阿部大治が壮絶KOでウェルター級王座戴冠!近藤有己ミノワマン対決は不発~パンクラス288札止め記録

 2日、ディファ有明にて『PANCRASE 288』が開催、会場は記録的なギッシリ超満員のみならず、AbemaTV中継もメインイベント1R中に接続不良になる人気に。そしてそのメイン結末が、まだMMA4戦目の阿部大治が、10歳年上でベテランの三浦広光を倒し、KOPウェルター級王座を戴冠する劇的なものだった。阿部はマイクで死にかけた事故のことや、8月に子供が生まれること、そしてUFC日本大会参戦をぶち上げている。

■ PANCRASE 288
日時:7月2日(日) 14:30開場 15:00開始  
会場:ディファ有明

<メインイベント 第11試合 ウェルター級K.O.P.T./5分5ラウンド >
●三浦 広光(SAMURAI SWORD/RINGS) 第10代ウェルター級K.O.P./BOXING元・日本スーパーミドル級1位 13勝6敗 
 2R 0分25秒 右フック⇒グラウンドパンチTKO
○阿部大治(HMC)  同2位 3勝1敗                             


<セミファイナル 第10試合 ライト級 /5分3ラウンド>
○徳留一樹 (パラエストラ八王子)  1位 17勝7敗1分
 判定3-0 (30-27)
●キーラン・ジョブリン(STRIKE FORCE CANTERBURY) オーストラリア・NZ地区6冠/ROAD TO PANCRASEオーストラリア優勝 20勝7敗
※結果 ¥100,000-のWINボーナスを支給

<第9試合 ミドル級/3分3R>
○近藤有己(パンクラスイズム横浜) 58勝33敗9分    
 判定3-0 (29-28 29-28 30-27)
●ミノワマン(フリー) 60勝41敗8分                          
          
 ともに41歳になったレジェンド対決は、ミノワマンがぐるぐる摺り足で左回りする不思議な戦法に終始したため、内容的には盛り上がりに欠けてしまったか。最後3R、近藤がパンチを当ててグラウンドになり、ミノワマンが下から腕をとりそうになる攻防もあったっが、結局は大きな見せ場のないまま終了。グラバカの総帥・菊田早苗に、セコンドにいた伊藤崇文、渡辺大介、もちろん梅木レフェリーと、初期メンバーが揃った記念撮影だけが絵になっていた。
 ミノワマンのマネージャーとはこの試合にミノワマンが勝利した場合、本誌特派員・超人イリエマンがケージINして、T/W/FのTシャツをミノワマンに渡す手筈になっていたが・・・。


超人を見失った日

 ここには、自分がリングネームを変えてまで追い求めた超人の姿はなかった。彼はいつもきらびやかに輝いて、会場のファンも、ブラウン管の前の視聴者を、そしてただなにげなしに格闘技をやり続け、そして少しだけその何かを忘れかけた筆者を奮い立たせてくれた。
 何度も、何度も笑われながらも実現させた超人対決。新宿フェイス前には 400人以上のファンの長蛇の列。そして、あなたは試合後対角コーナーいる、俺と超満員のファンの前で確かに言った。「40歳とか、50とかなってないからそんなのわからないよ。ただ、俺はいつでも空を飛びたいと考えてるし、飛ぶ方法を考えてるよ! あなたについていき、超人になって本当に良かったと思った」。
 あれから、何年たったのだろう。あなたはその自身の長いキャリアの中で、あの日に俺や、ファンの前で宣言した41歳にして出発点に再び立ったのですね。それは、色々な困難に立ち尽くし、迷ってた俺やファンを奮い立たせてくれることを期待せずにはいられないほどに。そして、対戦相手は近藤有己。古くからのパンクラス信者には、有無をいわせない切り札的カードだ。

 試合前には両選手と往年のパンクラスで死闘を演じたGRABAKA総帥、菊田早苗が花束贈呈。近藤のセコンドにはロッキー川村と北岡悟。ミノワマンのセコンドには生え抜き、伊藤崇文選手がつく。全ての感動のお膳立ては出来ていた。
 1ラウンド、満員のディファ有明のファンは固唾を飲んで見守った。時計回りでケージを回りながら相手の出方を見て、たまにフィントからの右フックを放つミノワマン、立ち上がりは静かな立ち上がりでラウンドをおえた。
 2ラウンドが始まっても、積極的に前には出ず前ラウンド同様、一発のオーバーヘッド右を狙う作戦か。ただ、レジェンド近藤も時折、前蹴りを放ちミノワマンにプレッシャーを与えるも、ファンには伝わらず徐々に会場からヤジが飛び交う。
 3ラウンド、右フックを仕掛けたミノワマンに近藤が左パンチを仕掛け、及び腰のミノワマンが転倒した所でグランドになる。下から近藤の左手にアームロックを仕掛けたミノワマンだが、近藤が上手くケージに押し込みそれをさせない。その後はほとんどの動きを見せないまま夢の対決はタイムアップ迎えた。

 筆者は、判定はドローかなと感じもしたが結果はレジェンド近藤の判定勝ち。しかし、ファンもそれはよく理解していて、だから何という感じだ。パンクラスのオールドファンや筆者はそれに拘り、わざわざ足を運んではいない。この対戦を特別なものとして捉えているのである。
 試合後、ミノワマンのマネージャーに電話取材を試みたが、同じ捉え方であったことが救い。「3分✖3ラウンドという短期決戦であるからこそ、本人にもセコンドにも始めから前に出ることを指示していたし、わかってくれてくれていたと思っていた」と話し、「本当のことを言うと、今回ミノワマンが勝利した場合、地上波中継を持つ団体さんとの出場要請があった」ことを本誌だけに明かしてくれた。

 本日唯一の女子マッチ、7ヶ月ぶり戦場復帰の村田夏南子の豪快なタックルが炸裂する試合、その後のセミファイナル、特にメインイベントは素晴らしいパンクラスならではの闘いだった。暗い話題がクローズアップされる総合格闘技界に明るい光をもたらす内容だっただけに、残念な思いを胸に会場をあとにした。ミノワマンが再び戻ってくることを切に願いながら・・・。

超人イリエマン


※ご参考
■ キングダムエルガイツ東京大会 ~KINGDOM SPIRIT 2013~
日時:2013年11月24日(日)
会場:新宿FACE

<DEEP初代ヘビー級王者決定戦査定試合 UWF特別ルール 5分2R>
超人vs.超人
△ミノワマン(フリー)
 判定1-0
△イリエマン [入江秀忠](キングダムエルガイツ)


<第8試合 バンタム級 /5分3ラウンド>  
○上田将勝(パラエストラ東京)パンクラス2位/第5代修斗フェザー級王者 23勝5敗2分  
 判定3-0 (30-27/30-27/30-26)
●TSUNE(リバーサルジム新宿Me,We 同8位 )11勝6敗4分                 

 

8・20『PANCRASE 289』にてパンクラス、DEEPの5対5対抗戦第2弾開催発表

瀧澤謙太(リバーサルジム東京スタンドアウト)vs. 北田俊亮(パラエストラ千葉)
安永有希(東京イエローマンズ)vs. 柴田“MONKEY”有哉(BLOWS)
荻窪祐輔(K-PLACE埼玉格闘技道場)vs. 安谷屋智弘(総合格闘技道場 闘心)
横山恭典(KRAZY BEE)vs. 大原樹里(KIBAマーシャルアーツクラブ)
(未定)vs. 桜井隆多(R-BLOOD)

佐伯繁DEEP代表
病室よりビデオ・メッセージ
「体重を支え切れず、足を骨折しました」

酒井正和代表
「どこの団体が一番強いのか、まずDEEPさんとやって、どんな感じになるのか。AmebaTVさんと話して賞金を上げていきたい」

<第8試合 フェザー級 /5分3ラウンド>
田村一聖 (KRAZY BEE)  10勝8敗 3位/第6代フェザー級K.O.P.
vs.
中原由貴(マッハ道場) 5位 8勝4敗 
※田村一聖練習中の怪我(足の骨折)の為、欠場となった。  
                     
           
<第7試合 ストロー級 /5分3ラウンド>
○村田夏南子(フリー) 4勝1敗
 判定3-0 (30-27/30-27/30-27)
●クレア・フライヤー(GAMEBRED/オーストラリア連邦) 4勝2敗
※結果 ¥100,000-のWINボーナスを支給

 ベジタリアンの37歳クレアに、マット・ヒューズポジションから、ワンハンド・アームロック⇒キムラロックと攻めたが極めきれず。「カナコ~!」の声が会場に響いたお母さんにマイクで感謝。榊原信行RIZIN代表も来ていた。

HOOTERS GIRLSダンスタイム

<第6試合 ミドル級 /3分3R>
○新村優貴 (TEAM CLIMB) 1位 9勝4敗
 2R 2分58秒 右フックKO
●一慶 (フリー) 12勝7敗2分

 ヒジをケガしたまま闘った悪夢のタイトル戦から9カ月、新村が再始動。40歳になった一慶も1年半年ぶりの試合だったが、新村がKO勝利に。ロッキー川村に挑戦をブチ上げたが、川村は「エイドリアン~!」の顔芸のみ。
 
<第5試合 フェザー級 /5分3ラウンド >
○鈴木 琢仁(ブルテリア・ボンサイ) 7位/2016年ネオブラッドトーナメント同級優勝 3勝 
 判定3-0 (29-28/29-28//29-28)
●杉山 和史(TURNING POINT MMA/HF) 9位 12勝6敗1分        

<第4試合 ウェルター級/3分3R >
○奈良貴明(パンクラスイズム横浜) 9位 2勝
 判定3-0 (30-27)
●窪田幸生(坂口道場一族)27勝40敗17分                                           
 近藤に勝利した奈良が移籍してISM入り。近藤とほぼ同キャリアの判定男・KK窪田と動きのない試合に終わる。手数の多かった奈良が判定勝利。

<第3試合 バンタム級 /3分3R>
○ハルク大城(ボスジム)   10位 7勝3敗2分
 判定3-0 (29-28/29-28/30-27)
●河村泰博(和術慧舟會 AKZA) 9勝3敗

<第2試合 ストロー級 /3分3R>
2016年ネオブラッドトーナメント同級優勝 5勝7敗1分 
●児玉勇也(和術慧舟會 トイカツ道場) 
 3R 2分10秒 チョークスリーパー
○リトル(GUTSMAN) 6勝7敗1NC
    
<第1試合 フェザー級 /3分3R>
○内村洋次郎(イングラム) 13勝11敗3分
 2R 2分55秒 左膝蹴り⇒グラウンドパンチTKO
●コンバ王子(マッハ道場) 6勝7敗


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