オカダが次期挑戦者にケニーを逆指名! 世界を揺るがした1・4ドームメインを6・11大阪城で再現へ。相次ぐ怪我による“危険技議論”にも言及

 3日、新日本プロレス「レスリングどんたく2017」福岡国際センター大会は超満員札止めの盛況の中での開催となった。

 柴田勝頼、本間朋晃らが試合直後からの長期欠場となっていることを受けて、海外では新日プロOBの中邑真輔が「危険な技の応酬を変える時期」との見解を打ち出した。ファンの間に起こるプロレス危険技への議論。危険な技に見合うだけの受け身技術を持っているのがプロレスラーなのか。危険技に頼らなくても観客を魅力できてこそプロレスラーなのか。

 そんな中、セミファイナルは石井智宏とケニー・オメガが、お互いに何度も頭から突っ込む危険な応酬となる。両者とも受け身に長けているからこそできる格闘芸術ではあるから、本人たちにとっては「俺達を見ろ」といったところ。

 メインはオカダ・カズチカvs.バッドラック・ファレ。ファレの巨体の扱いに手こずったものの、オカダはいくつかの得意技投入に成功してIWGPヘビー級王座を防衛している。試合後には「全力で闘うからこそ、怪我をする人も出ます。でも! プロレスラーは超人です!どんな技を食らっても立ち上がります! これからも! 全力で闘って! 皆さんに! 素晴らしい闘いを見せてくからな!!」とのマイクアピールを行った。

 石井・ケニー・オカダが揃って「危険技でも立ち上がっていく」姿勢を見せた福岡大会。「世界中の人たちがオカダvs.ケニー、また見たいらしいぞ」とのオカダの次期挑戦者逆指名により、世界を揺るがした1・4ドームメインが6・11大阪城で再現される流れとなった。

 危険技応酬の大きな起点となった同カードが再試合でどんな試合になるのか。このカードだから特別と受け取るべきか、新日本の象徴的な試合に位置づいていくのか。そのプロセスでレスラーたちはどんな主張をし、どんなスタイルを構築するのか。すべてひっくるめて楽しむべきであり、ファンにとってのプロレスの旅は尽きない。

■濵かつ Presents レスリングどんたく 2017
日時:5月3日(水)17:00
会場:福岡・福岡国際センター 6,126人(超満員札止め)

<第0試合>
●北村克哉 岡倫之
  7分54秒 ヨシタツロック
川人拓来 ○ヨシタツ

<第1試合>
●チェーズ・オーエンズ 高橋裕二郎
  6分53秒 バタフライロック
ウィル・オスプレイ ○YOSHI-HASHI

<第2試合>
獣神サンダー・ライガー ●中西学 永田裕志
  7分06秒 キングコングニードロップ⇒片エビ固め
タイガーマスク タイガーマスクW ○真壁刀義

<第3試合>
●TAKAみちのく エル・デスペラード タイチ 金丸義信 鈴木みのる
  12分20秒 GTR⇒片エビ固め
バレッタ ロッキー・ロメロ 邪道 矢野通 ○後藤洋央紀

<第4試合>
○Cody
  7分31秒 クロスローズ⇒片エビ固め
●デビッド・フィンレー

<第5試合>
○高橋ヒロム 内藤哲也
  9分00秒 TIME BOMB⇒体固め
●KUSHIDA ジュース・ロビンソン

<第6試合 IWGPタッグ選手権試合3WAYマッチ>
[挑戦者組]小島聡 ●天山広吉
  11分43秒 フォールアウト⇒片エビ固め
[第75代王者組]ハンソン ○レイモンド・ロウ
※ウォーマシンが初防衛に成功。
※3WAYマッチもう1組は[挑戦者組]タンガ・ロア&タマ・トンガ。

<第7試合 NEVER無差別級6人タッグ選手権試合>
[挑戦者組]○BUSHI EVIL SANADA
  15分48秒 MX⇒エビ固め
[第12代王者組]リコシェ ●田口隆祐 棚橋弘至
※棚橋&田口&リコシェが初防衛に失敗、BUSHI&EVIL&SANADAが第13代王者となる。

<第8試合 スペシャルシングルマッチ>
○ケニー・オメガ
  23分55秒 片翼の天使⇒エビ固め
●石井智宏

<第9試合 IWGPヘビー級選手権試合>
●[挑戦者]バッドラック・ファレ
  21分47秒 レインメーカー⇒片エビ固め
○[第65代王者]オカダ・カズチカ
※オカダが5度目の防衛に成功。

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