キング・モーがランペイジ・ジャクソンに判定勝ち!ベラトール174

(C)Bellator

 3月31日(現地時間)にオクラホマ州タッカービルで『Bellator 174: Coenen vs. Budd』が開催された。
 BELLATOR(ベラトール)は、アメリカを本拠地として2009年に設立された、総合格闘技団体。本国アメリカでは「スパイクTV」で放送され、設立わずか7年で世界第2位の団体に上り詰めた。ド派手な演出やファンの心を鷲掴みにするマッチメイクは、スポーツライクな路線を突き進む他のプロモーションとは一線を画している。そして、日本でもインターネットテレビ局「AbemaTV」(アベマ・ティーヴィー)と正式契約し、毎大会、生放送も開始され盛り上がっている。
 今大会はビッグマッチでメインにはクイントン・ジャクソンとキング・モーという日本でも馴染み深いメジャー選手同士の激突となった。この両者は過去に対戦しており、その時はジャクソンが判定勝ちしている。試合は1R、モーがテイクダウンを奪いポイントを稼ぐが、2Rはジャクソンの重いパンチがモーを捕らえダウン寸前に追い込み盛り返した。そして3R、モーが渾身の力を振り絞りジャクソンを金網に押し込み、テイクダウン、バックを奪う執念の攻撃で最終ラウンドをモノにする。結果、モーが判定勝ちしてリベンジに成功した。試合後にライアン・ベイダーとの対戦が決定し、ベイダーもケージに入り、モーと試合の約束をした。

 更にあのセルゲイ・ハリトーノフも登場。ハリトーノフは鳴り物入りでベラトール入りしたのだが、2016年に行われたベラトールデビュー戦ではハヴィ・アヤラにkO負けを喫しており、再起戦に挑む形にある。対戦相手はRFA、タイタンFCを経てベラトール入りして活躍しているチェイス・ゴームリーだ。試合は手数を出すゴームリーに対し、プレッシャーをかけるハリトーノフだが、なんとゴームリーのパンチラッシュを食らって棒立ちになる場面も見られた。あわやと思われたが、最後はハリトーノフがゴームリーの金網に追い込み右ストレートから右アッパーでダウンを奪いハリトーノフがKO勝ち。見事にハリトーノフが復活勝利となった。

■ Bellator 175: Rampage vs. King Mo 2
日時:2017年3月31日(現地時間)
場所:アメリカ・イリノイ州ローズモント

<ヘビー級>
○キング・モー(米国)
 判定 3-0
●クイントン“ランペイジ”ジャクソン(米国)

<キャッチウェイト(149ポンド)>
○エマニュエル・サンチェス(米国)
 判定 3-0
●マルコ・ロウロ(ブラジル)

<ヘビー級>
○セルゲイ・ハリトーノフ(ロシア)
 1R 3分55秒 KO
●チェイス・ゴームリー(米国)

<キャッチウェイト(148ポンド)>
○ノアッド・ラハット(米国)
 2R 3分50秒 リアネイキドチョーク
●ロイド・カーター(米国)

<ライト級>
○スティーブ・コゾラ(米国)
 1R 0分28秒 KO
●ジェイク・ロバーツ(米国)

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