6月15日付で所属するBegininngを退団する中野たむが、FMWで抗争を続けるミス・モンゴルと電流爆破デスマッチでの決着戦をぶち上げた。
超戦闘プロレス女子部のエースであるモンゴルが、
「カワイイから参戦というのは気に食わない。がんばってるブスは認められないけど、がんばってるカワイイ子は認められるというのは納得いかない」
と猛反発したのが発端。
結果、4・27新木場に続いて5・17函館で電流爆破バットを振るわれたたむは頸椎を痛めて救急搬送。その一連の抗争を受け、6・24新木場でのプロデュース興行を行う大仁田とたむが記者会見。
「オレはハードコアのレジェンドと呼ばれてるけど、『いろんなことに挑戦したい』と言っている。その気持ちを尊重したい」
と大仁田がいえば、たむは
「正直怖くないと言ったら、ウソになるけど、今までやってきたこと以上に、がむしゃらに挑戦したい」
と、決意表明。
そこへモンゴルが“ビッグ有刺鉄線ブラジャー”を手に登場し、
「ハードコアをなめてる。1年もやってないのに、簡単にハードコアとか言うな！ 私はその領域に達するまで10年かかったんだよ。普通のプロレスだって、まともにできないのに、10年早い！ 」
と、往年の故G馬場を彷彿とさせる上から目線で罵倒。さらに
「死んでもいい覚悟はできてるのか？ 『死んでもいい』と一筆書け！ アンタの興行に貢献する義理はないけど、自己申告制でブスのお客さんは入場料半額にしろ！ それを条件に受けてやるよ」
と仰天要求。
結果、大仁田裁定により、“ビッグ有刺鉄線ブラジャー”は公認凶器として両者が争奪することに。
そして「ブス半額」案は「差額の半額分は、オマエが自己負担しろ」との理不尽要求をもたむが了承。「ブスかどうか」の基準は、当日の受付スタッフが判断するとして、業界初の「ブス割」チケットが、当日販売されることとなった。
大仁田は、自身がたむ側についたことに不満げなモンゴルに
「心情的にはオマエの方につきたいんだけど、諸事情あるんだよ」
とオトナの事情を説明。さらに
「根性のない、カワイイ子は排除していくつもりなんだろ？」
と問うと、モンゴルが
「私が負けたら、世の中のブスは立ち直れない。全世界のブス代表として闘う」
と決意表明した。
そのモンゴルの要求通り、
「試合中何があっても、すべて自分の責任として、命を懸けて戦います。ブスは半割にします」
と、一筆したためさせられたたむが
「根性が違うかどうかは、6・24新木場で見せます」
と宣言して締め括った。
■大仁田厚＆中野たむプロデュース興行 〜がんばるブスVS.がんばるカワイイ子のプライドを懸けた戦い！ ｉｎ新木場～
日時：6月24日（土）18：00開場 18：30試合開始
会場：新木場1st RING
＜ストリートファイト・エニウェア・バンクハウス・ビッグ有刺鉄線ブラジャー争奪・棺桶電流爆破8人タッグデスマッチ＞
大仁田厚 中野たむ 保坂秀樹 パンディータ
vs.
雷神矢口 ミス・モンゴル NOSAWA論外 橋本友彦
ルール
「リング上に爆破装置を備えた棺桶が設置され、会場外の駐車場で、電流爆破バットの使用が可能。“エニウェア”であるため、リングのみならず場外、会場外など、あらゆる場所が戦場となる」
そんな、人を食ったデスマッチを仕掛ける大仁田だが、6月10日（土）には糸魚川市民総合体育館に登場。昨年12月22日に発生した糸魚川大規模火災の復興支援大会メインイベントに参戦した。
爆破王タッグチャンピオンを共に保持する長与千草と共に、電流爆破バット6人タッグマッチで激しいバトルと繰り広げた大仁田は、自身の代名詞である「ファイヤー！ 」をこの日ばかりは封印。試合には敗れたものの、諦めない粘り強さで会場を盛り上げた。
試合後には、地元出身で邪道軍の保坂秀樹、大仁田、長与らが同市市長と「頑張れ糸魚川！ 」「1、2、3、ファイト！ 」で糸魚川復興にエールを送った。
【大仁田厚バックナンバー】
2015
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マット界舞台裏7月30日号WWE新日ROH茨城清志UFC佐野直万博巌流島DEEP大田区ヤンゴンONE
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週刊ファイト12月31日号2016早耳リスマルク追悼ヤーブロー魔裟斗KID長瀬館長FMW後楽園
2016
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