6日に行われた新日本プロレス「旗揚げ記念日」東京・大田区総合体育館大会は、1日時点でソールドアウト。3,864人の観衆で賑わった。
メインはIWGP無差別級戦とも言っていいヘビー王者・ジュニア王者対決。オカダ・カズチカとウィル・オスプレイの一戦は、旗揚げ精神を見つめ直すようなクラシカルなレスリングの渡り合いでスタートする。体格とパワーで勝るオカダが得意技の積み重ねで徐々に主導権を握るが、レインメーカーを切り返す要領でオスプレイが放ったのはライガーボム。1994年のIWGP無差別級戦「橋本真也vs.獣神サンダー・ライガー」でライガーが繰り出したライガーボムのオマージュだろうか。見事に決まり、あわや3カウント。オカダはギリギリで命拾いだ。
この勢いのまま必殺オスカッターを見舞うべくロープから飛来したオスプレイだったが、オカダはなんとドロップキックで迎撃。ついにオカダの正調レインメーカーが完全に決まると、オスプレイは3カウントを聞くしかなかった。旗揚げ記念日を締めくくったオカダは「永遠にカネの雨が降るぞ!」とマイク。
欠場選手の関係もあり、ラスト4試合がシングルマッチとなった大会。いずれも好勝負だったことで、新日本は改めて地力を見せつけた格好となった。タイトルマッチ戦線ではジュニアタッグを金丸義信&エル・デスペラードが奪取、鈴木みのるがIWGPインターコンチ防衛。鈴木軍が気勢を上げている。
■ 新日本プロレス 旗揚げ記念日
日時:2018年3月6日(火) 19:00~
場所:東京・大田区総合体育館 観衆3,864人(札止め=主催者発表)
<第1試合>
八木哲大 ●海野翔太 岡倫之 永田裕志
7分31秒 腕ひしぎ逆十字固め
田口隆祐 〇KUSHIDA タイガーマスク 獣神サンダー・ライガー 天山広吉
<第2試合>
矢野通 石井智宏 ●後藤洋央紀
7分41秒 GTR⇒片エビ固め
〇トーア・ヘナーレ デビッド・フィンレー ジュース・ロビンソン
<第3試合 IWGPジュニアタッグ選手権試合3WAYマッチ>
[挑戦者]〇エル・デスペラード 金丸義信
16分34秒 エル・エス・クレロ
[第56代王者]●SHO YOH
※YOH&SHOが初防衛に失敗、金丸&デスペラードが第57代王者となる
※もう1チームは高橋ヒロム&BUSHI
<第4試合 スペシャルシングルマッチ>
〇SANADA
17分38秒 ラウンディングボディプレス⇒体固め
●YOSHI-HASHI
<第5試合 スペシャルシングルマッチ>
●タイチ
14分07秒 デスティーノ⇒片エビ固め
〇内藤哲也
<第6試合 IWGPインターコンチネンタル選手権試合>
[挑戦者]●真壁刀義
19分04秒 ゴッチ式パイルドライバー⇒体固め
[第17代王者]〇鈴木みのる
※みのるが初防衛に成功
<第7試合 「旗揚げ記念日」スペシャルシングルマッチ>
[第80代IWGPジュニアヘビー級王者]●ウィル・オスプレイ
25分25秒 レインメーカー⇒エビ固め
[第65代IWGPヘビー級王者]〇オカダ・カズチカ
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