畠宙依(キングダム本部内弟子) ※交通事故により、仙道仁(真正館)から変更
1R 2分46秒 フロントチョーク一本
●石崎舜(侍Force Gym)
第3試合、第5試合の真正館の選手二人がなんと交通事故に会い、会場入りができなくなってしまうというアクシデント。主催者サイドから助けを求められたキングダム入江代表が急遽白羽の矢をたてたのは、なんと試合当日の4月1日から、キングダム立川支部に入寮が決まり昨夜高速バスで立川入りしていた内弟子の田畠。その田畠に連絡が取れたのはなんと試合開始の40分前の1時20分。立川から、会場のある八王子まではどんなに急いでも30分以上かかる。
考えている時間は彼にはなかった。「やります!」決して、入江代表が無理強いしたわけではない。試合はしたことはなかったので、道具などもなかったが、入江の運営しているジム&イベントスペース、キングダム立川コロッセオは、格闘技メーカーISAMIの用品代理店もやっており、その事も幸運だった。田畠は慣れない東京を必死に走り抜け、会場に向かった。手元には東京に向かう時に使ってしまったため1800円程度しか所持金はなかった。
キングダム所属のプロシューター新井丈が会場前で待ち構える中、田畠は降り立った。もう、細かなリングチェックもアップもする時間はなかった。不安そうな顔をする田畠を見ながら、入江代表は 20年前の自身のキングダムデビュー戦を思い起こしていた。前日の天候不良の中、デビュー戦の相手だった外国人選手は来日不能。夜中通し電話が鳴り続け、対戦相手は二点、三点。ほぼ、一睡も出来ないままリングに立った。この19才の若者にそれを求めるのは酷だが、入江には彼の入門テストの時のセンスある動きを見ていた。もしかしたら?と思わずいられない何がが彼にはあったのだ。
試合前、キングダム勢は円陣を組んだ。「田畠!ここまできたら開き直れ、最初のらファーストコンタクトを良く目を見開いて突っ込め! 何があっても諦めない、いくぞ!」
試合開始まで不安はつきまとった。何しろマウスピースを作る暇もない。しかし、彼は確かに格闘技デビュー戦のリングに立った。試合開始のゴングとともに、間合いを一気に詰めた田畠。そのままテイクダウンを決めサイドポジションを奪った。そのまま、押さえ込みを続けるが試合感がないからか動きに展開が見られない。このままブレイクか?と思われたところで、入江の激で田畠が動く。なんとかマウント奪取。そのまま上からのスリーパーを狙う田畠。決めきれなかったが、マウントを返された所で、フロントチョークががっちり決り、相手はタップ。田畠が奇跡のスクランブル勝利をおさめた。
入江代表はリングインして「彼の勇気を讃えて上げて下さい!」とアピール。田畠は「ありがとうございました。」と照れ臭そうにマイクを持った。
試合後のインタビューにも、「勝てて良かったです。」としか言えない王国の新入り田畠。本日の入門から衝撃的な1日を飾ったこの広島の未来ある若者の活躍をみたいと思いながら八王子の会場を後にした。
田畠宙依
身長164cm 体重65kg
出身地 広島 高校 広島市立広島工業高校
目標選手 ジョー・ローゾン、今成正和、マイケル・ペイジ
趣味、特技 格闘技観戦
<第8試合 女子KICK 48kg 3分3R>
●チャンリー(club EDO)
判定0-3
○祥子(JSKキックボクシングジム)
<第7試合 KICK 80kg 3分2R>
●本田信一(超人クラブ)
2R 1分03秒 TKO
○大野隆弘(K-STYLE)
<第6試合 KICK 無差別級(レガース有り) 2分2R>
○チャンジュンa.k.a腹八分目(超人クラブ/伊藤縁)
1R 1分22秒 TKO
●松浦誠(侍FORCE GYM)
<第5試合 MMA ウェルター級(77.1kg) 5分2R>
坂井敏明(真正館)
中止
シュコロフ・ドニヨルベク(GENスポーツアカデミー)
<第4試合 MMA フェザー級(65.8kg) 5分2R>
●木下康夫(Team S.S.K.K.)
1R 0分54秒 パウンドアウトTKO
○小森真誉(GRABAKA)
<第2試合 KICK 62kg 3分3R>
○木下翔太(K-STYLE)
3R 0分57秒 TKO
●石丸健志(キングダム立川コロッセオ)
<第1試合 KICK(レガースあり・16oz) 68kg契約 2分2R>
●石井タカトシ(club EDO)
1R 1分52秒 TKO
○岩田駿(武蔵村山道場)
※月額999円ファイトクラブで読む(クレジットカード、銀行振込対応)
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