元ベラトール王者ブランドン・ホールジー勝利!M-1チャレンジ83+英国進出ACB70 欧州2大会!

(C)M-1

 9月23日(現地時間)にロシア・カザンで『M-1 Challenge 83: Ragozin vs Halsey』が開催された。
 ロシア最大のメジャーMMA団体となっているM-1は、定期的に大会を開催し、ロシアのテレビ局でも生放送されている。そして参戦選手はロシア国内にとどまらず世界各国から集めている事でも意義あるMMA団体となっている。
 今大会のメインはブランドン・ホールジーが登場した。ホールジーはオールアメリカンにもなったレスリングエリートとして鳴り物入りでMMA入り、ベラトールを主戦場にミドル級王者にまでなったが、M-1に主戦場を移し、ベラトール時代からのライバル、アレキサンダー・シュレメンコと再戦したが、TKO負けを喫してリベンジを許してしまった。今回はM-12戦目で、ロシアのミハイル・ラゴジンと対戦した。試合は、ホールジーが試合開始と同時にテイクダウンに成功し、そのまま上から鉄鎚を落とす。ラゴジンもなんとか立ち上がるがすぐにホールジーが再び倒すという展開が続く。しかし、2R中盤にラゴジンがスイープに成功し、グランドで上を奪い返すという反撃も見せた。しかし、3Rはまたホールジーがレスリングで圧倒。再びテイクダウン、グランドで上から攻撃を繰り返し、ホールジーが判定勝ちとなった。
 また、バンタム級暫定王座決定戦も行われ、アレキサンダー・ドスカリックがヴァディム・マリギンをギロチンチョークで仕留めて新王者となっている。

■ M-1 Challenge 83: Ragozin vs Halsey
日時:2017年9月23日(現地時間)
場所:ロシア・カザン

<ライトヘビー級>
○ブランドン・ホールジー(米国)
 判定
●ミハイル・ラゴジン(ロシア)

<バンタム級暫定王座決定戦>
○アレキサンダー・ドスカリック(ウクライナ)
 2R 3分34秒 ギロチンチョーク
●ヴァディム・マリギン(ロシア)

<ライト級>
○ラウール・トゥタラウリイ(ジョージア)
 判定 3-0
●ウラジーミル・カヌンニコフ(ロシア) 

<フェザー級>
○ネイト・ラントヴェーア(アメリカ)
 2R 1分31秒 TKO
●ミハイル・コロブコフ(ロシア) 

<バンタム級>
○セルゲイ・モロゾフ(カザフスタン)
 2R 4分48秒 TKO
●ルアン・フェルナンデス(ブラジル) 


(C)Absolute Championship Berkut

 9月23日(現地時間)に英国・シェフィールドで『ACB 70: Barnatt vs Askham』が開催された。
 このアブソリュート・チャンピオンシップ・ベルクートはロシアの総合格闘技団体。団体名のベルクトはコーカサスで尊敬されている鷲の名前から取っている。2012年から精力的に大会を開催してきたMMA団体で、ロシア人同士だけではなく、ロシア勢が(ロシアから見て)海外勢と対戦するカードも多く組まれる国際的な大会だった。しかし、最近はチアゴ・シウバ、ポール・ブエンテロ、マイク・カイルという世界的に有名な元UFCファイターと契約し、ロシア対世界ではなく、ワールドワイドなMMA団体となり、2017年1月には遂にアメリカ進出も果たした。
 今大会は英国進出大会となっており、メインは、英国人同士、元UFC同士という対決。2017年3月にUFCリリースされ、主戦場をACBに移しACBデビュー戦となるスコット・アスカムと元UFCで現在Venator FCミドル級王者であり、ACB英国大会のエースであるルーク・バーナットの一騎打ちだ。会場はアスカムに大歓声、バーナットに激しいブーイングという中、試合がスタート。パンチ主体に前にでるアスカムに対し、バーナットは後ろに下がるステップでいなしながら打撃を打ち込むという展開。要所要所でアスカムのパンチがバーナットを捉えるシーンも見られたが、決定打のないまま、スタンドの攻防に終始して3R終了。判定は僅差でアスカム勝利、会場は大歓声に包まれた。 

■ ACB 70: Barnatt vs Askham
日時:2017年9月23日(現地時間)
場所:英国・シェフィールド

<ミドル級>
○スコット・アスカム(英国)
 判定 2-1
●ルーク・バーナット(英国)

<ミドル級>
○イブラギム・チュジガエフ(ロシア)
1R 1分32秒 TKO
●ウィル・ノーランド(米国)

<ウェルター級>
○アダム・タウンゼント(アメリカ)
 3R 3分24秒 リアネイキドチョーク
●フセイン・クシュハゴフ(ロシア)

<フェザー級>
○バッバ・ジェンキンス(アメリカ)
 3R 0分44秒 TKO
●ディエゴ・マーロン(ブラジル)


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