[週刊ファイト4月27日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼賭け八百長試合が表面化～韓国ソウル95年11・27UFC FIGHT NIGHT
by タダシ☆タナカ
・ギャンブル・ブローカーは対戦相手のレオ・クンツの勝利に2億ウォン（約1900万円）
・「ガチで闘う決意をする」は短絡ではないか？ 1976年のアリ猪木の世間定説と本誌分析
・本誌特派員現地取材メモによる試合評と疑問点～究極のシュート活字が狼煙を上げた！
・The Las Vegas Review-Journalの報告による真の勝者とは？
・バン・テヒョン（ハン・スーファン）の過去戦歴
UFCが警察沙汰になった八百長発覚で揺れている。八百長と言っても色々ある(笑)。このケースは要するにUFCがラスベガスの賭けの対象になっているから起きた。韓国のや●●さんが元DEEPライト級王者、戦極でも2試合連敗したバン・テヒョン（ハン・スーファン）に$88,000出すから（業界用語で）「diveしろ」と持ち掛けたカードで、賭けのオッズが前日に大きく変動したことから疑惑が指摘された。
ギャンブル・ブローカーは対戦相手のレオ・クンツの勝利に2億ウォン（約1900万円 ドル$176,000）を賭けたとされ、結果が逆だったことでテヒョンは命を脅かされることとなり、警察に駆け込んで事情をぶちまけた経緯のようだ。
これでバン・テヒョンは1億ウォン（現在のレートで約950万円 ドル$88,000）を受け取り、自身も半額である5000万ウォン（約477万円 ドル$44,000）をクンツに賭けた。しかし、主催者UFCはラスベガス本拠の運営会社だからバカではない。テヒョンが-165（1.61倍）から+385（4.85倍）、クンツが+155（2.55倍）から-450（1.22倍）とオッズが大幅に変動した情報はすぐに運営本部にもたらされ、マネージャーが呼び出しをくらっている。
そして「ガチで闘う決意をする」と一部で活字にされているが、果たしてそうなのか？ 世の中の仕組みをわかってない自称ネット論客が活字にするのはそこまでだ。本誌は本家ジャーナリストを集結させており、具体的な手口にも詳しいだけに、この世界のルールに従えば、半額を賭けるのは半ばや●●さんの念書のカタであることを知っている。
しかも、笑ってはいけないのだが、結局バン・テヒョンが試合に勝ったからより話が複雑化した。なにしろ、「ブローカーから29-28で判定負けすることが条件」ともなっており、バン・テヒョンはそこまで出来る本物の裏強豪にして、過去にもDive実行を実証済みのベテランさんであったことも二重に発覚したことになろう。
15年12月10日号谷川貞治巌流島市来-本間曙王道RIZIN茨城清志G浜田特集UFC韓国
▼11・27韓国UFCオリンピック・パーク12156人満杯熱いお客さん！
秋山成勲不運 べンヘン、キム・ドンヒョン、ハム・ソヒ勝利
現地特派員：安部雅 西原みき
・Time To Say Good Byeソウル満開”チュ ソン フン”大コール凱旋
・小兵ハム・ソヒ韓国-米国コートニー・ケイシー$5万追加ボーナス
▼11・27韓国UFC 現場からの生の声
構成：編集部
▼UFC韓国オリンピック・パーク満杯！秋山成勲不運 べンヘン、キム・ドンヒョン、ハム・ソヒ勝利
＜ライト級／5分3R＞
○バン・テヒョン（韓国）
判定2-1(29-28/29-28/28-29)
●レオ・クンツ（米国）
▼五味隆典はDEEP王者ハン・スーファンと対戦 ８・２４戦極カード発表（2008年7月24日記者会見）
2008年8月24日『戦極 〜第四陣〜』さいたまスーパーアリーナ リングネームはハン・スーファン
▼戦極~第四陣~燃える魂、出陣。ライト級グランプリーへの布石。