ロビン・ファン・ロスマレン王座統一!ロングビーチ上陸GLORY 52

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 3月31日(現地時間)にカリフォルニア州ロサンゼルスで『GLORY 52』が開催された。
 グローリーは、ヨーロッパのキックボクシング団体。2011年のFEGの経営悪化によるK-1の活動休止に伴い、世界的に大規模なキックボクシング団体がなくなったため、ピーター・アーツやクリス・ナギンビ、ムラット・ディレッキーらは引退、タイロン・スポーンやグーカン・サキらは総合格闘技またはプロボクシングへの転向を表明するなど、キックボクシング界の人材流出が顕著になっていった。そこで、K-1を買収するつもりだったバス・ブーンと、ブーンに協力していた大手独立系スポーツ・マーケティング広告代理店トータル・スポーツ・アジア(TSA)、石油系ヘッジファンド『BlueGold』の運営で財を成した投資家のピエール・アンデュランド(Pierre Andurand)らが改めて結託し、ピエールとTSAが合わせて総額3000万ドル(約23億円)以上の出資をして、ゴールデン・グローリージムとは独立した興行の運営母体としてグローリー・スポーツ・インターナショナル(Glory Sports International Pte LTD.)を設立(略称はGSI)。2012年3月23日のモスクワ大会で事実上旗揚げした。但し、巨額の損失からバス・ブーンらは追われてしまう。何度かの組織変更の末、北米を照準にして2016年2月、UFCファイトパスでの配信を開始した。
 今大会のメインはフェザー級王座統一戦。王者ロビン・ファン・ロスマレンと暫定王者ケビン・ヴァン・ノーストランドで争われた。ノーストランドは挑戦者決定トーナメントで優勝し、挑戦権を獲得したが、ロスマレンが目の負傷の為、試合が延期となり、ノーストランドがアンヴァー・ボイナザロフとの暫定王座決定戦で勝利して、今回、王座を統一する事になった。試合は、グローリーの保守本流であるロスマレンが圧倒。パンチ、膝蹴りで追い詰め、ダウンも奪っての判定勝ちで見事にロスマレンが王座を統一した。

■ GLORY 52
日時:2018年3月3日(現地時間)
会場:アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルス ロングビーチ・アリーナ

<フェザー級王座統一戦>
○ロビン・ファン・ロスマレン(王者/オランダ)
 判定 5-0
●ケビン・ヴァン・ノーストランド(暫定王者/米国)

<ミドル級>
○サイモン・マーカス(カナダ)
 1R 1分03秒 TKO
●ザック・ウェルズ(米国)

<ミドル級>
○マイク・レメアー(米国)
 判定 5-0
●クリス・カモジー(米国)

<ライト級>
○ジョシュ・ジョンシー(カナダ)
 判定 3-2 
●ストヤン・コプリフレンスキー(ブルガリア)

<ライトヘビー級>
○パベル・ズラフリオフ(ウクライナ)
 判定 5-0 
●マイロン・デニス(米国)

<118ポンド契約>
○アニッサ・メクセン(フランス)
 判定 5-0 
●アシュリー・ニコルス(カナダ)

<ミドル級>
○トロイ・ジョーンズ(米国)
 判定 5-0
●ポール・バナシク(米国)

<フェザー級>
○ザカリア・ゾウガリー(オランダ)
 判定 5-0
●ベイリー・サグデン(イギリス)

<ウェルター級>
○チャールズ・ロドリゲス(米国)
 判定 5-0
●ブライアン・ブランズ(米国)