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2014年9月27日にオランダ・アルメレで『SUPERKOMBAT World Grand Prix IV 2014』が開催された。
K-1、グローリー、レジェンドが世界戦略というか全世界で大会を開催している中、このルーマニアのスーパーコンバットは、本拠地ルーマニアを中心に、東欧圏（過去にブラジルでも大会を開いた事があるが）で定期的に大会を開催している。それが今大会は今年初のルーマニア以外での開催となった。今後、今年はスイスやイタリアで大会を開く事になっており、地道に活動範囲を広げている。
このオランダ大会は、スーパーコンバット３大エースのうち、２人、カタリン・モロサヌとラウル・カティナスが揃う予定だったが、カティナスの相手が見つからずカードは消滅。モロサヌも、イスマエル・ロントが相手だったが、ブライアン・ダウヴィスに変更になった。もっともロントほどメジャーではないが、ダウヴィスもK-1参戦経験のあるオランダの強豪。エース、モロサヌにかかるプレッシャーは大変なものとなっただろう。
今回のモロサヌはいつもの、ハカ（ニュージーランド先住民族マオリ族戦いのダンス）ではなく、普通に入場。それでも、試合はいつも通りモロサヌが腕をぶん回して前に出るが、ダウヴィスも激しく打ち合いに応じ白熱した試合になる。しかし、試合が進むと、前に出続けるモロサヌが押す場面が増え、2Rにはモロサヌの右でダウヴィスが片膝をつくフラッシュダウン、3Rにもモロサヌがダウヴィスをロープ際にラッシュで追い込み押し倒すようなフラッシュダウンを奪い、モロサヌが文句なしの判定勝ちした。
ヘビー級トーナメントは、一回戦を共にKOで勝ち上がってきたデクスター・スイスとタリック・カバべスが対戦。背が高くセーム・シュルトを思い出させるスイスを相手にカバべスが果敢にパンチを連打し追い込み判定勝ちで、見事に今大会のヘビー級トーナメント優勝を果たした。
また、レドゥアン・カイロは豪快な飛び膝蹴りでアリ・セニックを失神KO。会場を盛り上げた。
■ SUPERKOMBAT World Grand Prix IV 2014
日時：2014年9月27日
場所：オランダ・アルメレ
＜ヘビー級GP決勝戦＞
○カバべス
判定
●デクスター・スイス
＜ヘビー級＞
○カタリン・モロサヌ
判定
●ブライアン・ダウヴィス
＜スーパークルーザー級＞
○レドゥアン・カイロ
2R KO
●アリ・セニック
＜ヘビー級＞
○ジェギッシュ・イェゴイアン
判定
●マルチェロ・アドリアンス
＜クルーザー級＞
○クライブ・ブルンズウィック
判定
●アイバン・パング
＜ライト級＞
△クリスチャン・スぺトク
ドロー
△ハンザ・ソエシー
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