(C)GLORY
3月3日(現地時間)にオランダ – ロッテルダムで『GLORY 51』が開催された。
K-1失速後、世界最大のキック団体となっているグローリーだが、最近は米テレビ局と長期契約、UFCファイトパスと契約でネット生配信もはじまり、勢いに乗っている。一時は北米進出にこだわるあまり失速していたものの、現在は本拠地である欧州を中心に戻し、勢いを増している。
今大会は、あの悪童バダ・ハリの復帰戦が行われ、因縁の相手ヘスディ・ゲルゲスと対戦した。私生活のトラブルで刑務所入りしていたバダ・ハリは復帰戦でいきなりグローリーヘビー級王者リコ・ヴァーホーベンと対戦するも肩の脱臼のアクシデントでTKO負けとなってしまった。そして怪我から回復しての今回の復帰戦を迎えた。そしてバダ・ハリはゲルゲスとは2010年5月29日、IT’S SHOWTIME世界ヘビー級タイトルマッチでヘスディ・ゲルゲスと対戦(当時、バダ・ハリが王者)。2ラウンドにカラケスが転倒したところにキックを放ち反則負けとなり、バダ・ハリは王座から陥落した因縁を持つ。試合は、序盤から積極的に前に出て打ちあいを望むハリに対し、ゲルゲスはガードを固め、重たいローキックなどで試合を有利に進めていく。しかし、ラウンドが進んでもハリは必死で前に出てパンチ、キックを繰り出し、ゲルゲスも防戦になり、ハリが盛り返した。結果、判定となり、ハリの判定勝ち。復帰戦で因縁の相手に勝利したハリは、いよいよ、ヴァーホーベンとの最終決戦で向けて動き出した。
■ GLORY 50
日時:2018年3月3日(現地時間)
会場:オランダ – ロッテルダム アホイ・ロッテルダム
<無差別級>
○バダ・ハリ(オランダ)
判定5-0 (29-28、30-27、30-27、30-27、30-27)
●ヘスディ・ゲルゲス(エジプト/オランダ)
<ウェルター級トーナメント準決勝>
○アイヴァン・ダネンベルク(キュラソー)
判定5-0 (29-28、30-27、30-27、30-27、30-27)
●トンチャイ・シットソンピーノン(タイ)
<無差別級>
○トマス・モズニ(スロバキア)
判定5-0 (29-28、30-27、30-27、30-27、30-27)
●ダニエル・スコフ(チェコ)
<ウェルター級トーナメント準決勝>
○アイヴァン・ダネンベルク(キュラソー)
判定3-2 (30-27、30-27、28-29、28-29、29-28)
●ジミー・ビエノット(フランス)
<ウェルター級トーナメント準決勝>
○トンチャイ・シットソンピーノン(タイ)
判定3-2 (29-28、29-28、28-29、28-29、29-28)
●アラン・シェンソン(アルゼンチン)
WOOOOO! @badr84hari unloads his spinning techniques, but @Hesdy_Gerges isn't backing down! We go to the second round! #GLORY51 pic.twitter.com/F33xR0ArbE
— GLORY Kickboxing (@GLORY_WS) 2018年3月3日
Badr Hari IS BACK AND MAKES HIS RETURN TO THE #KICKBOXING RING RIGHT NOW!!! #GLORY51
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