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6月1日(現地時間・放送日)に放送された『Impact Wrestling』は、PPV大会「スラミバーサリー2017」でボビー・ラシュリーの保持するインパクトレスリング世界ヘビー級王座への挑戦する権利を獲得したイーサン・カーター3世に、番組を取り仕切るカレン・ジャレット、シナリオ班のブルース・プリチャード、ダッチ・マンテルが待ったをかけた。ラシュリーには、GFW世界ヘビー級王者が挑戦し王座統一させるとしたのだった。現GFW世界ヘビー級王者はアルベルト・エル・パトロンなので、パトロンとイーサンが一騎打ちを行い、勝者がラシュリーに挑戦するという事を決めてしまったのだった。しかも、試合は金網マッチという過酷なものとなった。試合は壮絶なものとなるが、最後はパトロンが金網最上段からのフットスタンプ、そしてフロッグスプラッシュでフォール勝ち。パトロンがイーサンを下し、GFW世界ヘビー級王座を防衛すると共に、ラシュリーへの挑戦権も獲得した。
また、ロウ・キーがXディビジョン王座、ムースがインパクトグランド王座の防衛戦をそれぞれ行い防衛を果たした。この2人は2017年7月2日の「スラミバーサリー2017」まで王座を守る事が出来るのか?今後のインパクトレスリングから目が離せないだろう。
■ Impact Wrestling
日時:2017年6月1日(現地時間・放送日)
場所:アメリカ・フロリダ州オーランド
<GFW世界ヘビー級王座金網マッチ>※パトロン防衛でイーサンの持つインパクトレスリング王座挑戦権が移動
○アルベルト・エル・パトロン(王者)
ピンフォール
●イーサン・カーター3世(挑戦者)
<Xディビジョン王座タイトルマッチ>
○ロウ・キー(王者)
ピンフォール
●アンドリュー・エヴェレット(挑戦者)
<GFWタッグ王座決定戦>
○LAX
ピンフォール
●VOW
<シングルマッチ>
○アリー
ピンフォール
●アンバー・ノヴァ
<インパクトグランド王座タイトルマッチ>
○ムース(王者)
判定
●イーライ・ドレイク(挑戦者)
【TNA危機情報はマット界舞台裏の巻頭記事が詳しいです】
憶測広がるジェフ・ジャレットTNA登場と船木誠勝WRESTLE-1退団
現地時間水曜6月24日夜に放送された『Impact Wrestling』で信じられない事件が起こった。創設者ながらクビにされていた現・新団体GFWの旗揚げツアーに奔走中のジェフ・ジャレットとカレン(元カート・アングル妻)が、犬猿の関係であるTNA番組に復帰、ライバル団体となるGFWの宣伝までしたのだから驚かない方がウソになる。AJスタイルズが断った都合「TNA殿堂入りのため」は資格があるが、どうやら一回限りでなく”ダブルJ”の復帰は続く模様。久しぶりのPPV大会となる6・29『スラミバーサリー』に出陣するのみならず、7・24GFWのラスベガスTV収録大会にはTNAからマグナスが参戦する。
存続危機にあるTNAを、GFWが買収する噂までも飛び出すが、ダブルJの後ろにはカントリー歌手の大物トビー・キースの財力があるだけに、TNAの行方と併せてなにがどう転ぶのか。
▼新日から女子プロ WWEレッスルマニアからTNA完全崩壊まで
現在のわが国のマット界は、本当に読者が知りたい情報が無料のネットや立ち読み出来る雑誌類にはない問題があり、ひいてはそれが、本当の意味での市民権の拡大だの、世間一般への浸透普及を阻んでいる元凶であること。今号は他媒体では無理なインサイド情報の百花繚乱集でお届けする。
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震災のため新日本プロレスの熊本PPV大会が飛んだが、英国のウィル・オスプレイと年間契約した件はオモテに出てないようだ。他では拾えない裏ネタ満載の本誌が業界関係者には必読とされる所以だが、普通に考えるならこの一週間の話題はUFCコナー・マクレガー引退騒動と『RIZIN.1』があり、月曜生TV戦争時代に全米で覚えられた男と戦うチャイナが亡くなったことだろうか。曙の『王道』プロモーション旗揚げ戦は、客入り含めて余り話題にならなかったが、TNAがいよいよ崩壊カウントダウンの報もまた、本誌でしかフォローされてないのは残念だ。さて・・・