[ファイトクラブ] KAIインタビュー ミスター・ポーゴとの思い出とアメリカへの想い

[週刊ファイト7月6日号]収録 [ファイトクラブ] 公開中

▼KAIインタビュー ミスター・ポーゴとの思い出とアメリカへの想い
 by 伊藤三世
・チャンカン・真霜タッグ 振り返り
・プロレスには向かない体質だった
・初めての○○はミスター・ポーゴ
・WWEレッスルマニア生観戦の理由とは?

2017年のプロレスラーKAIは、全日本プロレスへ復帰してから、チャンピオンカーニバル参戦や、真霜選手との三冠ヘビー級タッグベルトを戴冠など、充実ぶりを見せている。
そんなチャンカンや世界タッグの振り返りと共に、イマイチ盛り上がらない諏訪魔選手との抗争にも言及。
そして、大仁田信者であったファン時代を振り返り、亡きミスター・ポーゴ選手との思い出を語った。
そして4月のWWEレッスルマニア生観戦の理由とは?


  KAIインタビュー

聞き手:伊藤三世

― KAIさんお疲れ様です!今年は全日本復帰から始まり、諏訪魔さんとの因縁、チャンピオン・カーニバル(※以下 チャンカン)出場、そして  真霜選手との三冠タッグベルト戴冠など、充実していますね。

KAI はい!チャンカンが、もう遠い昔の様な感覚です。

― 4月のチャンカンがもう遠い昔ですか(笑)
チャンカン直前のインタビューで、コスチュームに関する記事を書かせて頂きました。


【KAIチャンカン直前インタビュー「宮原健斗とのコスチューム被りに白黒はっきり付けます」】
https://miruhon.net/66723
https://miruhon.net/66631


白黒ハッキリさせた新コスチュームは、全日本プロレスのリングの中で色の差別化もできて、存在感も増しましたね。

チャンカン開幕戦では、優勝候補と目された勢いに乗るゼウス選手に勝利し、それから3連勝。大いに存在感を示したと思います。

特に赤いコスチュームが被っていた宮原健斗選手との試合は素晴らしい名勝負でした!宮原選手のあのスピード感について行ける選手は、KAIさんの他にいないなと。

KAI ありがとうございます!

― ビジュアル的に気になったのは、KAIさんの体にはあざが多いなと。何だか見てて痛々しくて・・。

KAI 俺はとにかく肌が弱いんですよ・・。医者にもプロレスは向いていないと言われるくらいで(笑)

― 体を黒く焼いたら、あざが目立たなくなるんじゃないですか?

KAI 焼きたいんですけど、体の傷が治っていなくて焼けないんですよ。
焼いたら焼いたで肌がヒリヒリして、それだけでダメージがあるんですけど(笑)

― 聞けば聞くほどプロレスラーには向いてない体質ですね(笑)

KAI 全身スーツとかにするしかないですかね?

― もしくはフィン・ベイラーの様に、全身ペイントでしょうか?ペイントと言えば、KAIさんは大仁田信者であり、武藤敬司の直弟子である事から、いずれはグレートムタやニタの様な魔界キャラに転ずる日は必然かと思います。

KAI 魔KAIなどもやりたいですね!ただ今の状況ではちょっと厳しそうです・・。

― 例えば、現三冠チャンピオンである石川修司選手は、元デスマッチファイターであり、魔界というプロレス演劇もやりながら、DDTでは首輪を繋がれてポチにもなる。そうした表現の振り幅があると、プロレスラーとしての魅力に深みが増します。

KAI W-1で一度そういう話もありましたが、イケメンに先を越されてしまいました。いつかやりたいですね。

― 現在はフリーという立場ですが、全日本以外のリングで試合をする事はできないんですか?

KAI 全日本以外のリングで試合をする事は出来ますよ。ただ今は他の団体からのオファーは無いですね。

― 全日本プロレスのシリーズにフル参戦が発表されていますので、オファーしても難しいと思われているのでしょうね。昨年、保土ヶ谷で開催したKAIプロデュース興行は、今年もやらないんですか?

KAI 今年もやる予定はあります!

― そうした機会に、KAIさんの自由で新しい表現にも期待したい所ですが・・。そして、チャンカンが終わった後には、今度は真霜選手と組んで三冠タッグベルトを戴冠しました!
タッグを熱望するKAIさんと、迷惑そうにしながら巻き込まれてしまう真霜選手の構図が面白かったです。
情熱と勢いで相手を巻き込んでしまうKAIさんの魅力が発揮されていましたね。
このタッグは2試合で終わってしまいましたが、もっと見たかったです。同じ様に感じているファンや関係者は多いのではないですか?

KAI それは自分もひしひしと感じています!できれば続けたかったですが、真霜選手は膝を手術するそうなので、当分は組む事はないと思います。

― 真霜選手が復帰した際には、再タッグ結成を期待しています!

そして、私が特に気になっているのが、諏訪魔選手との因縁です。
KAIさんの全日本プロレス復帰戦で、諏訪魔選手のラリアットで脳震盪になり、その後の大会を欠場する事になりました。それに対してKAIさんは、事あるごとに諏訪魔選手に怒りの感情を露わにして、攻撃を仕掛けていました。そのまま2人の抗争が過熱して行くのかと思いきや、諏訪魔選手はスカした態度でイマイチ盛り上がりませんね。

KAI 諏訪魔さんとは、イマイチしっくり来ておりません。しかも向こうは決意を見せろとか訳の分からない事を言って来て・・。本当に何で諏訪魔さんに決意を言わなきゃいけないのが疑問だらけです。
こちらはフリーになった時点で決意をみせているし、全日本に上がるに当たって三冠の闘いにと決意表明をしたんですがね。

― そういう本音の部分は、どんどんぶつけて行けば良いと思いますよ。
見る側としては本音が見え隠れする掛け合いの方が面白い。内藤選手がブレイクしたのは、本音をさらけ出したからというのがあります。ファンも同じ事を感じているものですし、そこを明確に発信する事で支持にも繋がります。

KAI 本当ならもっともっと諏訪魔戦を面白くしたいのですが、上から目線な所がやりづらいんですよね(笑)

― しかし、一方で大仁田vs諏訪魔戦は盛り上がっていますね。その辺の理分析は過去にも記事にしましたが、やはり大仁田さんのリードの部分が大きい。


【全日本プロレス 諏訪魔vs大仁田が盛り上がる理由】
https://miruhon.net/69879
https://miruhon.net/69811


特にコメントで的確に相手の痛い所を突く。そういう所は、本当に嗅覚が鋭く頭が良いなと感じます。
そして、その言葉の表現力が、とにかくエネルギッシュで凄い!

最近の諏訪魔選手は、以前に比べると明確に意志を伝えるのが上手になって来ましたが、KAIさんへのコメントは受け身であったので、より自発的で発展的な姿勢が求められる。


例えばノアの杉浦選手やマイバッハ谷口選手、新日本の後藤洋央紀選手などは、ポテンシャルは高いのにコメントが下手で、だいぶ損していますよね。

大仁田さんはどんな小さな糸口も見逃さずに捕まえて、大きな話題にしてしまう。強引に自分のペースに引き込んでしまう。先日の帯広大会では、メインのアジアタッグ選手権で負けたのにも関わらず、最後は「3・2・1ファイヤー!」で締めちゃうし(笑)

邪道信者であったKAIさんにも、真霜選手とのタッグで、その強引さは垣間見えますし、是非そのイズムを継承して欲しいものです。7度目の引退ができるくらいに、リミットブレイクして欲しいですね(笑)

KAI そうですね(笑)大仁田さんが引退から復帰した時はすごくがっかりして、気持ちが離れた時期もありましたけど、今プロレスラーとして関わる様になって、ますます凄い人だなと思います。

― 大仁田さんと言えば、先日かつてのライバル関係であったミスター・ポーゴ選手こと、関川哲夫さんがお亡くなりになりました。

KAI いやぁ本当に、びっくりしました。

― KAIさんが初めてプロレス観戦したのが1999年の新日本プロレスの東京ドーム大会ですから、ポーゴさんを知ったのは、デスマッチファイターとして大仁田さんのライバルとして闘っていた頃ですね。

KAI 実は俺が人生で初めてサインを貰ったプロレスラーが、ポーゴさんなんですよ。

― あ、そうなんですか?!

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