評伝ブルーザー・ブロディ 超獣の真実~暁に蘇れ

【真実を貫いた男】
ブルーザー・ブロディの栄光と悲劇は、プロレス史上もっとも記憶に残り、プエルトリコの惨劇から21年たった今もなおファンの胸に宿り続けている。筆者・関川哲夫はプエルトリコの惨劇の夜、ブロディと一緒に飲みに行く約束をしていた。あまり知られていないことだが、公私に渡ってブロディともっとも親しく付き合った日本人は、ジャイアント馬場やアントニオ猪木でもなければ、世話を焼いた後見人の類などではなく、間違いなくミスターポーゴなのだ。セントルイスでは抗争、プエルトリコに移住してからは泊まってくれる間柄。超獣ブロディは人生について語り合うポーゴにとっての兄貴のような存在だった。「兄貴が筆者に残された未完の仕事を託したように感じられたこともあり、作家として挑戦してみることにした」というのが執筆動機になる。

【過激過ぎた友よ、静かに眠れ】
日本の専門誌ではケーフェイのために描けなかったことまでを詳細。ブッカーとは試合内容や取組を決める責任者のこと。フィニッシュとは、プロレス用語で試合を終わらせる事やその段取りを指す。88年7月16日土曜日、バイヤモン球場のシャワールームで血の雨が降る。レスラーにしか記すことのできない現場監督と選手のやりとりまでも完全収録。業界の舞台裏に関するタブーなしで、地獄絵図に至る「暴虐のレクイエム」経緯をドキュメント!

【インテリモンスター★遥かなる瞬間(とき)】
本書は、著者が「俺様=ブロディ」となり代って語る形式を採用しています。そのほうが、ブロディの本音を自由に出せると考えたからです。ブロディがプロモーターにとって扱いにくい選手だったことはよく知られていますが、具体的にどう試合を変えたのかまでは、レスラーにしか記せません。セントルイス、キール・オーディトリアムでのリック・フレアー戦など、これまでの文献では発表されたことのない衝撃の舞台裏が明かされていきます。これまでのブロディ関連の書物に不満だった皆さま、ついに真打登場です。

史実では読み取れない“真実”の叫び!

<感動と絶賛の嵐!>
【革命児ブロディこそ真のヒーローだ!】
レスラーとしてリングの上で闘う超獣ブロディの本能と独自の哲学(プライド)。
その一方で、家庭人として妻子を愛する素顔のフランク・グーディッシュ。
その葛藤の中で、ゴングの澄んだ音色に魅了されたレスラー人生。

アメリカ国内のプロレス界が激動する時代に生きたブロディ。
彼の死はある意味殉死だったのではないかと感じました。
この本はポーゴさんでなくては書けなかった本です。
ブロディさんは自分の真実を今ポーゴさんの本で伝えられて、20年経って鮮やかにみんなの心に蘇ったことを喜んでいると思います。
この本がまた書籍となり、日本国内に留まらず全世界のブロディファン、プロレスファンにも読んでもらえることを願って止みません。
素晴らしい作品をありがとうございました。 (みゅう)

【嵐を駆け抜けた男の生涯】
法律家を目指していた正義感の強い男が、悪役だった!?
本物の悪役とは、一流のヒールとは? 本書はぐちゃぐちゃの世の中に送る希望のメッセージ、正義の叫び、超獣の咆哮なのだ。(山崎)

【悪役に学べ! 揺らぐことなき信念の岩となれ】
私の応募した『超獣 永遠の詩(とわのうた)』は採用されませんでしたが、読んでいて「天国への階段」が聞こえてきます。
ポーゴさんが笛吹きとなって、長年のファンの疑問を晴らし道筋を立てて考えるように仕向けてくれます。Ooh, it really makes me wonder.
しかし、イングヴェイ・マルムスティーン新作『Perpetual Flame』が小見出しを構成するという複雑な二重構造に気がつく音楽マニアは、少数かもです。裏に隠された意味は、「俺様だけが知るインテリジェンス・モンスターが生きていたら、ネオクラシカルの様式美メタルに到達した」という比喩なんでしょうか。やはりリッパー・オーウェンズの魂の叫びに、鎖の絆と誓いが伝承されたという解釈なんですかね。深過ぎるようにも思えました。
あの、嵐に呑み込まれる夢の描写が忘れられません。ポーゴさんは本物の作家だと思います。(Rising Force)

評伝ブルーザー・ブロディ 超獣の真実~暁に蘇れ

商品コード misterpogo021

価格 1,680 円

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