7・1新日本プロレスG1USA・オカダ、アメリカンプロレスに激勝! ストロングスタイルの旗の下、LAに金の雨を降らせる!

 新日本プロレス『G1 SPECIAL in USA』1日目が満員の観衆を熱狂させて終了した。
 観衆のほとんどがバレットクラブのTシャツを身に着けて見守る中始まった第1試合、いきなりバレットクラブが敗れて始まり、2試合目登場の内藤を欠いたL.I.Jには無反応の厳しい洗礼。ただしシングルで登場した内藤へは日本同様の声援が送られた。
 初代IWGP USヘビー級王座決定トーナメントで石井に敗れたのは想定内で、むしろL.I.Jとして闘う明日が内藤の本番だろう。
 
 ライガーと、供に登場のルチャ勢、棚橋、KUSHIDAにも大声援。観衆への新日本プロレスワールドを通じた浸透がはっきり感じられた。

 IWGP USヘビー級王座決定トーナメントはいずれも好勝負で、石井対内藤戦、続いてのエルガン対ケニー・オメガ戦は大会場でメーンを張っても損色ない大盛り上がりをみせた。

 その割を食った形になったのがメーンのオカダ対Cody戦。ROHのベルトを掲げて登場したCodyはバレットクラブの一員と思えないブーイングを浴びた。
 恐らく観客心理としては、WWEからやって来たよそ者への敵愾心、アメリカンプロレスへのアレルギーといった辺りと思えるが、その懸念通りに立ち上がりからやや間延びした試合展開になった。
 終盤、大技の攻防で流石に盛り上がりをみせた所でオカダがレインメーカー連発。ダウンしたCodyにメニー・オメガが白いタオルを持って登場する展開で息を吹き返し逆襲。
 タオルで額と尻を拭いてケニーに投げ返し、眼前で片翼の天使を狙う掟破りの逆展開。
 これに耐えたオカダがツームストン⇒レインメーカーの必殺フルコースで完勝した。

 試合後は、収まらないCodyがケニー・オメガと対立。
 元々バレットクラブの戦力が過剰だっただけに当然の離脱劇が予想される。2日目はバレットクラブとして8人タッグに参加するが、一体どこへ移るのかに注目。本命は、バレットクラブを狩るといいつつ余りに手駒不足で、この日もブーイングすら起きないハンタークラブ入りが濃厚か。ビリー・ガンと元WWEコンビ結成でもいいが、鈴木軍で微妙な立場のデイビーボーイ・スミスJrを引き入れてJrコンビも良いと思う。

 一方オカダはリング上で「新日本プロレスはストロングスタイルだ」と絶叫。
 かつて本部長時代の新間氏が「(NWAチャンピオンの)レイスなんて目じゃないよ。3度挑戦させてもらえればサ、猪木がチャンピオンですよ」と豪語したころから、NWOの大ブレークを経てWWE1強の現在に至るまで、新日本プロレスが後塵を拝してきた鵺のようなアメリカンプロレス=ショーマンスタイル。
 レイスに勝ってNWAチャンプになったこともあったダスティ・ローデスの息子にして、WWEのスターだったCody。
 そのアメリカンプロレスを体現したようなCodyを下し、IWGPのベルトを防衛した姿には、昭和のプロレス者としては感慨深いものがある。

 ストロングスタイルを打ち出した北米侵攻には疑念を呈し続ける本誌ではあるが、今宵は拍手を贈りたい。 

■ G1 SPECIAL in USA
日時:7月1日(土) 15:30開場 17:00開始(現地時間)
会場:アメリカ・ロングビーチ コンベンション アンド エンターテイメント センター
観衆:2370人(札止め)

<第1試合 20分1本勝負>
バレッタ 〇ロッキー・ロメロ ウィル・オスプレイ マーク・ブリスコ ジェイ・ブリスコ
 9分21秒  回転エビ固め
ニック・ジャクソン ●マット・ジャクソン マーティ・スカル 高橋裕二郎 バッドラック・ファレ

<第2試合 20分1本勝負>
●ティタン ドラゴン・リー ボラドール・ジュニア 獣神サンダー・ライガー
 6分44秒  TIME BOMB⇒体固め
〇高橋ヒロム BUSHI “キング・オブ・ダークネス”EVIL SANADA

<第3試合 無制限1本勝負 初代IWGP USヘビー級王座決定トーナメント1回戦>
〇ジェイ・リーサル
 8分30秒  リーサルインジェクション⇒片エビ固め
●ハングマン・ペイジ

<第4試合 無制限1本勝負 初代IWGP USヘビー級王座決定トーナメント1回戦>
●ジュース・ロビンソン
 10分04秒  変形卍固め
〇ザック・セイバーJr

<第5試合 30分1本勝負>
デビット・フィンレー ●ジェイ・ホワイト KUSHIDA 棚橋弘至
 9分40秒  シェルショック⇒片エビ固め
田中翔 小松洋平 〇ヨシタツ ビリー・ガン

<第6試合 60分1本勝負 IWGPタッグ選手権試合>
[第76代王者組]
●タンガ・ロア タマ・トンガ
 11分06秒  フォールアウト⇒片エビ固め
ハンソン 〇レイモンド・ロウ
[挑戦者組]
※王者組初防衛に失敗。ウォーマシンが第77代王者組となる。

<第7試合 無制限1本勝負 初代IWGP USヘビー級王座決定トーナメント1回戦>
〇石井智宏
 15分51秒  垂直落下式ブレーンバスター⇒片エビ固め
●内藤哲也

<第8試合 無制限1本勝負 初代IWGP USヘビー級王座決定トーナメント1回戦>
●マイケル・エルガン
 22分31秒  片翼の天使⇒体固め
〇ケニー・オメガ

<第9試合 60分1本勝負 IWGPヘビー級選手権試合>
[第65代王者]
〇オカダ・カズチカ
 27分12秒  レインメーカー⇒片エビ固め
●Cody
[挑戦者]
※7度目の防衛に成功。

■ G1 SPECIAL in USA
日時:7月2日(日) 15:30開場 17:00開始(現地時間)
会場:アメリカ・ロングビーチ コンベンション アンド エンターテイメント センター

<第1試合 20分1本勝負>
獣神サンダー・ライガー デビット・フィンレー KUSHIDA 
vs.
田中翔 小松洋平 ヨシタツ

<第2試合 無制限1本勝負 初代IWGP USヘビー級王座決定トーナメント準決勝戦>
ジェイ・リーサル
 vs.
ケニー・オメガ

<第3試合 無制限1本勝負 初代IWGP USヘビー級王座決定トーナメント準決勝戦>
石井智宏
 vs.
ザック・セイバーJr

<第4試合 30分1本勝負>
高橋ヒロム BUSHI “キング・オブ・ダークネス”EVIL SANADA 内藤哲也
 vs.
ティタン ドラゴン・リー ボラドール・ジュニア ジェイ・ホワイト ジュース・ロビンソン

<第5試合 30分1本勝負>
ハンソン レイモンド・ロウ マイケル・エルガン
 vs.
タンガ・ロア タマ・トンガ ハングマン・ペイジ

<第6試合 60分1本勝負 IWGPジュニアタッグ選手権試合>
[第52代王者組]
ニック・ジャクソン マット・ジャクソン
 vs.
バレッタ ロッキー・ロメロ
[挑戦者組]
※初防衛戦 

<第7試合 30分1本勝負>
ウィル・オスプレイ マーク・ブリスコ ジェイ・ブリスコ オカダ・カズチカ
 vs.
マーティ・スカル 高橋裕二郎 バッドラック・ファレ Cody

<第8試合 60分1本勝負 IWGPインターコンチネンタル選手権試合>
[第16代王者]
棚橋弘至
vs.
ビリー・ガン
[挑戦者]
※初防衛戦

<第9試合 無制限1本勝負 初代IWGP USヘビー級王座決定トーナメント決勝戦>
準決勝戦の勝者
 vs.
準決勝戦の勝者


※月額999円ファイトクラブで読む(クレジットカード、銀行振込対応)
[ファイトクラブ]泰葉x和田アキ子恫喝力~感動オカダ-オメガ60分~映画メッセージ言語と未来

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・G1 SPECIAL in USA:先行預言通り、内藤が石井にjob(お仕事)


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