週刊マット界舞台裏’10年08月27日号

 当初、マスコミに伝わっていなかったともいわれる、プロレスリング・ノアの9月シリーズ『Shiny Navig.2010』最終戦、9・26日本武道館大会。
 三沢光晴一回忌興行がディファ有明、旗揚げ10周年記念イベントが有明コロシアム&ディファ有明で行われたことを考えると、このタイミングで武道館大会を行うというのは戦略的にチグハグな印象を受けるが、「ノアはまだまだ死なないぞ」というところをアピールするには十分過ぎる聖地への“復帰”である。
 ただし9・26は現在対抗戦を行っている新日本プロレスが神戸ワールド記念ホールでビッグマッチを開催するため、選手を大量に借りるのはほぼ不可能。大会の目玉なしに武道館大会を開催するのは、かなり厳しいと思われるが、その9・26武道館に“あの男”が出場する可能性が出てきた。それはノア・ファンにとって朗報ともいえるものだ!

 8月5日号で昭和のプロレス記者と団体とのゆ着を報じたところ、ある愛読者は「やっぱりターザン(山本)ほどのカネをもらってた記者はいないのか。ターザンはけしからん男だ!」と言ったという。
 ところが、井上譲二記者はある記者が某団体から、千数百万円もの大金を受け取ったことをそのときは書かなかったのだ。それはなぜかというと、厳密に言えば、団体からその記者への“ワイロ”ではないと考えたからだ。
 
しかしミルホンネット側から「ワイロでなければ、なおさら書いてもらいたい」との要望を受け、今回思い切って暴露することにした! さて、そんなオイシイ思いをしたヤカラとは誰か? あの人から可愛がられたのは、ターザン山本氏だけではなかったのだ!

 8月18日発売の東京スポーツの報道によると、アントニオ猪木率いるIGFが中国の投資家集団とタッグを組み現地に合併会社『IGF武林風(ウーリンフォン)プロレス有限公司』を設立。12月5日には中国・河南省鄭州で大会を開催するという。
 あのWWEも今回の日本ツアー(8・20&21両国国技館)の翌日に、上海万博でプロモーション的なイベントを行うほどだからビジネスとして成り立つ可能性は十分ある。いや、すっかり高度経済成長を遂げた中国だけに当たればデカイ!
 だが、旧・新日プロの元幹部らは「どうせ持ち出し(赤字)に終わるでしょう」と猪木の中国進出を冷ややかな目で見守っている。そこで井上記者がIGFの中国進出が成功するかどうか、徹底取材を元に分析をした!
 今週の『マット界舞台裏アーカイブス2009』では、その破天荒な発言、行動が問題になるものの、自分から離れていった人間に対しては寛容なアントニオ猪木について。猪木は自分のことをボロクソ言われて去っていった者に対しても、その後恨みなど残さず復縁する器量の大きさも有名だ。
 そんな寛容な猪木が、ある酒の席で本当は嫌いな人間が、実は2人いることをポロッと吐露したというのだ! 「どうってことねぇよ」ですべてを済ませる猪木を、本気で怒らせた人物とは誰なのか? これぞ本当の裏情報であり、元『週刊ファイト』の井上記者だからこそ入手できた秘話中の秘話と言っていいだろう。猪木信者は必読だ!

 

今号のファイト!ミルホンネット編集部担当ページは、まず、1997年8月16日に不幸にもリングで命を落とした、29歳という若さでこの世を去ったレスラー、プラム麻理子の追悼試合を行ったOZアカデミーをレポート。井上貴子、アジャ・コング、豊田真奈美、尾崎魔弓、ダイナマイト関西と女子プロレスの超大物がずらりと顔を揃えたこの大会。メイン終了後の関西がプラムの遺影を抱きかかえたシーンまで、あますところなく豊富な写真と記事で追っている。こうした東京以外での大会レポートは貴重であり必見だ。貴子のいじわるな表情がセクシーでもある。

 そして、海外情報に強いミルホンネット。今週はWWEのサマースラムに日本公演も重なるとあってWWE大特集。解雇されたのはアングルかガチが大論争になっていたブライアン・ダニエルソンがサマースラムで復活、その裏事情も含めて特集している。プロレスの仕組みを書けず、試合経過しか書く事が出来ない日本の既存マスコミと違い、タブーなくシナリオに関しても論じている。日本語でこういった記事を読めるのはミルホンネットだけだろう。
 更にランス・ケイドの訃報、そしてケイドの盟友レネ・デュプリの海外では普通に知られているが、日本ではタブー扱いなのかまったく報じられる事のない裏事情がいくつも紹介されているのだから、その情報量の凄さに、読んだものは驚愕すること間違いなしだ。
 海外情報局もUFC、Strikeforceなど大きなイベントだけでなく、WEC、Bellator FC、PWPなど北米のMMA大会、それにプロレスも忘れずホーガンが姿を見せたTNAに関しても詳細に解説している。

 バックナンバーも売上急上昇! この機会に是非ダウンロードしてお読みください。

<今週の見出し>
▼急遽開催が発表されたノア9・26日本武道館大会で、あの男が復帰か!?
▼T・山本氏以外に、某団体から千数百万円もの大金を受け取った記者がいた!
▼IGFの中国進出は成功するのか!?

<アーカイブス2009>
▼なかなか本音を言わない猪木が、実は大嫌いな2人のレスラー

<ファイト!ミルホンネット編集部>
▼8.15OZアカデミー大阪大会 『プラムの花咲くOZの国2010』観戦記
by 西尾智幸
▼ブライアン・ダニエルソン解雇騒動は計画通り!
Nexus軍が存在誇示〜8・15『WWE SummerSlam』+両国大会直前分析

▼全日参加直前 ランス・ケイドが心不全で急逝

▼東京在住 新婚レネ・デュプリの誓い 関川哲夫『醜いアヒルのワルツ』

タブー満載企画<海外情報局vol.51>
UFC生放送 TNA大抗争勃発 ベラトール他、北米新興団体の百花繚乱
・『UFC 120 in London』生放送決定 ノゲイラ欠場ミルコ代役ミア激突
・TNA iMPACT!ホーガン再登場 ECW抗争開始もヘイマン爆弾発言
・PWP主催『War on the Mainland』Tシルビア復活 Jパルヴァー無残
・藤井惠ベラトールFC第3シーズン ロンバートがジョシュに挑戦状
・『Strikeforce: Houston』キング・モー防衛戦 ボビー・ラシュリー登場
・『WEC 50: Cruz vs. Benavidez 2』バンタム級ドミニク・クルーズ防衛

★合わせて読めばさらに楽しめる!
大入り大成功に見えた新日プロ『G1』の舞台裏
丸藤の無期限欠場による新日とノアの裏事情と、蝶野が新日と絶縁した可能性
噂の問題作!これがプロレス団体スタッフの内幕だ!
8月の両国三つドモエ興行戦争を制するのは?
『G1』に潮崎&丸藤を出すノアのメリットとデメリット

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ノア9・26日本武道館大会に出場する可能性が出てきた“あの男”に迫る!

週刊マット界舞台裏'10年08月27日号

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