全日抗議「チキン諏訪魔」大仁田厚が諏訪魔に6・8新宿への参戦を要求!中野たむvsブス

 大仁田厚が抗争を繰り広げる諏訪魔(全日本プロレス)に対し、超戦闘プロレスFMW6・8新宿FACE大会に参戦するよう要求した。

 同団体の4・27新木場1st RING大会のメーンイベントで、大仁田は雷神矢口、保坂秀樹とトリオを結成し、“仮想Evolution”ともいえるX&チキン諏訪魔&井上雅央と、「エニウェア・バンクハウス鬼棒電流爆破6人タッグマッチ」で対戦。エニウェアであるため、リング上のみならず、場外、会場の外も戦場となり、あらゆる場所でのフォール、ギブアップも可能な変則ルールだ。

 入場してきた“仮想Evolution”のXはMUTEKIと称する選手で、どこからどう見てもNOSAWA論外。チキン諏訪魔は、着込んだTシャツの前部にマジックで「チキン諏訪魔」と書かれた、なんとも人を食った格好の大型のマスクマンだった。

 試合はのっけからリング内外での激しい乱激戦となったが、開始直後には、チェーンソーを手にしたレザー・フェイス風の大柄の男が現れ、MUTEKI組に加担し、完全に3VS4の構図となった。

 試合を有利に進めた“仮想Evolution”は、チキン諏訪魔が駐車場に大仁田を連れ出して、爆破バットで一撃。大ダメージを負った大仁田は、しばし動けなかったが、リングに戻ると、MUTEKIに机上パイルドライバーを見舞うなど奮闘。さらに、大仁田は駐車場でチキン諏訪魔を爆破バットで、ぶっ叩いて逆襲。完全にペースをつかんだ大仁田は、必殺のサンダーファイアー・パワーボムの連打で、MUTEKIから3カウントを奪い、勝ちどきを挙げた。

 敗れたMUTEKIは「5月の北海道で、(ケンドー)カシンとオレが、オマエをぶっ潰してやるよ!」と捨てゼリフ。5月に予定される北海道3大会(16日・旭川、17日・函館、19日・札幌)では、邪道軍VSカシン軍団の図式となることが濃厚になった。

全日本プロレスより超戦闘プロレスFMWへ抗議文

 バックステージに戻った大仁田は「秋山(準)社長の言ってることが、よくわからない。チキン諏訪魔は諏訪魔選手じゃないだろ? そうだとしたら、諏訪魔選手が“チキン”だと認めることになる。オレも逃げずに、(全日本・Evolution興行)5・28茅ヶ崎に行くから、FMW6・8新宿FACEに、諏訪魔も出てこい! 『チャンピオン・カーニバル』とか知ったこっちゃない。それがルールってもんだ。ウチにも返せ。FMWから全日本に通達を出す。諏訪魔が出てこないなら、茅ヶ崎はボイコットする」と宣告。

 この参戦要求に対して、諏訪魔がどのようなアンサーを出すのか注目されるところだ。


アクトレスガールズBeginning ACT19 2017/4/23
本間多恵 vs 中野たむ

マイクを持つ中野たむは絶叫!「(私が)見えてんのかよ!」

A-rexの観戦記ブログ「A-rex File」より


モンゴルが中野たむを爆破し、両者の遺恨深まる

FMW4・27新木場 ミス・モンゴルと“闘う女優”中野たむの遺恨勃発!


 21日の記者会見で突如勃発したミス・モンゴルと、“闘う女優”中野たむ(Beginning・アクトレスガールズ)との遺恨が、さらに深まった。

「ルックスがいいから」として、大仁田がたむのFMWマットへの起用を決めたことに対し、モンゴルは「かわいいから参戦というのは気に食わない。がんばってるブスは認められないけど、がんばってるかわいい子は認められるというのは納得いかない」と猛反発。一方のたむは「生半可な気持ちでプロレスをやってない。命懸けでやってます」と反論していた。

 当初、たむは5月の北海道シリーズへの参戦も決まっていたが、モンゴルからの“クレーム”により、4・27新木場での一戦がテストマッチとなった。

 同大会で、モンゴルはミス・コハルと組み、米山香織&たむと激突。戦前、モンゴルは「ダメならダメでボコボコにしてやる」と宣言していたが、その言葉通り、たむを殴る蹴る、ムチで引っぱたくなどして、試合は一方的な展開に・・・。最後はモンゴルが必殺のカンバヤCでギブアップを奪い、完勝した。

 試合後、たむは「悔しい。何もできなくて、気持ちの整理ができない。何を言っても負け惜しみになるけど、絶対に逃げません」と言葉少な。

 モンゴルは「偉そうに、『命懸けでやってる』とか言ってるけど、プロレスラーなら、それは大前提。スピリットとか全く悪いわけじゃない。ここで心が折れて、FMWにもう出てこないのか? まだ食って掛かってくるならイジメがいがある。あとは彼女次第。もう少しがんばってるブスを認めてほしい。どんだけFMWに尽くしてきたか・・・。最終的な判断は大仁田さんに任せるけど、まだ参戦してくるなら、とことん潰す」と怒り心頭。

 モンゴルの怒りは、これで収まらなかった。メーンイベントの際、両者はセコンドに就いていたが、爆破起動スイッチが押されると、モンゴルは試合権利もないのに、あろうことか、たむを爆破バットで一撃する暴挙に出たのだ。あまりの破壊力に、たむは半失神。セコンド陣の肩を借りて、控え室へ運ばれてしまった。

 メーンイベント終了後、たむを呼んだ大仁田は「がんばってるブスの怒りか? 強くなりゃいいじゃないか。かわいいから、どうのこうのって言われたくねぇだろ。やってやれよ! 北海道ついてくるんだろ?」と諭した。

 すると、そこにモンゴルが現れ、一触即発状態に・・・。たむが「アンタに何と言われようと、私は北海道に行きます!」と宣言すると、モンゴルは「命懸けてやってるって言うけど、私も命懸けてやってんだよ。ブスだってやってんだよ!」と反論。

 そこで、大仁田が「じゃあ、北海道でとことんやれ!」と裁定を下し、たむの北海道シリーズへの参戦が正式に決まった。

 思わぬところから勃発した、ブスVSカワイコちゃんの“仁義なき抗争”は、北の大地でも、激しい闘いを繰り広げることになりそうだ。

<その他ダイジェスト>

 新井健一郎の挑戦を受けたラテンアメリカ王者のワイルド・セブンは、セコンドを介入させ、レフェリーのブラインドをついた凶器攻撃で攻め立てる頭脳プレーで翻弄。最後はメキシコ仕込みのジャベ、エル・クアトリートでギブアップを奪い、2度目の防衛に成功。
 新井が「これで、アンタに2連敗。また挑戦させてくれとか言えねぇな」と言うと、セブンがチャレンジャーを募集。そこに、同じワイルド軍のワイルド・ベアーが名乗りを挙げ、同門によるタイトル戦が実現する可能性が出てきた。

■ 超戦闘プロレスFMW「傷だらけの堕天使2017」最終戦
日時:4月27日(木) 
会場:東京・新木場1st RING 観衆300人(満員)

<20分1本勝負>
○ワイルド・ベアー、大野“ワイルド”翔士(9分37秒、体固め)●雷電、友龍
※バックドロップ

<30分1本勝負>
○五所川原吾作、ショッカー(9分43秒、体固め)下田大作、●藤井健一
※ジャンピング・ネックブリーカードロップ

<ラテンアメリカ選手権試合 60分1本勝負>
<王者>○ワイルド・セブン(9分2秒、エル・クアトリート)●新井健一郎<挑戦者>
※セブンが2度目の防衛に成功

<FMW女子プロレス 30分1本勝負>
○ミス・モンゴル、ミス・コハル(13分3秒、カンバヤC)米山香織、●中野たむ

<45分1本勝負>
○黒田哲広、鈴木鼓太郎、HASEGAWA(13分28秒、片エビ固め)リッキー・フジ、佐野直、●佐藤恵一
※最高ラリアット

<大仁田引退カウントダウン~エニウェア・バンクハウス鬼棒電流爆破6人タッグデスマッチ 時間無制限1本勝負>
○大仁田厚、保坂秀樹、雷神矢口(14分34秒、エビ固め)●MUTEKI、チキン諏訪魔、井上雅央
※サンダーファイアー・パワーボム

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