UFCファイトナイト・ポーランド!ダレン・ティルがドナルド・セラーニを撃破!値千金の勝利を得て地元リバプールでの開催をアピール


Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images

 UFC(Ultimate Fighting Championship)は日本時間2017年10月22日(日)にポーランド・グダニスクにあるエルゴ・アリーナにて“UFCファイトナイト・ポーランド”を開催した。
 メインイベントではウェルター級ランキング6位につけるドナルド・”カウボーイ”・セラーニ(アメリカ 32勝9敗)とリバプール出身で無敗を誇る新進気鋭ダレン・ティル(イギリス 15勝0敗1分)が対戦し、セラーニが優位と見られていたものの、見事なアップセットでティルが会心の勝利を手に入れた。開始後、オーソドックスのセラーニがサウスポーのティルを相手に序盤からテイクダウンを仕掛けましたが、それを退けたティルがテンポよくジャブを打ち込みながら、ハイキックも取り入れて攻撃を組み立てる。試合が大きく動いたのは第1ラウンド終盤で、ティルの強烈な左の一発がセラーニにクリーンヒットし、足元がふらつくセラーニにティルが連打を浴びせたところ、最後はレフェリーが止めに入り、ティルのTKO勝ちとなった。
 値千金の勝利を手に入れたティルは試合後、「トップ10にいる、自分にとっては史上最高のファイターのカウボーイ・セラーニに勝ったんだ。今日の試合は一生、忘れない。キャリアで一番大きな試合だった」とコメントした。また、“Anyone, Anywhere, Anytime(いつでも、どこでも、誰とでも)”戦う哲学を持つセラーニは対戦相手が決まらぬうちから試合を受け、決定後も映像などを見て研究しないことで知られており、そのことに触れたティルは「カウボーイがチャンスをくれたから、俺はそれを両手で受け取った。できれば今は名前も知っていてくれるとうれしいんだけどね。でも、後からバーで彼のためにビールを買ってちゃんと自己紹介するつもり」とも話した。
 さらに、「カウボーイから何かを奪ったわけじゃないけど、彼はもうずっと長くやっているし、これからは俺の番だ。長くキャリアを続けていくつもりだし、もうそろそろバトンを渡す頃だろう。それを受け取るのが自分だと思っている。今はタイトルに挑戦したいと言うつもりはない。準備もできているし、チャンピオンに勝てるとも思うけど、敬意を表して、今はチャンピオンに挑まない。ただ、心の奥底では間違いなくいつかチャンピオンになってやると思っている。それには一切の疑問がない。今日はリバプールからたくさん人を連れてきた。地元に帰ると、写真を求められたり声援をもらったり、動けないくらいだ。本当に圧倒される。カウボーイを倒した今、リバプールでUFCをやる時だ。今しかない」と地元リバプールでのイベント開催をアピールした。
 また、メインカードには地元ポーランド出身で女子ストロー級ランキング3位のカロリーナ・コバルケビッチ(10勝2敗)が出場し、ジョディ・エスキベル(アメリカ6勝2敗)と対戦した。オクタゴンデビューを果たして気合いが入るエスキベルの一方で、母国のファンの大声援を受けて登場したコバルケビッチは落ち着いて試合に臨み、フィニッシュこそかないませんでしたが、ユナニマス判定勝ちを収め、思わず涙をこぼした。
 なお、アンソニー・ハミルトンとアダム・ウィチョレクによるヘビー級マッチは日本時間11月19日(日)開催のUFCファイトナイト・シドニーに移動することになり、ポーランドでは試合が行われていない。
 次回のUFCイベントは日本時間10月29日(日)に開催されるUFCファイトナイト・サンパウロです。メインイベントでは元ライトヘビー級王者リョート・マチダが2015年以来のオクタゴン復帰を果たし、デレク・ブランソンと対戦する予定となっている。

■ UFC Fight Night 118
日時:2017年10月21日(現地時間)
会場:ポーランド・グダニスク エルゴ・アリーナ

<ウェルター級/5分5R>
○ダレン・ティル(英国)
 1R 4分20秒 TKO
●ドナルド・セラーニ(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
○カロリーナ・コバルケビッチ(ポーランド)
 判定 3-0
●ジョディ・エスキベル(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
○ヤン・ブラホビッチ(ポーランド)
 2R 3分2秒 リアネイキドチョーク
●デビン・クラーク(米国)

<ミドル級/5分3R>
○オスカル・ピホタ(ポーランド)
 判定 3-0
●ジョナサン・ウィルソン(米国)

<ライト級/5分3R>
○マルチン・ヘルド(ポーランド)
 判定 3-0
●ナスラット・ハクパラスト(アフガニスタン/ドイツ)

<バンタム級/5分3R>
○ブライアン・ケレハー(米国)
 3R 3分34秒 TKO
●ダミアン・スタシアク(ポーランド)

<ミドル級/5分3R>
○ラマザン・エミエフ(ロシア)
 判定 3-0
●サム・アルヴィー(米国)

<フェザー級/5分3R>
○アンドレ・フィリ(米国)
 判定 3-0
●アルテム・ロボフ(アイルランド/ロシア)

<ウェルター級/5分3R>
○ワーレイ・アウヴェス(ブラジル)
 判定 3-0
●サリム・トゥアリ(ポーランド)

<女子バンタム級/5分3R>
○アスペン・ラッド(米国)
 2R 2分33秒 TKO
●リナ・ランズバーグ(スウェーデン)

<フェザー級/5分3R>
○ジョシュ・エメット(米国)
 判定 3-0
●フェリペ・アランテス(ブラジル)

大会や選手の詳しい情報などは、UFC 公式サイトへ
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