ヒョードル弟TKO勝ち!WFCA 44+ルーマニアRXF 29

(C)WFCA

 12月17日(現地時間)にロシア・グロズヌイで『WFCA 44: Dudaev vs Naumov』が開催された。
 このアフマット・ファイト・ショーはロシア・東欧で開催するキックとMMAの混合イベントで過去にはあのバダ・ハリやザビット・サメドフ、カタリン・モロサヌなど大物キックボクサーが参戦している上に、MMAレジェンドであるギルバート・アイブル、リコ・ロドリゲス、トラビス・フルトンなども参戦していた。そして、現在はアフマット・ファイト・ショーから、更に世界的なMMA団体とする為、WFCA(ワールド・ファイティング・チャンピオンシップ・アフマット)に大会名を変更して更に力を増している。
 今大会の実質メインは、鳴り物入りでWFCA入りしたヒョードル弟ことエメリヤーエンコ・アレキサンダーの復帰2戦目だ。前戦では、あのジェロニモ・ドス・サントスに秒殺KO勝利したアレキサンダーだが、今回は元ベラトール戦士ヴァージル・ズウィッカーと、これまた強敵だ。アレキサンダーは、以前よりスリムになっており、動きも早くなっていた。素早いパンチ連打でズウィッカーを追い詰め、パンチラッシュでダウンを奪うと、更に襲いかかりパウンド連打。レフェリーがストップし、アレキサンダーが快勝した。

■ WFCA 44: Dudaev vs Naumov
日時:2017年12月17日(現地時間)
会場:ロシア・グロズヌイ

<バンタム級王座決定戦>
○ラフマン・ドゥダエフ(ロシア)
 2R TKO
●アレクセイ・ナウモフ(ウクライナ)

<フライ級王座決定戦>
○ユヌス・エボルブ(ロシア)
 判定
●ブルーノ・アゼベド(ブラジル)

<ヘビー級>
○エメリヤエンコ・アレキサンダー(ロシア)
 1R 2分56秒 TKO
●ヴァージル・ズウィッカー(米国)


(C)RXF

 12月18日(現地時間)にルーマニア・ブラショヴツで『RXF 29: MMA Allstars 4』が開催された。
 ルーマニアのメジャーMMA大会であるRXFはルーマニアで定期的に大会を開催、基本はルーマニア勢対(ルーマニアから見て)外人勢という対戦が多い。特にエースとしてアトランタ五輪にも出場経験のある東欧の柔道家、またサンボや柔術の実績もあり欧州組み技の帝王、メガ・バンパイアと呼ばれるアレクサンドル・ルングが参戦している。
 ルングは、プライドでMMAデビューしており、デビュー戦こそジェームス・トンプソンに敗れているものの、その後、一時期は世界最強と言われた白鯨トム・エリクソンやジミー・アンブリッツに勝利しており、キックルールではボブ・サップにも勝利している。巨体でスタミナがない為、1Rから全力で殴り合いを仕掛ける突貫ファイトで観客を魅了している。今大会もメインに抜擢されたルングはアドナン・アリクと対戦。バックマウントを奪いパウンド連打で、アリクはタップ。ルングが満点の試合内容で快勝した。

■ RXF 29: MMA Allstars 4
日時:2017年12月18日(現地時間)
会場:ルーマニア・ブラショヴ

<無差別級>
○アレキサンドル・ルング(ルーマニア)
 1R 1分12秒 TKO
●アドナン・アリク(セリビア)


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