(C)Bellator
9月23日(現地時間)にカリフォルニア州サンノゼで『Bellator 183: Henderson vs. Pitbull』が開催された。
BELLATOR(ベラトール)は、アメリカを本拠地として2009年に設立された、総合格闘技団体。本国アメリカでは「スパイクTV」で放送され、設立わずか7年で世界第2位の団体に上り詰めた。ド派手な演出やファンの心を鷲掴みにするマッチメイクは、スポーツライクな路線を突き進む他のプロモーションとは一線を画している。そして、日本でもインターネットテレビ局「AbemaTV」(アベマ・ティーヴィー)と正式契約し、毎大会、生放送も開始され盛り上がっている。
今大会は、ベンソン・ヘンダーソン、ロイ・ネルソン、ポール・デイリーというUFCから鳴り物入りで移籍してきた世界的メジャー選手が揃う豪華な大会となった。メインはヘンダーソンで、対戦相手はパトリッキー・ピットブル、キャリアの大半をベラトールという生粋のベラトール戦士で、いわば対抗戦的な様相となっている。ヘンダーソンはベラトール入り後、1勝2敗と苦しんでいるが下馬評では有利となっている。しかし試合はピットブルがスタンドでやや有利に進め、ベンヘンはテイクダウンしてグランドに突破口を切り出そうとするもピットブルはベンヘンのテイクダウンを許さない。こうなるとベンヘンはじり貧になり、結果、僅差の判定でピットブルが勝利。ピットブルは下馬評を覆して金星を獲得した。
セミファイナルはデイリーの試合で、相手はロレンツ・ラーキンと同じくUFCからの移籍組、下馬評はラーキンが有利となっている。しかし試合はスタンド打撃の攻防でデイリーが強烈なスピニングバックフィスト。これはかすった程度だがバランスを崩したラーキンにデイリーはデイリーは右フックを決めた。ラーキンはダウンし、デイリー追撃のパウンドをレフェリーがストップし、デイリーが下馬評を覆す衝撃的なKO勝利となった。
またベラトールデビュー戦となるネルソンはハヴィ・アヤラと対戦。アヤラもベラトール育ちの戦士だけに、ネルソンの試金石となる戦いとなった。試合はスタンド打撃でアヤラが追い込むも、ネルソンがテイクダウン、グランドで攻める戦法に切り替え圧倒。ネルソンの判定勝ちとなった。
■ Bellator 183: Henderson vs. Pitbull
日時:2017年9月23日(現地時間)
場所:アメリカ・カリフォルニア州サンノゼ
<ライト級>
○パトリッキー・ピットブル(ブラジル)
判定 2-1
●ベンソン・ヘンダーソン(米国)
<ウェルター級>
○ポール・デイリー(英国)
2R 2分40秒 KO
●ロレンツ・ラーキン(米国)
<ヘビー級>
○ロイ・ネルソン(米国)
判定 3-0
●ハヴィ・アヤラ(米国)
<フェザー級>
○アーロン・ピコ(米国)
1R 3分44秒 KO
●ジャスティン・リン(米国)
<ライト級>
○ゴイチ・ヤマウチ(ブラジル/日本)
1R 3分19秒 リアネイキドチョーク
●アダム・ピコロッティ(米国)
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— Bellator MMA (@BellatorMMA) 2017年9月24日
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— Bellator MMA (@BellatorMMA) 2017年9月24日
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