ボラドールJr.とカベルナリオが優勝！CMLL 金曜日定期戦！

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　2月24日（現地時間）にメキシコ・アレナメヒコで『CMLL 金曜日定期戦』が開催された。
　今大会では、トルネオ・インクレイブレ・デ・パレハス2017の決勝が行われた。このトルネオ・インクレイブレ・デ・パレハスは、テクニコ（善玉）とルード（悪役）がタッグを組む特殊なトーナメントだ。それも、抗争中の相手同士で組まされる為、普段は激しくやりあっている憎い相手と協力しあうという事になる。それゆえ、むしろ、相手のタッグチームよりも、パートナーと上手くやれるかが勝利とカギとなっている。
　メインで行われた決勝戦では、予選を勝ち上がってきたボラドールJr.、バルバロ・カベルナリオ
とウルティモ・ゲレーロ、エル・バリエンテで争われた。それぞれテクニコとルードで組んでいるので仲間割れをしない方が勝利に近づくという形で、通常の実力とは別の要素が強くなっている。試合は、ゲレーロとバリアンテが同士討ちするなどあったものの、仲間割れせず激しい空中戦を展開。そしてボラドールJr.がバリアンテからフォールを奪えば、そのボラドールJr.をゲレーロがゲレーロ・スペシャルで仕留める。そこでカベルナリオがゲレーロからジャベでタップを奪い、カベルナリオが勝ち残りで、ボラドールJr.とカベルナリオの優勝となった。同じルードながら明らかに格上のゲレーロから1本奪ったカベルナリオは快挙を成し遂げ、そして試合後は4人が握手し、ノーサイドという清々しい結末となった。

　セミファイナルでは、CMLLの殿堂入り興行「オメナヘ・ア・ドス・レジェンダス」のメインで遂にマスカラ・コントラ・マスカラ（敗者覆面剥ぎマッチ）が正式決定したディアマンテ・アスールとピエローがタッグで激突した。ロス・インゴベルナブレスのピエローが度重なるマスク剥ぎの反則をアスールに繰り返した為、アスールが激怒。遂にマスカラ戦で決着をつけることになったが、その前哨戦という形だ。試合は当然、アスールの入場中にいきなり襲いかかるロス・インゴベルナブレス。なんとマスクを剥ぎ取りアスールは控え室に戻ってしまうという事になった。それでも新しいマスクをかぶっても戻ってきたアスールだが、ピエローが更に凶器攻撃で攻め続ける。そのまま3人がかりで攻撃してインゴベルナブレスが1本先取。更に集団で攻撃を繰り返すインゴベルナブレスに、アトランティスとコルレオーネがルーシュとヨシ・タツを蹴散らし、リング上ではアスールとピエローの1対1に。そしてアスールの怒りが爆発。ピエローを叩きのめしマスクを剥いでしまったのだった。当然、反則負けになるも、勝ち誇るテクニコ勢。この抗争はマスカラ戦まで続きそうだ。

■　CMLL アレナメヒコ金曜日定期戦
日時：2017年2月24日（現地時間）
場所：メキシコ・アレナメヒコ

＜トルネオ・インクレイブレ・デ・パレハス2017＞
○ボラドールJr.、バルバロ・カベルナリオ
　2-1
●ウルティモ・ゲレーロ、エル・バリエンテ

＜6人タッグマッチ＞
○ルーシュ、ヨシ・タツ、ピエロー
　2-0
●アトランティス、マルコ・コルレオーネ、ディアマンテ・アスール