クリスチャン・サイボーグ判定でホリー・ホルム下し王座防衛『UFC 219』

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　現地時間12月30日（土）、ネバダ州ラスベガスのT-Mobileアリーナにて『UFC 219』が開催された。

女子格闘技最高峰の戦いと言われた女子フェザー級タイトルマッチがメインイベントを務め、王者クリスチャン・サイボーグ（ブラジル・クリチーバ　18勝1敗1ノーコンテスト）に挑戦者ホリー・ホルム（アメリカ・アルバカーキー　11勝3敗）が挑んだ。序盤から打ち合いとなり、ホルムが時折、サイボーグをケージ際に追い込むものの、スタンディングに戻す展開が続く。サイボーグが力強い拳を当てればホルムは得意のハイキックを繰り出していき、これまでの試合で圧倒的なパワーを示してきたサイボーグはホルムのプレッシャーに対応しつつ、攻めどころを探っていく。
　とはいえ、要所で強烈な一撃を食らわせながらチャンスを待つサイボーグはスキを見せないホルムに手こずり、ホルムも前進して打撃を繰り出してはいるものの、サイボーグをダウンさせるほどのクリーンヒットは打てない。打撃のヒット数がグラフで画面に出たが、記憶以上にサイボーグのほうが圧倒的に打撃を繰り出していたカウント数に驚くことになるが、5ラウンドをフルに戦い抜いた試合の結果はユナニマス判定でサイボーグに軍配が上がった。フェザー級王座の初防衛に成功している。

　ベルトを死守したサイボーグは試合を終えて「ホリー・ホルムに感謝している。彼女は最高のファイターだし、今日は彼女との試合で最高の時間を過ごせた」とコメント。さらに、次の対戦相手にも触れ、「次はミーガン・アンダーソンと戦いたい。オーストラリアでやりたい」と明かしている。

　また、セミメインイベントではライト級ランキング2位につけるハビブ・ヌルマゴメドフ（ロシア　24勝0敗）と同4位のエドソン・バルボーザ（ブラジル　19勝4敗）が激突。序盤からヌルマゴメドフのペースになった試合だったが、打ち込まれても耐え抜くバルボーザがタフネスさを見せつけてフルラウンドに持ち込んでいる。結果はユナニマス判定でヌルマゴメドフが勝利し、家族ともどもカラフルなかぶりものカツラで祝福。ロシアの怪物は連勝記録を25に伸ばした。

　UFC 219の模様はDAZNで見逃し配信中。2018年1月6日（土）22時から『FOXスポーツ＆エンターテイメント』にて録画放送される予定。放送時間および放送内容は事情により変更される場合がある。

　次回のUFCイベントは年明け1月15日（月）にミズーリ州セントルイスのスコットトレード・センターを舞台に開催される『UFCファイトナイト・セントルイス』だ。メインイベントではジェレミー・スティーブンスと”コリアンスーパーボーイ”ことチェ・ドゥホによるフェザー級トップコンテンダーのバトルが予定されている。

■　UFC 219
日時：現地時間2017年12月30日（土）、日本時間31日（日）
会場：T-Mobileアリーナ（アメリカ・ネバダ州ラスベガス）