[ファイトクラブ]RIZIN平均視聴率7.1% 那須川天心10.3%~おっぱいポロリ山本美憂

[週刊ファイト10月26日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼RIZIN平均視聴率7.1% 那須川天心10.3%~おっぱいポロリ山本美憂
 photo by 永井鋭次 text by タダシ☆タナカ
・RENAのボディーブローにアンディ・ウィン悶絶~メイン大役果たすKO
・ガチ至上主義と計量失格問題の核心☆ニッポンのスポーツ・エンタメRIZIN
・地上波!那須川天心5分3R判定粘った視聴率貢献のMVP藤田大和
・平成唯一かつ最後の三冠王・福岡ソフトバンクスホークス松中信彦+福岡市長
・フランク・シャムロック♪Ironman出撃も桜庭和志と10分グラウンド無し
・西浦“ウィッキー”聡生、アンディ・サワー封じ込め選手生活延命か
・急遽参戦KINGレイナ、米元軍人クリスタル・ストークス苦戦も髙田部長にお歳暮
・ムキムキ時代より15kg減量の川尻達也、Gオリベイラの膝に撃沈
・「泥臭い試合で勝つ」石渡伸太郎、ロシア秘密兵器アクメド・ムサカエフに競り勝ち
・”首刈りアナコンダ”ケビン・ペッシx日本選手キラー京畿道の殴者ムン・ジェフン
・アンゴラの暴れ馬”新問題児”マネル・ケイプ、山本アーセンをKO
※フジ冒頭ジェロム・レバンナ~浅倉カンナ20歳~山本親子惨敗~キック想定外
・ジョシュ・バーネット弟子アリーシャ・ガルシアxブラジル打撃のマリア・オリベイラ
・純情可憐タックル少女・浅倉カンナxポーランド蹴撃天女シルビア・ユスケビッチ
・”情熱の関節セニョリータ”アイリーン・リベラに山本美憂おっぱいポロリ負け
・”西の神童”KNOCK OUTから参戦の石井一成が微笑みボンバー政所仁に不覚
・Mr.RISE裕樹、ワル・ビッシュと揶揄されてきたダルビッシュ黒木に苦戦の冷や汗
・RISEの狂犬・森本狂犬義久が”福岡の殴り屋”RYOTAをKOする第1試合から
・榊原実行委員長インタビュー(公式HPより)
・総括:地上波中継が総合戦士カードではない課題、8時間興行のツケ


 マリンメッセ福岡にぎっしり超満員7732人を集客した『RIZIN FIGHTING WORLD GP2017 バンタム級トーナメント&女子スーパーアトム級トーナメント 1st ROUND -秋の陣-』であるが、マスコミ陣にとっては8時間、いや最後まで残っていたら9時間を超える長丁場の興行であった。
世間的には泣いても笑っても19:00~21:54の3時間枠を得たフジの視聴率だ。平均が7.1%、那須川天心vs.ボクシングからの刺客・藤田大和が、結果論ではあるが5分3Rの判定決着に持ち込まれたこともあり、ピーク視聴率は10.3%(21時13)と大台を超えている。また、トリに抜擢されたRENAは、強烈なボディーブローをベトナム出身米国籍のアンディ・ウィンに見舞い、コーナー際で悶絶陥落したところでレフェリーが試合を止めた。年末の準決勝へと駒を進めている。
 フジ中継は事前に20時40分から生だと電子番組表にも告知されていた。予定では同時放送が21分30分に全試合が終わり、残りはダイジェストを流す編成だったようだ。「生の時間に数字をきちっと叩き出した、それが全体的に7.1%まで数字を押し上げることになった」と、榊原信行代表は自画自賛している。4・16横浜大会が5.4%(2時間枠)、7・30さいたま大会が6.3%(2時間枠)なので、上がったことにはなるが、『サザエさん』からの下駄履かせにせよ、4月大会の瞬間最高視聴率は7時冒頭の11.5%だった。

 このメイン試合こそ、主催者の思い描く通りに運んだのかもだが、全16試合の一日がかり大会は判定決着も多く、途中で帰ったお客さんが少なくないことに加え、カップルやグループで連れられて来た場合、次も来たいと思わせなくなる欠点がある。課題は残ったと指摘せざるを得ない。
 主催者側に立てば、年末に繋げるためにもなんとしてでも福岡大会を成功させないといけない。満員の体裁を作らないといけない。よって、カードを詰め込まざるを得なくなるジレンマに加えて、集客のためにはとKINGレイナも急遽投入するが、イマイチな内容でこれも判定決着となってくると、PPV生中継でさえ、メモを取っていても、集中力の限界というのがある。律儀に最初から見ていたファンは、この辺り(第12試合)でダレてしまったのが正直なところだ。
 まして、往年のファンには夢を見させてくれるのかと期待された桜庭和志vs.フランク・シャムロックのU系レジェンド対決にせよ、その肝心のU系回転体の妙技が披露されることがなく、一度もグラウンド攻防にならなかった。マニア的には細かい部分で十分に見ごたえがあったと庇うこともできようが、10分のゴングが鳴ると会場からも「延長コール」はなし。実際、2009年にニック・ディアスに敗れてから試合してないフランク・シャムロックは、ダン・ヘンダーソンの負傷欠場により急遽のリング復帰だったこともあり、10分持ったのが奇跡と言わんばかりのヘロヘロになってへたり込んでいた。現実は甘くなったということだろう。

◼ RIZIN FIGHTING WORLD GP2017
 バンタム級トーナメント&女子スーパーアトム級トーナメント 1st ROUND -秋の陣-
日時:2017年10月15日 開場・12:30 開始・14:00
会場:マリンメッセ福岡 観衆7732人(超満員)

RENAのボディーブローにアンディ・ウィン悶絶~メイン大役果たすKO
<第16試合 RIZIN 女子MMA トーナメントルール:5分 3R / インターバル60秒(49.0kg)>
○RENA(NIPPONのツヨカワ女王/シーザージム/シュートボクシング世界女子フライ級(51kg)王者)
 1R 3分05秒 左ボディーブロー悶絶陥落KO
●アンディ・ウィン(狂乱の金網女王/米国/カラテ・マフィア/元KOTC女子アトム級(47.6kg)王者)
※アンディは49.25kgで計量オーバー

RENA

「まさか今日のメインに選んでいただけるなんて本当に夢にも思いませんでした。勝ち上がることができて本当に嬉しいです。ありがとうございます。年末は絶対に優勝するので、男の中の男たち、女の中の女たちの戦いを“見に来いや!”」

アンディ・ウィン
 
「大親友でもある、パートナーと一緒にずっとボディショットの練習をしていて、そこは強化してきたつもりなんですけど、RENA選手はコンビネーションが巧みでした。顔からのボディで、1回目はまだ大丈夫で、2回目3回目も対応できたんですけど、4回目で落ちてしまって、そこでレフェリーが止めに入り、ああいう結果になりました。」

ガチ至上主義と計量失格問題の核心☆ニッポンのスポーツ・エンタメRIZIN

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