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現地時間11月18日(日)にオーストラリア・シドニーにあるクードス・バンク・アリーナにて『UFCファイトナイト・シドニー』が開催された。
メインイベントではヘビー級ランキング2位につけるベテランのファブリシオ・ヴェウドゥム(ブラジル 21勝7敗1分)と同8位のマルチン・ティブラ(ポーランド 16勝2敗)が対戦、5分5ラウンドを戦い抜く激闘が繰り広げられている。序盤からリズムに乗るヴェウドゥムは相手との距離を詰めてさまざまな攻撃を仕掛けていったが、ヴェウドゥムのクリンチと膝蹴りを警戒するティブラがうまく防御して攻めきれず、激しい攻防戦の展開になった。
ヘッドキックとボディへのミドルキックを織り交ぜながら試合を進めるヴェウドゥムの一方で、ティブラは強力なパンチを武器にヴェウドゥムの懐に飛び込んでいき、一進一退の流れが続く。4ラウンド目にはヴェウドゥムがティブラをケージ際まで押し込むシーンがあったものの、全体的にはスタンディングの打ち合いとなり、テイクダウンを奪い合って迎えた最終ラウンドはティブラの左ハイキックがクリーンヒットしてヴェウドゥムが思わずふらつき、さらにもう一発を食らったものの、前のめりになりながらティブラに組み付いて難を逃れた恰好だ。
大きな差はない接戦のようにも見えたが、3名のジャッジはいずれもヴェウドゥムの勝利を大差で支持。10月の『UFC 216』に続く白星で2連勝を達成している。試合後、ヴェウドゥムは「シドニーはすごかった。オーストラリアが大好きだ。マルチン・ティブラを祝したい。彼は素晴らしいファイターだし、きっと長いキャリアを歩んでいくだろう」と対戦相手のティブラを称えながら、「自分の方がちょっとだけ年上だけど、退く前にもう一度、ベルトがほしい。うちの壁には2つのチャンピオンシップ(ベルト)があるから、もうひとつ加えたいんだ」とも語り、再度、王座に挑戦したい意向を強調した。
この他、セミメインイベントでは新設の女子フライ級マッチとして同じオーストラリア出身のベック・ローリングス(7勝6敗)と、またも1ポンド(約1kg)体重オーバーでギャラの20%が相手側に渡ったジェシカ・ローズ・クラーク(7勝4敗1ノーコンテスト)が対戦、接戦の末に緊急参戦したクラークがローリングスを下した。
次回のUFCイベントは日本時間11月25日(土)に開催される『UFCファイトナイト』上海だ。カードがどんどん変わってしまっているが、メインイベントでは先の『UFC 217』でジョルジュ・サン・ピエールに王座を明け渡したミドル級ランキング2位のマイケル・ビスピンが、ケルヴィン・ガステラムと対戦することになっている。
また、本日19日にUFCが大人気ヒーロー漫画『キン肉マン』とスペシャルコラボしたLINEスタンプの販売が開始された。
【概要】
■スタンプ名:UFC x キン肉マン
■販売開始:11月19日(日)
■購入方法:
<WEB> LINE STORE:https://store.line.me/stickershop/product/1615544
<LINEアプリ> スタンプショップ:https://line.me/S/sticker/1615544
■料金:1セット(24種類)120円または50コイン
■ UFCファイトナイト・シドニー
日時:11月18日 現地および日本時間2017年11月19日(日)
会場:クードス・バンク・アリーナ(オーストラリア・シドニー)
【メインイベント】
<ヘビー級マッチ 5分5ラウンド>
○ファブリシオ・ヴェウドゥム vs. マルチン・ティブラ
判定3-0(50-45、50-49、49-46)
【メインカード】
<女子フライ級マッチ 5分3ラウンド>
ベック・ローリングス vs. ジェシカ・ローズ・クラーク○
判定2-1(28-29、28-29、29-28)
<ウェルター級マッチ 5分3ラウンド>
ティム・ミーンズ vs. ベラル・ムハマッド○
判定2-1(28-29、28-29、29-28)
<ウェルター級マッチ 5分3ラウンド>
○ジェイク・マシューズ vs. ボヤン・ベリチコビッチ
判定2-1(29-28、29-28、28-29)
<ミドル級マッチ 5分3ラウンド>
○エリアス・セオドル vs. ダニエル・ケリー
判定3-0(30-27、30-28、30-26)
<ライト級マッチ<キャッチウェイト:150lbs/68.04kg> 5分3ラウンド>
○アレックス・ボルカノフスキー vs. シェーン・ヤング
判定3-0(30-26、30-27、30-26)
【プレリム】
<フライ級マッチ 5分3ラウンド>
○ライアン・ブノワ vs. アシュカン・モクタリアン
3ラウンド(2分38秒)KO
<ライト級マッチ 5分3ラウンド>
○ニック・レンツ vs. ウィル・ブルックス
2ラウンド(2分05秒)サブミッション(ギロチンチョーク)
<ヘビー級マッチ 5分3ラウンド>
ラシャド・コールター vs. タイ・トゥイバサ○
1ラウンド(4分35秒)KO
<ライト級マッチ 5分3ラウンド>
ダミアン・ブラウン vs. フランク・カマチョ○
判定2-1(29-28、27-30、28-29)
【アーリープレリム】
<女子ストロー級マッチ 5分3ラウンド>
アレックス・チャンバース vs. ナディア・カセム○
判定3-0(27-29、27-29、28-29)
<フライ級マッチ 5分3ラウンド>
ジェネル・ラウザ vs. エリック・シェルトン○
判定3-0(27-30、26-30、25-30)
<ヘビー級マッチ 5分3ラウンド>
アンソニー・ハミルトン vs. アダム・ウィチョレク○
判定3-0(28-29、28-29、28-29)
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