デビュー25周年の桜庭和志が社長として一念発起! グラップリング新団体旗揚げは4・11両国国技館 ももクロ演出・佐々木敦規氏がプロデュース

 1日、桜庭和志が手掛ける新グラップリング大会『QUINTET』(クインテット)の発表会見が都内で行われた。

 会見で社長就任を伝えた桜庭は、プレス資料でこのように挨拶している。「2018年はプロデビューしてから25周年になります。その区切りの年に、私はこれまでの経験を活かした新たなスポーツイベントを立ち上げることを決意いたしました。このほど、私を代表としたイベントを主催する新会社も設立いたしましたので、併せてご報告させていただきます。新イベントは、日本に留まらず世界展開を前提としたグローバルコンテンツとして発展させていく所存ですので、皆様のご理解、ご協力を何卒お願い申し上げます」。

 『QUINTET』は5人1チームの団体戦、柔道団体戦で馴染みのある勝ち抜き戦(ワンデートーナメント)として行われる。ルール案としては、総体重430kg、無差別、10分1本勝負、絞め・関節技の一本のみ、判定なし(一本決着がない場合は引き分け)、体重20kg以上の場合は5分1本勝負、ラッシュガード着用、延長代表戦完全決着との言葉が並ぶ。桜庭によると、中井祐樹にルールの相談もしたという。「ヒールホールドは力の加減でヒザがぶっ壊れる。5人が4人になったりするので、そこだけはナシで」とヒールホールド禁止との説明も。膠着状態につながるクロスガードには時間制限が予定されている。競技性と「伝わる試合」の両立を目指す。

 会見は格闘家や関係者からのムービーをまじえたものだったが、大会方向性がもたらす「小よく大を制す魅力」「“参った”がある世界」「作戦がハマったときの気持ちよさ」などに期待が寄せられた。石井慧も、自身の負けが団体戦の行方を左右することで独特の緊張感や作戦が必要であることに言及。「個人戦にはない感動、喜びがある」とコメントした。レスリング界関係者からも、出身者の受け皿としての可能性が語られた。

 チームの参謀にジョシュ・バーネットがいることで、中村大介は「理想のプロレスを追っているが、ジョシュ・バーネット選手のキャッチ・アズ・キャッチ・キャンを自分も理想としている」と語る。『QUINTET』は“アブダビコンバットのオールスター団体戦”といったところだろうか。今年の大会について桜庭はロンドン、アメリカへの進出も明言した。

 旗揚げ戦が両国国技館になったことについて、桜庭は「相撲とか見てて両国は見やすい。日程的にそこしか取れなかった」とコメント。これからどのように組み合わせを発表していくかはアイディアを練っているところだという。格闘技人生の集大成として桜庭が率いる新団体、はたして格闘技界の新潮流となるかが注目される。

 なお、イベント&映像制作プロデュースとして国民的アイドル「ももいろクローバーZ」のライブ演出を手掛ける演出家・佐々木敦規氏も登壇。「『QUINTET』の魅力、面白さがたくさんの人に見ていただけるカルチャーにしていきたい。エンターテイメントに昇華するようにやっていきたい」と力強く語った。試合はインターネットTV局「AbemaTV」で生中継される。

<HALEOドリームチーム>
※この日はバーネット除くHALEOドリームチーム4選手が会見。
桜庭和志(日本)、ジョシュ・バーネット(アメリカ)、所英男(日本)、中村大介(日本)、マルコス・ソウザ(ブラジル)

<JUDOドリームチーム>
石井慧(日本)、ユン・ドンシク(韓国)、チョン・ブギョン(韓国)ほか2名

<POLARISドリームチーム>
※会見中のムービーで宇野薫がPOLARISドリームチームとしての参戦を希望。
グレゴー・グレイシー(ブラジル)、チャールズ・ネグロモンテ(ブラジル)、クレイグ・ジョーンズ(オーストラリア)、ダン・ストラウス(イギリス)ほか1名

<SAMBOドリームチーム>
デオドラス・オークストリス(リトアニア)、マリウス・ザロムスキー(リトアニア)、ミンダウガス・ベルツビカス(リトアニア)、ミキータ・ミノフ(ウクライナ)、セルゲイ・グレチコ(リトアニア)

「QUINTET.1-Grappling Team Survival Match-」
◆日  時/ 2018年4月11日(水) 開場 17:30(予定) 開始 18:30(予定)
◆会  場/ 両国国技館 東京都墨田区横綱1丁目3番28号
〈JR総武線 両国駅西口 徒歩2分〉
       〈都営大江戸線 両国駅 徒歩5分〉
◆主  催/ 株式会社ラバーランド
◆後  援/ エス・ピー広告
◆協  力/ Polaris Professional Jiu-Jitsu Invitational
◆大会最高顧問/ 馳 浩(衆議院議員・元文部科学大臣)
◆協  賛/ HALEO、キッス・エンタテインメント、PCボンバー 
◆放  送/ AbemaTV
◆入場料金(消費税込)/
     マスVIP席 39,000円(サンキュー39シート:特典付)
     マスSS席 15,000円
     マスS席 12,000円
     マスA席 10,000円
     マスB席 7,000円
     2階指定A席 6,000円
     2階自由席 4,000円
※1マスは2席での使用。小学生以上有料。小学生以下は席が必要な場合は有料。
※怪我などにより出場選手が変更される場合があります。出場選手の変更に伴うチケットの払い戻しはいたしません。
◆チケット発売日/ 2月中旬予定
◆公式HP/www.quintet-fight.com


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