(C)CMLL
2月9日(現地時間)にメキシコ・アレナメヒコで『アレナメヒコ金曜定期戦』が開催された。
今大会のメインは、ミスティコ、ボラドールJr.、ディアマンテ・アスールのCMLLテクニコの人気トリオが、ウルティモ・ゲレーロ、クラネオ、バルバロ・カベルナリオのルード軍と対戦。王道のテクニコとルードの対決となったが、試合は、一本づつ取り合って最後の三本目、アスールがクラネオを仕留めると、すぐにミスティコがラ・ミスティカでカベルナリオを仕留めてテクニコ軍が快勝。大団円で勝利となった。
更に今大会ではトルネオ・インクレイブレ・パレハス2018のBブロック予選が開催された。 このトルネオ・インクレイブレ・デ・パレハスは、テクニコ(善玉)とルード(悪役)がタッグを組む特殊なトーナメントだ。それも、抗争中の相手同士で組まされる為、普段は激しくやりあっている憎い相手と協力しあうという事になる。それゆえ、むしろ、相手のタッグチームよりも、パートナーと上手くやれるかが勝利とカギとなっている。当然、抗争中同士の選手が組んでいるので、同士討ち、仲間割れが連発。そんな中、決勝まで勝ち残ったのが、本命であるカリスティコ、エウフォリアとルーシュ、エル・テリブレであった。ルーシュとテリブレは共に気性が荒いので仲間割れしそうなチームであったが、何故か連携が抜群。一緒に覆面剥ぎなど反則も繰り返し最後は、ルーシュが必殺のルーシュドライバーでエウフォリアを仕留めると、テリブレも必殺ラ・テリブリーニャでカリスティコからフォールを奪い堂々の優勝。勝利した後もレフェリーに2人でドロップキックを放つなど息の合った所を見せつけた。2018年2月16日のアレナメヒコでは、Aブロック優勝のウルティモ・ゲレーロ、ボラドールJr.組と、このルーシュ、テリブレ組が決勝を争う。
また、2018年3月に行われるCMLLの殿堂入り大会「オメナヘ・ドス・レジェンダス」で今年の殿堂入りとして、あの仮面貴族ミル・マスカラスが正式発表された。
■ CMLL アレナメヒコ金曜定期戦
日時:2018年1月26日(現地時間)
会場:メキシコ・アレナメヒコ
<6人タッグマッチ>
○ミスティコ、ボラドールJr.、ディアマンテ・アスール
2-1
●ウルティモ・ゲレーロ、クラネオ、バルバロ・カベルナリオ
<トルネオ・インクレイブレ・パレハス2018 Bブロック>
優勝:ルーシュ、エル・テリブレ
カリスティコ、エウフォリア
アトランティス、ミステル・ニエブラ
マルコ・コルレオーネ、ショッカー(かつてグアポ対決してた)
アンヘル・デ・オロ、クアトレロ
ドラゴン・リー、サンソン
ストゥーカJr.、フォラステロ
ブルー・パンテルJr.、マスカラ・アニョ・ドスミル
(C)AAA
2月9日(現地時間)にアグアスカリエンテス州パレンケ・デ・ラ・フェリア・ナシオナル・デ・サン・マルコスで『AAA ゲラ・デ・コンキスタ』が開催された。
AAAはCMLL(当時EMLL)のブッカーを務めていたアントニオ・ペーニャ氏が独立して、メキシコシティを本拠地に設立した団体。CMLLから引き連れたルチャドール達に加えレイ・ミステリオやシコシスといった当時の新世代のレスラー達が活躍、アメリカン・プロレスを意識したエンターテイメント性の強いプロレスを推し進め、ライバル団体のLLI(UWA)を壊滅に追い込み、メキシコを基盤に南米やアメリカへの人気を獲得していった。
そしてAAAは2018年2月からテレビテーピング大会をインターネット配信Twitchで無料配信する事になり、今大会は通常のテレビテーピングとしてだけではなく「AAA ゲラ・デ・コンキスタ」というビッグマッチとして開催した。メインは、遂にAAA最高峰王座であるAAA世界ヘビー級王座(AAAメガ王座)を宿敵ジョニー・ムンドからメキシコに取り戻したドクトル・ワグナーJr.が挑戦者決定戦を勝ち上がってきたAAAの象徴的な存在である骸骨男ラ・パルカの挑戦を受けた。ベテラン同士だけに駆け引き合戦となり、試合開始後もワグナーJr.は覆面を客席に投げるなどアピールに終始。会場を存分に暖めてからやっと試合開始となった。ベテラン同士の老獪なやり取りが繰り返されたが、ラ・パルカがケブラドーラ・コンヒーロ3連発からチョークスラムでワグナーJr.を仕留めた時、なんとブルー・デーモンJr.、ヘルナンデス、そしてワグナーJr.を裏切った息子イホ・デル・ドクトル・ワグナーJr.が乱入し、ラ・パルカに襲いかかったのだった。ワグナーJr.は助けに来たのだと喜んだものの、息子はワグナーJr.も攻撃。どうやら息子は、デーモンJr.の入れ知恵で裏切りを起こしたようだ。混乱したリングを収拾する為、AAAスターのクエルボ、スコリア、シャンティ、ヴィキンゴらがデーモンJr.らを止めに入るがやられてしまう。更に、CMLLを解雇され、遂にAAA入りしたラ・マスカラとマキシモも乱入するが、これもデーモンJr.率いる超党派ヒール軍に蹴散らされ、遂にAAAエースであるサイコ・クラウンまでリングに乗り込んだが、これまたデーモンJr.に覆面を剥ぎ取られ見るも無残な姿を晒した。デーモンJr.率いるヒール新ユニットはAAAマットを制圧するつもりなのだろうか?これに対し、ワグナーJr.は観客を煽り、対決姿勢を見せたが、今後のAAAマットは予断を許さないだろう。
■ AAA ゲラ・デ・コンキスタ
日時:2018年2月9日(現地時間)
会場:メキシコ・アグアスカリエンテス州パレンケ・デ・ラ・フェリア・ナシオナル・デ・サン・マルコス
<AAA世界ヘビー級王座タイトルマッチ>
○ラ・パルカ(挑戦者)
反則
●ドクトル・ワグナーJr.(王者)
※反則決着で王座移動なし
<タッグマッチ>
○イホ・デル・ファンタズマ、アンヘリカル
ピンフォール
●エル・テハノJr.、デイブ・ザ・クラウン
<6人タッグマッチ>
△アベルノ、チェスマン、スペル・フライ
引き分け
△カルタ・ブラバJr.、モチョ・コタJr.、ティト・サンタナ
<ハンディキャップマッチ>
○ラ・マスカラ、マキシモ・セクシー
ピンフォール
●フォラヒド、5人の地元ルチャドール
<AAAタッグ王座タイトルマッチ>
○クエルボ、スコリア(王者)
ピンフォール
●ジョー・リーダー、パルカ・ネグラ(挑戦者)
<AAAクルーザー級王座タイトルマッチ>
○オーストラリアン・スーサイド(王者)
ピンフォール
●イホ・デル・ビキンゴ(挑戦者)
<タッグマッチ>
○ファビー、アシュリー
ピンフォール
●レディ・シャニ、エストレージャ・ディビナ
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