天地変動BレスナーF5葬Uテイカー21-1、究極の大団円DブライアンWWE世界王者~レッスルマニア30周年

(C)2014WWE, Inc. All Rights Reserved.

 マット界最大の祭典『レッスルマニア30』がニューオリンズ、スーパードームで開催。アンダーテイカーの連勝記録が破られるというサプライズが30周年という区切りを迎えたメガイベント最大のショックとなった。
 思えばポール・ベアラーの殿堂入りは、単に故人になったからというだけでなく、アンダーテイカー(マーク・ウィリアム・キャラウェイ)の引退を決意させたということになろう。
 トリの3wayトリプルスレッド戦では、アンダードック(負け犬)のダニエル・ブライアンがイエス・ロック(クロスフェイス)でバティスタをタップさせ、紙吹雪の洪水に埋もれたスーパードーム会場で「YES運動」が究極の大団円となった。

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 現地時間4月6日にルイジアナ州ニューオリンズでプロレス界年間最大興行であるWWEの『レッスルマニア30』が開催された。

 オープニングではホストのハルク・ホーガン、ストーンコールド・スティーヴ・オースチン、さらにロック様という30年のWWEの歴史を飾るメガ・スーパースターが集結。この3者がひとつのリングに揃うだけで興奮はマックスとなる。

 カードはいきなりダニエル・ブライアンとトリプルHの激突から。勝者がメインイベントでWWE世界ヘビー級王座戦に参戦出来る権利を得る為、観客としては是が非でもブライアンに勝利してもらいたい、トリプルHとしては絶対にブライアンのメイン登場を阻止したいという思惑が交差した激しい展開となった。
 トリプルHのセコンドにはステファニー・マクマホンがつき激しい激を飛ばす。観客の声援に後押しされたブライアンは、なんとトリプルHのペディグリーをカウント2で返し、逆に必殺のフライング・ニーでフォール勝ち。遂に自力でメインの王座戦への切符を手に入れる。
 しかし、試合後にステファニーが乱入し、ブライアンにビンタ。更にトリプルHも襲いかかり、ブライアンが痛めている左肩を鉄柱に打ちつけるという暴挙に出たのだった。ブライアンはメインに出場する事が出来るのか?

 運命のメインイベント、王者ランディ・オートン、挑戦者バティスタに続きダニエル・ブライアンも痛々しく肩に包帯を巻きながらYESコールに迎えられて登場。ほとんど1対2という状況な上、当然の様にトリプルH、ステファニー夫婦も介入してくる。それでもブライアンはスレッジハンマーで襲いかかるトリプルHから逆にハンマーを奪いトリプルHを仕留めたものの、オートン、バティスタは完全に共同戦線を張って2人がかりでブライアンを痛めつける。鉄柱や鉄階段にブライアンの痛めている肩を叩きつけた上、なんと、実況席の上でバティスタボムとPKOの複合技でブライアンをKOしてしまったのだ。
 なぜ、ブライアンだけをここまで憎むのかという所業でブライアンは完全にグロッキーとなりピクリとも動かず救急班が呼ばれ担架で運ばれるという異常事態。邪魔ものがいなくなったとばかりに、オートンとバティスタは激しくやり合うが、会場は異様な雰囲気となった。
 すると担架で運ばれていたブライアンが花道で、まだ戦えると担架を降りてリングに戻ってきたのだった。立ち上がる事も出来ないブライアンをオートンがPKOで仕留めようとしたが、その隙をついてブライアンがオートンにYSEロック、続いてバティスタにもイエス・ロックを極めた。勿論、オートン、バティスタが共にカットに入り、もう邪魔するなとブライアンを2人でリングから放り出す。
 遂にバティスタがバティスタボムをオートンに決めて、完全に仕留めたと思われた時、なんとブライアンがバティスタにフライング・ニーを叩きこんだのだった。更にバティスタにイエス・ロック。カットに入るはずのオートンはバティスタボムでダウンしており、バティスタは痛恨のタップ。遂にブライアンが悲願の王座に輝いたのであった。

 怪人ジ・アンダーテイカーと怪物ブロック・レスナーの一騎打ちは、まさに殺伐とした潰し合いという展開。モンスター同士が激しくやりあい、前半は殴る蹴るという喧嘩殺法、そして中盤にはテイカーがヘルズゲート、レスナーがアームロックを繰り出し互角の展開。そして遂に勝負の後半戦、テイカーは必殺のツームストンを2度決めるが、これをレスナーが返す。そして逆にレスナーの3度目F5が決まると、今度はテイカーが返せず、なんとレスナーのフォール勝ちとなった。
 これで遂にテイカーのレッスルマニア連勝記録がストップ。信じられないという顔でリングに入ってきたレスナーのマネージャー、ポール・ヘイマンはレスナーに抱きつき、同じく信じられないという表情のレスナーにお前が勝ったんだと祝福した。しかし、会場は、誰もが最後はテイカーが勝って連勝記録を22に伸ばすと思いこんでいたので、未だにリングで大の字で立ち上がれないテイカーを見て観客たちも茫然自失。これは大半のマスコミ陣ですら予想できなかった結末であろう。
 長い時間をかけてなんとか立ち上がったテイカーに対し、実況席全員が立ちあがり、拍手。観客もスタンディング・オベーションでテイカーを見送った。これでテイカーは引退してしまうのだろうか?今後の展開が注目される。
 レッスルマニアがついに30周年、その区切りの大会で“F5”リフレッシュのボタンが押され、パソコン配信のWWEネットワークの開始を象徴するかのごとく、新たな歴史のスタート、仕切り直しという意味合いを込めたものと思われる。
 今回、世界タッグ王座戦までもがダークマッチ扱いとなり、4時間の枠がありながら、なにがそんなに尺を取るのかに気が付くべきだった。テイカーへのスタンディング・オベーションだったのである。

 予想外というか、恐らくシナリオ変更となったのがDIVA王座戦だ。AJリーの王座保持最長記録294日が終焉する予定だったが、テイカーの敗北というカードのすぐあとに、短くコンパクトに挿入されていたように、オマケ扱いで中和剤の扱い。となると、ここでは王座交代劇はご法度というのがセオリーであろう。
 
 アンドレ・ザ・ジャイアント・メモリアル・バトルロイヤルは、あのビッグ・ショーをボディ・スラムで投げてセザーロを優勝。かつてハルク・ホーガンがアンドレの巨体を持ち上げて投げた名シーンを再現した。

 更に“ラウディ”ロディ・パイパーとミスターTが歴史的な和解を行なった。この2人は壮絶な抗争を繰り広げており、初期レッスルマニアの主役と言っても良い。それが今回、ミスターTが殿堂入りした為、会場に現れたので、ハルク・ホーガンの仲裁で、仲直りをさせたのだった。パイパーは、悩んだ末、ついに手を差し出しミスターTと握手。そして2人は抱き合った。長年に渡る因縁も遂に清算されたようだ。
 第一回レッスルマニアでダウン役を飲んだポール・オーンドルフも顔見世。メインイベントの4名が生存していて全員が揃うという、第一回を見ているオールドファンを涙ぐませるスキットもあった。

■ WWE PPV『レッスルマニア30』
日時:2014年4月7日
場所:アメリカ・ルイジアナ州ニューオリンズ
会場:メルセデス・ベンツ・スーパードーム

<WWE世界ヘビー級タイトル・トリプルスレッドマッチ>
○ダニエル・ブライアン(挑戦者)
 23分23秒 イエス・ロック
●バティスタ(挑戦者)
ランディ・オートン(王者)
※ブライアンが新王者

<ヴィッキー・ゲレロ・ディーバズ・チャンピオンシップ・インヴィテーショナル>
優勝:AJリー(王者)
 6分48秒
参戦選手:ナオミ、キャメロン、ブリー・ベラ、ニッキー・ベラ、ナタリヤ、エヴァ・マリー、エマ、アクサナ、アリシア・フォックス、サマー・レイ、ローザ・メンデス、レイラ、タミーナ・スヌーカ

<シングルマッチ>
○ブロック・レスナー
 25分25秒 F5⇒ピンフォール
●ジ・アンダーテイカー

<シングルマッチ>
○ジョン・シナ
 23分00秒 アティテュード・アジャストメント⇒ピンフォール
●ブレイ・ワイアット

<アンドレ・ザ・ジャイアント・メモリアル・バトルロイヤル>
優勝:セザーロ
 12分47秒
参戦選手
ビッグ・ショー、シェーマス、マーク・ヘンリー、コフィー・キングストン、コーディ・ローデス、クリスチャン、ファンダンゴ、ジンダー・マハル、ドルフ・ジグラー、ドリュー・マッキンタイヤ、ダミエン・サンドウ、ヒース・スレイター、ザ・ミズ、ゴールダスト、ビッグ・E、、アルベルト・デル・リオ、タイタス・オニール、ブローダス・クレイ、ダレン・ヤング、ジャスティン・ガブリエル、Rトゥルース、レイ・ミステリオ、グレート・カリ、サンティノ・マレラ、ザック・ライダー、シン・カラ、ブラッド・マドックス、ヨシタツ、ザビエル・ウッズ

<6人タッグマッチ>
○ザ・シールド(セス・ローリンズ&ディーン・アンブローズ&ローマン・レインズ)
 2分57秒 パワーボム⇒ピンフォール
●ケイン&ニュー・エイジ・アウトローズ(ロード・ドッグ&ビリー・ガン)

<シングルマッチ>※勝者はWWE世界ヘビー級王座戦に出場
○ダニエル・ブライアン
 25分56秒 フライング・ニー⇒ピンフォール
●トリプルH
※ブライアンがメインのWWE世界ヘビー級戦に登場

電子書籍版はマット界舞台裏4月17日号WM30超合金戦士 IGF謎 AJスタイルズ計画 LegendミラノWKAB王座 ATブッチャーに掲載されました。

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