[週刊ファイト3月23日号]テレ朝『プロレス総選挙』の余波続く~WBC視聴率25.2%のあと4.8%

[週刊ファイト3月23日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼テレ朝『プロレス総選挙』の余波続く~WBC視聴率25.2%のあと4.8%
 タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
・なぜ番組は様々な議論を呼んだのか?~プロレスファン市場分析考
・I編集長の登録商標(笑)なのに軽々しく「活字プロレス」を使うべからず
・猪木やタイガーマスクが選ばれるという企画段階の制作陣の読み
・アンケートのタイミングと、答える時間の猶予によって左右されるランキング
・昭和プロレス至上主義にどう風穴を開けるのか!テレ朝第二弾の願い

―― 今週は、どの大会がどうたらよりも、やはりテレ朝の『プロレス総選挙』が、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の大延長もあって、やはりファン最大の話題だったんですかねぇ。

オフレコ 先行発表した記名記事のほうで、「視聴率4.8%は、東京ドーム大会と比べて健闘」とか書いてしまっているけど、この『総選挙』シリーズは10%とか取ってる番組らしいんで、あんまり美化してもいけないなぁ。

―― まして、WBCが視聴率25.2%、瞬間最高視聴率が11時05分の32.6%というから、正直たまげてしまいます。要するに、前の番組の視聴率が高いと、そのまま次の番組も下駄をはかせてもらえるというのに、まるで持続できなかった。健闘と書いてしまうのは誤報だったとの議論さえ成立してしまう。

オフレコ ここで日曜ゴールデンにやって、ややはったりにせよ「プロレス再ブームなんだ」と煽る青写真だった(笑)。フジテレビのRIZINに「レ、レ、レヴェルが違うんだよ」と数字を見せる目論見があったんでしょ。でも、頼みのリード番組が余りに長い不運に見舞われた。

―― それにしても、日本-オランダ戦は異常というか、11時台になって瞬間最高を記録しているから、ネットなどで「死闘展開中!」を知って、慌ててチャンネルつけた方も多かったことになります。実際、金曜10日、同じテレ朝の日本-中国戦は18.0%でしたから。

オフレコ プロレスファンがチャンネル合わせたから、視聴者が増えたという分析にはならんもんかねぇ。

―― いや、そんなこと言ったら笑われます。

オフレコ やはり「健闘した」と評してはいけないのかな。う~む。

―― でも、ファイトクラブに先行発表した原稿、好評ではあります。ただ、「テレビなんかやらせに決っとるやないか!」の冷静な分析は専門誌記事の模範なんですけど、今のファンは無料のネットで足りていると思い込んでいる問題があり、情報商材箇所まで目を通してくれている絶対数が少ない課題が残ります。

オフレコ そのネット掲示板なりSNSで盛り上がっている連中の、見当はずれの野球批判だの、ランキング疑問を無視する訳にもいかないかと。

―― タブーなく掘り下げられるのは本誌だけ。業界に余波が続いてるんだから、巻頭記事ネタも引き続きコレです。

オフレコ また、ニッチな村社会の価値観の連中に、あ、英語ではニーシェの発音だけど・・・さらにニッチな意見を出しても煙たがれるみたいなことを言われたこともあるけど。

―― 正しく全体像を伝えること、そして嫌われようが正論を活字にするのも専門誌の役割です。

なぜ番組は様々な議論を呼んだのか?~プロレスファン市場分析考

オフレコ 今回の問題はシュマーク連中が、スマートに向かって「お前らなんか、ごくごく少数なんだゾ」と、web仲間ともども自分たちのほうが多数派だと思い込んでいるのと同じ構図なんだけどね。
でも、市場の全体像からしたら確かにスマートは1%以下かもだけど、圧倒的な多数派は7、8割を占めるマーク、一般大衆のファン層なんやで。シュマークだって少数派なんやから。普段の総選挙シリーズで10%の視聴率というのは、お茶の間が観た、世間が相手ということやから。

―― 機会を逃した不運はやはり悔やまれます。でも、力道山や全日への配慮の指摘は鋭かったです。今すぐ月額999円のファイトクラブに入るべきだと強調しましょう。

オフレコ 写真に「リキ・エンタープライズ」とクレジット出てたやろ。ママさんがまた注文つけたのは業界関係者ならすぐわかった。

―― でも、ファンというのは変なところに反応してます。棚橋弘至がTwitterで「余計なお世話かもしれないけど、中邑も6位な」とつぶやいたからと、「海外WWE所属による権利関係で外さざるを得なかったのかも。棚橋のtweetは“ほぼ同順位”だったことの示唆だろうか」なるブロガー分析もありました。

オフレコ そりゃない。そこまでインチキする意味がない。新日時代の中邑真輔の映像を使ってはいけないとWWEが止める権利はない。棚橋は、番組での紹介のされ方がプロレス不遇の時代を支えたというモノだったので、だったら自分だけじゃない、同志の中邑だってがんばったと、海の向こうにエールを送っただけやろ。
(以上、月曜3月13日深夜、ファイトクラブ公開後に収録。以下、第二収録は水曜15日)

I編集長の登録商標(笑)なのに軽々しく「活字プロレス」を使うべからず

―― タナー(棚橋弘至)が「これは気持ちの部分です。酔ってツイートは気をつけよう」と発信したことで、日付が水曜になってから(火曜深夜)、「カクトウログ」は認識が間違っていたとブログ更新してました。

オフレコ それ読んだ。僕はむしろ、そのエントリーにあった、どっか別の論客(編集部注:プロ野球死亡遊戯)が、『もはや活字プロレスの「行間を読む」文化は消えてしまったのか?書き手としては考えさせられる』とツイートしている方が気になった。
あれ? このライター、Twitter上でのファンの反応や「カクトウログ」などブロガーを媒体として認めるのかと情けない。

―― 取材する記者じゃないネット人種なんだから、まだまだ色んなことわからないまま好き勝手に書いてるだけなのはしょうがない。

オフレコ あげつらう対象じゃないだろ、と。僕は、知ったかぶった講釈垂れてるその論客の方を問い詰めたい。

―― そのブロガー(プロ野球死亡遊戯)、「活字プロレス」というI編集長の登録商標(笑)を持ち出すなら、ちゃんと週刊ファイト定期購読してるのかと。そっちが気になったということですね。

オフレコ その通り。こっちは番組にファンが騒いでいるのがわかったから、専門媒体の使命も含めていち早く正攻法で取り上げた。でも、有料だからと多くには読まれてない悔しさがある。

―― まぁ、タナーだって「カクトウログ」読んでたってことですから。フォロー数の多いSNSなり、有力ブロガーを無視するのもオカシくなる現状があります。

オフレコ しかし、その論客(プロ野球死亡遊戯)含めて、無料のネットで足りているとなっている全体像が困ったことだと。すぐに卒業してしまうファンばかり使いまわしにしている日本の構造的欠陥論に繋がるから。

―― 軽々しく「活字プロレス」使うな、と。ちゃんと本を買って読みなさいとか、ファイトクラブの記事にも目を通してから発言しないと、プロレスを語るライターを名乗る資格はありません。

オフレコ 困ったことに、許可を得ずにレスリング・オブザーバーの有料記事箇所を、翻訳だから許されるとでも思ったのか、勝手に出しているブロガーもいる。こういったことも無料のネットで足りると思われてしまう要因なんだが、浅いファンばかりになってしまい卒業するサイクルも早い。
ブロガーらのスポーツ芸術理解度を嘆く前に、彼らが有償のまで読もうとしない課題は大きい。

―― 本誌は月曜にはファイトクラブで、『プロレス総選挙』のきっちりした分析記事を発表してるから物申す資格はあるだろう、と。

[ファイトクラブ]視聴率4.8%~無念!ゴールデン放送予定のテレ朝『プロレス総選挙』12時13分から


記事の全文を表示するにはファイトクラブ会員登録が必要です。
会費は月払999円、年払だと2ヶ月分お得な10,000円です。
すでに会員の方はログインして続きをご覧ください。
ログインして続きを読む