※詳細完全版レポートは金曜8月4日発売の[週刊ファイト8月10日号]に収録されました。
■ GIRL’S BUDO ENTERTAINMENT
『SEI☆ZA旗揚げ第三戦 ~真夏の夜の星々~』
日時:2017年7月28日(金)18:45〜
会場:東京・後楽園ホール
観衆:未発表
Text & Photo by 伊藤三世
アイドルユニット『KissBee』の、着物袴姿の演舞からスタートした今大会。序盤はチームSEI☆ZAに対して、果たし状を送ったTeamDATEとの4対4の対抗戦が行われた。
冒頭の煽りVでは、TeamDATEはティームデートと発音し、マーシャルアーツの源流と言われるマハーラージャカルーリカ&ヨーガを使う事が伝えられる。
試合はSEI☆ZAは菊野克紀、小見川通大らの指導を受けて臨むも、結果は渦中のアイスリボンの藤本つかさがセコンドに付いたTeamDATEが勝利。
さらに対抗戦の後は、エキシビジョントレーニングマッチとして、アイドルユニット「Kiss Bee」の石井美音奈が格闘技デビューが本気であることを伝えるために闘技場へ上がり、「出てこいや!」と世志琥を呼び込む。世志琥は「おめー、今うちの事呼び捨てにしただろ?笑ってんじゃねーよ。まあいいや、とりあえず、ミット。ミットやってみろ」とおもむろにミットを持ち出すと、 石井はキレの良い打撃で快音を響かせ期待を感じさせた。
続いて相撲対決に突入。世志琥がは石井を余裕で投げ飛ばす。石井は背負い投げを狙うが世志琥は微動だにずそれを阻止すると、そのまま上半身を抱えスイング。
井上はビンタや蹴りで応戦するも、最後は世志琥がアイドルを醜態に晒すかのごとく顔を観客席側に向け、キャメルクラッチで絞り上げると、レフェリーが制止した。
井上は「絶対にデビューまでにはもっと強くなって、絶対みんなのことを見返すので応援の方よろしくお願いします」と泣きながらマイクアピールをした。
メインは実力者ユリアが、テコンドーをバックボーンに持つチェ・ジョンヨンと白熱の攻防を展開し、最後はユリアが判定勝利を手にした。
大会全体としては、主役であるSEI☆ZAチームが団体戦で敗れたが、Team DATEの気迫と善戦ぶりが印象的で会場を沸かせた。こうしたユニットが増え、抗争や因縁が絡んで来ると、更にイベントは盛り上がって行くだろう。さらにTeam DATE は今後アイスリボンでの活動もあり、プロレス界での活躍も期待される。
MVPの華 DATE
「Kiss Bee」の石井美音奈と世志琥の絡みに対する会場の反応も良く、未来に期待を感じさせる大会であったと言える。会場には写真を撮る者も多く、当然ではあるがアイドルを応援する様な熱い声援を送る客層が出て来ている。巌流島の谷川貞治プロデューサーも語っている様に、秋葉原にいるようなアイドル好きの客層をターゲットにして行けば成功につながるのかも知れない。
▼7・28直前SEI☆ZA会見に田母神俊雄氏が登場~「左翼は間違っている」と一刀両断!!
<チームSEI☆ZA vs Team DATE武術四姉妹 4vs4勝ち抜き戦>
[Team DATE/先鋒]○華蓮DATE
1R 1分35秒 ポイントアウト
[チームSEI☆ZA/先鋒]●若山蓮華(禅道会)
<チームSEI☆ZA vs Team DATE武術四姉妹 4vs4勝ち抜き戦>
[チームSEI☆ZA/次鋒]○ラダ・マナンダー
ポイント4-2
[Team DATE/先鋒]●華蓮DATE
<チームSEI☆ZA vs Team DATE武術四姉妹 4vs4勝ち抜き戦>
[Team DATE/次鋒]○華DATE
1R 1分32秒 ポイントアウト
[チームSEI☆ZA/次鋒]●ラダ・マナンダー
<チームSEI☆ZA vs Team DATE武術四姉妹 4vs4勝ち抜き戦>
[Team DATE/次鋒]○華DATE
1R 57秒 レフェリーストップ
[チームSEI☆ZA/中堅]●ラジーナ・ビスタ
<チームSEI☆ZA vs Team DATE武術四姉妹 4vs4勝ち抜き戦>
[チームSEI☆ZA/大将]○タバタ・ヒッチ
ポイント2-0
[Team DATE/次鋒]●華DATE
<チームSEI☆ZA vs Team DATE武術四姉妹 4vs4勝ち抜き戦>
[チームSEI☆ZA/大将]○タバタ・ヒッチ
ポイント2-0
[Team DATE/中堅]●直DATE
<チームSEI☆ZA vs Team DATE武術四姉妹 4vs4勝ち抜き戦>
[チームSEI☆ZA/大将]●タバタ・ヒッチ
1R 2分52秒 ポイントアウト
[Team DATE/大将]○法DATE
※一人残りでTeam DATEの勝利
<エキシビジョントレーニングマッチ>
△石井美音奈(Kiss Bee)
エキシビジョンのため勝敗なし
△世志琥(SEAdLINNNG
<「いつ何時誰にでも挑戦する!!」SEI☆ZA最強女子vs韓国・テコンドー少女!!>
○ユリア・ストリアレンコ(チームSEI☆ZA)
ポイント3-0
●チェ・ジョンヨン(韓国)
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▼[ファイトクラブ]チームSEI☆ZAが謎のエーゲ海美猛女軍団を撃破 5・11世志琥参戦か!?
▼[ファイトクラブ]谷川貞治の『プチ格闘技通信』第77回 女子武道エンターテイメント『SEI☆ZA』旗揚げ
▼[ファイトクラブ]谷川貞治の『プチ格闘技通信』第78回 格闘技界初「最強」の放棄。SEI☆ZAの突き抜け方は凄い!
【谷川貞治が語るSEI☆ZA】
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谷川貞治の『プチ格闘技通信』第78回 格闘技界初「最強」の放棄。SEI☆ZAの突き抜け方は凄い!
格闘技イベントの一番の売りは何か? それを一言で表すならば「最強」。プロレスも格闘技も「最強」を競い合っているイメージで、お客は集まり、興行自体を巨大化していった。だから、一時「最強」という言葉は、いろんな団体が使っていたし、実際に力道山やアントニオ猪木、UWF、K-1やPRIDEは、「最強」のイメージで業界のトップに君臨した。
K-1は「立ち技世界最強トーナメント」を決める大会のイメージがあったから支持をうけたし、PRIDEが「60億分の1の男」を決める大会と言っても納得できた。格闘技界でトップに立つには、この「最強」のイメージは不可欠だったのだ。
格闘技に限らず、スポーツはそもそも「最強」、つまりジャンルの頂点をめざす舞台が最高峰だと言われている。簡単にいうと「オリンピック」。テレビが一番扱うのもオリンピック。ということは「オリンピック」以外の全ての大会は、オリンピックへの予選となり、実は最強を争っていない大会、もしくは「日本大会」「大学大会」「高校大会」など、限定した最強決定戦にすぎない。
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