By courtesy of Zuffa LLC / Getty Images
5月28日（現地時間）にスウェーデン・スコットホルムで『UFC Fight Night 109: Gustafsson vs. Teixeira』が開催された。
メインイベントはライトヘビー級ランキング1位のアレクサンダー・グスタフソン（スウェーデン 17 勝4 敗）と同級ランキング2 位のグローバー・テイシェイラ（ブラジル26勝5敗）の対戦だ。グスタフソンはこれまで、ジョン・ジョーンズ（当時）とダニエル・コーミエ（現）とのタイトルマッチに挑戦してきたものの、いずれも王座を奪うに至らず、3 度目の正直をかなえるべく次のチャンスを求めてテイシェイラ戦に臨む。対戦相手のテイシェイラもまた、ジョーンズとの頂上決戦に敗れた過去があり、7月に予定されるUFC 214で実現するコーミエ対ジョーンズのライトヘビー級王座決定戦の勝者と対戦する挑戦権をめぐって、グスタフソンとテイシェイラの激しい戦いが期待される。
試合は序盤から得意の右アッパーを主軸に主導権を握り続けたグスタフソンが安定感のあるパフォーマンスを披露。決着は最終ラウンドにもつれ込むも、ここでも右アッパーを皮切りにパンチをまとめたグスタフソンがタフで知られるテイシェイラをTKOで仕留め、会場に詰めかけた大勢の地元ファンを沸かせた。
グスタフソン、試合後のコメント
「全て受け止められた。タフなファイターだ。彼をストックホルムに迎えることができたのは光栄だった」
オクタゴンにガールフレンドのムーアさんを招き入れる。
「俺の子供を授かってくれてありがとう。いつもサポートに感謝しているよ。俺と結婚してくれるかい？」とプロポーズ。「イエス」との返事に会場からは盛大な祝福の拍手が送られた。
また、メインカードにはもう一戦、ライトヘビー級マッチが組まれており、同級ランキング5位のヴォルカン・オーズデミア（スイス13勝1敗）と同級ランキング7 位のミシャ・サークノフ（ラトビア13勝2敗）が対戦した。オーズデミアは今年2月のUFC ファイトナイト・ヒューストンでオクタゴンデビューを果たしたばかりだが、その初戦でトップランカーのオヴィンス・サン・プルーを打ち破る大金星を上げており、一方のサークノフも2015年8月のUFCデビュー以来4連勝中と、将来のライトヘビー級を背負う新星の対決にも注目が集まった。
試合は開始後わずか28秒でオーズデミアがTKOでサークノフを粉砕するという衝撃的な結末を迎えることになった。オーズデミアは2017年2月に行われたUFCデビュー戦でオヴィンス・サン・プルーにスプリット判定ながらも勝利し、突如UFCライトヘビー級5位にランクされたため、その実力は未知数だったが、この勝利によってランカーとしての地位を盤石にした格好だ。
大会や選手の詳しい情報などは、UFC 公式サイトへ
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■ UFC Fight Night 109: Gustafsson vs. Teixeira
日時：2017年5月28日
場所：スウェーデン・スコットホルム
＜ライトヘビー級＞
○アレクサンダー・グスタフソン（スウェーデン）
5R 1分7秒 KO
●グローバー・テイシェイラ（ブラジル）
＜ライトヘビー級＞
○ヴォルカン・オズデミア（スイス）
1R 0分28秒 KO
●ミシャ・サークノフ（ラトビア）
＜ウェルター級＞
○ペーター・ソボタ（ポーランド/ドイツ）
2R 2分29秒 TKO
●ベン・サンダース（米国）
＜ウェルター級＞
○オマリ・アフメドフ（ロシア）
判定 2-1
●アブドゥル・ラザク・アルハサン（ガーナ/米国）
＜ウェルター級＞
○ノーディン・タレブ（カナダ/フランス）
判定 3-0
●オリバー・エンカンプ(スウェーデン)
＜ミドル級＞
○ジャック・ハーマンソン（スウェーデン）
1R 2分0秒 TKO
●アレックス・ニコルソン（米国）
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