Photo by Josh Hedges/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images
現地時間1月14日(日)、アメリカ・ミズーリ州セントルイスにあるスコットトレード・センターにて『UFCファイトナイト・セントルイス』が開催された。
UFCが25周年を迎える2018年、記念ロゴがオクタゴンに初登場したセントルイスではメインイベントでフェザー級ランキング9位につけるジェレミー・スティーブンス(アメリカ 26勝14敗)と同13位のチェ・ドゥホ(韓国 14勝2敗)が対戦、スティーブンスが前評判通りの豪拳をさく裂させて“コリアンスーパーボーイ”ことチェをノックダウン、パウンドを浴びせたところでレフェリーが止めに入り、第2ラウンドでのTKO勝利を飾っています。
なお、ユライア・ホールと、この試合で引退としたビトー・ベウフォートのミドル級マッチはホールが規定体重に到達できず中止された。また、チアゴ・アウベスと対戦する予定だったザック・カミングスが負傷により欠場を余儀なくされたため、アウベスとカミングスの一戦も対戦カードからは除外されている。
次回のUFCイベントは日本時間1月21日(日)に開催される『UFC 220』だ。メインイベントではキャリア通算11勝1敗、オクタゴンでは負けなしの6連勝を遂げてランキングを駆け上がってきたフランシス・ガヌーがヘビー級王者スティペ・ミオシッチに挑む。さらに、セミメインイベントではライトヘビー級王者のダニエル・コーミエが、同級ランキング2位のヴォルカン・オーズデミアを迎え撃つ防衛戦も予定されている。
交通事故からマット・ヒューズが生還
Welcome home, Matt Hughes.#UFCSTL pic.twitter.com/2CH5mB3DGH
— UFC (@ufc) 2018年1月15日
■ UFCファイトナイト・セントルイス
日時:2018年1月14日(日)、日本時間15日(月)
会場:スコットトレード・センター(アメリカ・ミズーリ州セントルイス)
<メインイベント フェザー級マッチ 5分5ラウンド>
〇ジェレミー・スティーブンス
2ラウンド(2分36秒)TKO
●チェ・ドゥホ
ジェレミー・スティーブンスのコメント
「チェ・ドゥホは本当にタフなファイターだし、この試合のために韓国から来てくれたことに感謝している。彼はとてもタフでこのスポーツを代表する素晴らしい選手だ。次はブライアン・オルテガとやりたい。自分より上位にランキングされている選手と1人ずつ戦っていきたい。この後は家に帰って家族と過ごす。大金を稼いだところだから、またすぐに会おうぜ」
<メインカード 女子フライ級マッチ 5分3ラウンド>
●ペイジ・ヴァンザント
判定3-0(28-29、28-29、27-30)
〇ジェシカ・ローズ・クラーク
ジェシカ・ローズ・クラークのコメント
「気分はいいわ。今日の試合ではもっとたくさん見せたかったんだけど、こういうこともあるし、試合は私が圧倒したと思っている。自分の方が優れたファイターだと思って試合に臨んだし、それを証明するために必死にがんばってきた。世界最強の女子ファイターの1人だと思っているし、UFCが次に用意してくれる相手が誰なのか楽しみにしている。この18カ月で6試合してきたけど、まだ始まったばかり。ストレスを感じる1週間だったけど、少しは発散できたから今はとにかく家に帰りたい。これからのことはそれから考えるわ」
ペイジ・ヴァンザント骨折
Well… I broke my arm in the first! I was able to finish the fight but as you can see, had a hard recovering and throwing my right. I’ll be back better and stronger than ever! 💪🏼🦁 it’s all apart of the fight game. God had other plans for me. 🙏🏼 darn spinning back fist. pic.twitter.com/v5DhSv5YxD
— Paige VanZant (@PaigeVanzantUFC) 2018年1月15日
<ウェルター級マッチ 5分3ラウンド>
○カマル・ウスマン
判定3-0(30-27、30-27、30-27)
●エミル・ミーク
カマル・ウスマンのコメント
「相手が俺に付き合いきれないってことは最初から言っていた通りさ。誰にもできないことさ。だからこそ、この階級の誰もが俺から逃げていく。俺よりもランキングが上位の相手と戦う頃合いだな。コルビー・コビントンがいい。あいつはおしゃべりが好きなようだから、俺が黙らせてやる。デイナ・ホワイト、このマッチアップを頼むぜ。よろしくな」
<フェザー級マッチ 5分3ラウンド>
○ダレン・エルキンス
2ラウンド(2分22秒)サブミッション(リアネイキドチョーク)
●マイケル・ジョンソン
ダレン・エルキンスのコメント
「自分のキャリアで最大の勝利のひとつだ。いくらか尊敬されてもいいんじゃないかと思う。マイケル・ジョンソンは今日の試合に臨んで、2人とも楽しかったけど、キャンプを通して関節技を練習してきたから、チャンスが来たと思って狙っていったんだ。それが今日の戦い方。この次にタイトルに挑戦できるなんて思っていないけど、近いところにはいけていると思う。タイトル挑戦につながる試合がしたい。相手は誰でもいい。準備はバッチリさ。この階級でチャンピオン以外にこれだけ連勝しているファイターはいないから、すぐにチャンピオンと顔を合わせられるように願っている」
【プレリム】
<ライト級マッチ 5分3ラウンド>
○ジェームス・クラウス
判定3-0(29-28、29-28、29-28)
●アレックス・ホワイト
ジェームス・クラウスのコメント
「正直、今日は自分のベストファイトではなかった。失敗した気持ちだし、相手からパンチをかなり浴びてしまったけれど、勝者は常に勝つ術を見いだすものだし、今日の自分はそれをやった。足技の打ち合いはワイルドだったね。そうなるんじゃないかと予想していたから、とにかく相手に組み付いて勝てるように押し込んでいく必要があるのは分かっていた。ミズーリ州出身であることを誇りに思う。ここではポジティブに行きたいから、最高の試合だったし、地元での勝利は素晴らしいと思っている。この後はランキングのトップ15に食い込んでいきたいから、ランカーとの試合が見合っていると思う。自分の武器をもっと磨けるようにジムで練習する。来る時に向けて駆け上っていく自信はある」
<ライト級マッチ 5分3ラウンド>
●マット・フレボラ
1ラウンド(1分00秒)KO
〇マルコ・ポーロ・レイエス
マルコ・ポーロ・レイエスのコメント
「自分に相手をノックアウトするパワーがあることは分かっていたけど、それでもかなりパワーのある相手だったから慎重にならないといけなかった。だから距離を取っていたんだけど、それでも前には出続けた。それが思ったよりもうまくいってフィニッシュできたんだと思う。前回の試合はダメだったけど、これで勝利街道に戻れたから、最高の気分だ。セントルイスのみんな、ありがとう。試合を見てくれたファンに感謝する。みんなのために戦えることが俺の誇りだ」
<女子バンタム級マッチ 5分3ラウンド>
●タリタ・ベルナルド
判定3-0(27-30、27-30、27-30)
○アイリーン・アルダナ
勝者アイリーン・アルダナのコメント
「今日の試合に勝てたことは信じられない気分よ。これまでは緊張との戦いもあったから、今回は勝つことがとても重要だった。(ベルナルドは)思っていたよりもタフだったわ。粘り強いし、プッシュし続けてきたから、慎重にならないといけなかったけど、試合中は自分の方が相手よりもうまくやれるんだと思って臨んだ。フィニッシュしたかったし、打ち合いをコントロールしたかったんだけど、彼女はとてもタフでグラウンドも手ごわかった。最高の気分だし、ケガはないから、2、3カ月のうちにまた試合がしたい。ベチ・コヘイアかマリオン・レノーとやれたらうれしい。私にとっては彼女たちと戦うことが正当だと思う」
<バンタム級マッチ 5分3ラウンド>
○カン・ギョンホ
1ラウンド(4分53秒)サブミッション(トライアングルチョーク)
●グイド・カネッティ
カン・ギョンホのコメント
「オクタゴンに戻ってこられて最高の気分ですし、今回のパフォーマンスにはとても満足しています。またすぐに戦いたいですね。自分の前に立ちはだかる相手をフィニッシュし続けます」
【アーリープレリム】
<女子フライ級 5分3ラウンド>
●カリンドラ・ファリア
判定2-1(28-29、29-28、28-29)
○ジェシカ・アイ
ジェシカ・アイのコメント
「世界の頂点に立った気分よ。フライ級で戦えるようになるのに5年かかったから、自分の階級に戻れてうれしいし、勝利できたことは何とも比べようがないわ。入場ではちょっと不安だった。この瞬間が来るまでかなり緊張していたの。でも、それも当然だと思っているわ。根性で勝った。テイクダウンも打撃も、すべてがファイターに求められるもの。信じられない気分。まだ次をどうすると言うつもりはないけれど、またすぐに会いましょう!」
<女子ストロー級マッチ 5分3ラウンド>
●ダニエル・テイラー
判定3-0(28-29、28-29、28-29)
〇J.J.アルドリッチ
J.J.アルドリッチのコメント
「最高の気分よ! 今回のキャンプではいろんなことを変更してきた。ゲームプランを考えていくのはすごいと思ったし、完璧にできたと思っている。(テイラーが)様子を見て急襲してくることは分かっていたから、それを念頭に置いて戦えた。必要なパンチは繰り出せたし、しっかり攻めていけたはず。何もかもが自然に流れていく感じで、本当に素晴らしい気分よ。この後はジムに戻ってもっと成長していきたい」
<フェザー級マッチ 5分3ラウンド>
○マッズ・バーネル
判定3-0(29-28、29-28、29-28)
●マイク・サンチアゴ
マッズ・バーネルのコメント
「UFCで初勝利を挙げられて本当にうれしい。サンチアゴのことは尊敬している。彼はホンモノの戦士だし、タフな試合だった。今日はレスリングが成功のカギだったと思う。相手よりも自分の方がかなり重かったと思うし、それをアドバンテージとして生かせた。これがUFC初勝利、もっと改善し続けて次の相手が誰だろうとフィニッシュするつもりだ」
*****
(中止)
ミドル級マッチ 5分3ラウンド
ユライア・ホール vs. ビトー・ベウフォート
(中止)
ウェルター級マッチ 5分3ラウンド
チアゴ・アウベス vs. ザック・カミングス
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